ハマの定番おやつ パティシエールの独自の世界感が凝縮された「和がし 葉な」
横浜ウォーカー

鎌倉でパティシエールとして活躍したのち、葉山にオーナー店「和がし 葉な」をオープンさせた福島和子さん。彼女のセンスとこだわりが詰まったこのお店で作り出される和菓子は「美しすぎる!」と評判だ。またパティシエールだった経験を活かして作られた洋菓子も人気。製造も接客も福島さん一人で行っているため、日によっては途中で品物がなくなってしまい、再びお菓子づくりをするということも……。


ひっきりなしに客が訪れる大人気店となった秘密をさぐりつつ、定番人気ベスト3のお菓子を紹介!

第3位 3種のチーズが絶妙にマッチした「レアチーズタルト」

果たしてこれは洋菓子なのか?はたまた酒のあてなのか?なんとも形容しがたい「レアチーズタルト」(1個200円)。エダムチーズ、クリームチーズ、ゴルゴンゾーラが三位一体となり、チーズ好きにはたまらない仕上がりに。ほんのりとした酸味と甘味が上品に調和し、サクッと焼き上げたタルトに包まれる。「焼き上げた時は、サクサクした歯触りですが、時間が経つに連れタルトがしっとりしてきて、チーズと一体化してきます」と福島さん。
2個買って時間差で食べれば、違った味わいを楽しめるはず。ワインや日本酒などのつまみにもいい!
第2位 エレガントなたたずまいの「黒糖クリーム入りの大福」

せみの羽のように、薄くはかない、「黒糖クリーム入りの大福」(1個200円)の美しい皮の中に包まれているのは黒糖クリーム入りの粒あん。福島さんのこだわりは素材選びにも反映されていて「できる限り自分の目で確かめて、いいと思ったものだけを使っています」とのこと。あん作りは、店の奥のキッチンで、北海道産の小豆をじっくりコトコトと煮ることから始まる。黒糖は沖縄八重山本黒糖を使用。見た目も優美だが、口に入れるといっそう優雅な気分になる。甘いものが苦手な人にもおすすめしたい一品だ。
第1位 神奈川の卵「はまっこ」が味わい深い「プレーン生どら焼き」

堂々の第1位は「プレーンの生どら焼き」(1個180円)。福島さんがひとつひとつ銅板の上で焼き上げた皮は、ふわふわの感触。

素材は北海道の小麦粉と小豆、地元神奈川の「はまっこ」の卵を使用している。

運がよければ焼きたてのアツアツを食べられ、「どら焼きってこんなにおいしかったっけ?」と感動するはず。テレビ番組で紹介されてからは、閉店前に売り切れてしまうことが多いので、「食べたい!」と思ったら早めに行くべし!ちなみに、同店以外では、箱根・岡田美術館の「開化亭」でも販売されている。


和と洋の菓子を極めたオーナーの生み出す和菓子の数々。和菓子好きはもちろん、洋菓子好きの人にも訪れて欲しい名店だ。【取材・文/東野りか、構成/奥村沙枝奈、撮影/奥西淳二】
奥村沙枝奈
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