イケメンレーサー千代勝正さんに聞いた!サーキットの楽しみ方とは?

東京ウォーカー(全国版)

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国内最高峰の自動車レースである「SUPER GT」。そのトップカテゴリーであるGT500クラスと「スーパーフォーミュラ」の両方に今年参戦するのが、注目のイケメンレーサー千代勝正さんだ。今年の意気込みのほか、レースの楽しみ方や見どころを余すことなく聞いてきた。

普段から車にはよく乗るという千代勝正さん。友人とバーベキューやキャンプに出かけることもあるそうだ


———国内外のレースで活躍されている千代さんですが、レース活動を始められたキッカケはなんだったのでしょうか?

千代:子どものころ、ちょうど「グランツーリスモ」っていうゲームが出た当初で、よく友達と遊んでいました。それまで何をやっても中途半端だったのですが、周りと比べてすごく上手い(笑)。それで、唯一、車だけは周りよりも上手いかもしれないなと思いました。ただ車の運転はしてみたいけれど、免許を取るまでにはまだ時間があった。それで15歳の時にカートを始めました。だから、車の免許を取るまで待てなかったというのが最初のキッカケですね。

———2年前からGT500に参戦されていますが、GT300とは何が一番違うのでしょうか?

千代:車が違うので当たり前なのですが、スピードが全然違います。とくにコーナリング性能です。ダウンフォースといって、高速でコーナーを走らせるために、風の力で車を地面に押さえ付けるのですが、その力がはるかに高いので、コーナリングのスピードがGT500の方がGT300よりもワンランク高いですね。

———今年はこれまでと参戦するチームが違いますが、心境の変化はありますか?

千代:デビューからこの2年間、MOLA(モーラ) というチームでずっとお世話になってきましたので、MOLAに育ててもらったという感謝の気持ちがあります。そして、MOLAでできなかった優勝を新しいチームであるB-Max(ビー・マックス)で達成することが、MOLAのみんなに対しても恩返しになると思っています。

【写真を見る】心機一転、新たな決意のもと、2018年シーズンに挑む千代勝正選手撮影者 : 南 博幸


B-Maxは僕がF3時代に一緒に戦ったことがあって、チームメンバーは昔からよく知っている信頼できるメンバーです。監督は名レーサーだった長谷見 昌弘さんです。長谷見さんもF3時代にお世話になった監督です。B-Maxは今年がGT500参戦初年度なので緊張感があってピシッとした雰囲気で、新たに「行くぞ!」って感じがします。そういう意味で、今年はいっそう気の引き締まる気持ちで臨むシーズンです。

———少しお話の最後にもありましたが、あらためて今年の「SUPER GT」への意気込みを聞かせてください。

千代:本山選手とコンビを組んで3年目のシーズンになるわけですが、この2年間はやっぱり結果が出せなかったという思いがありますので、今年は2人のコンビでの集大成と思って、しっかり結果を出したいし、優勝、そしてチャンピオンを目指して戦っていきたいです。自分ももう若手ではないので、プロとして結果を残したい。毎年レースをやっている以上、勝負じゃない年はないのですが、今年はさらに気合いの入るシーズンという意味で本当に楽しみですね。

———「スーパーフォーミュラ」参戦も発表されましたが、「SUPER GT」とはどのような違いがありますか?

千代:今年で言えば、「スーパーフォーミュラ」はタイヤが2種類に変更されて、グリップ力の異なるソフトタイヤとミディアムタイヤをレースで必ず履かなければいけなくなりました。今年は去年よりソフトタイヤの寿命が短くなるように設計されていて、ピットストップのタイミングや戦略にすごく差が出てくるのではないかなと思います。あとは車よりも選手とチームにすごくフォーカスしているのも「スーパーフォーミュラ」の特徴ですね。

———「スーパーフォーミュラ」は戦略も含めてより白熱したレースが楽しめるということですね。

千代:そういうことですね。「SUPER GT」も物凄いレベルで開発競争をしていますが、「スーパーフォーミュラ」と違うのは、複数のタイヤメーカーによる開発競争があるという事です。あとはハンデキャップ制レースで、優勝したら次のレースでは重りを積むので、毎戦、勝者が変わってくるという点で、展開が読めない面白さがあります。「スーパーフォーミュラ」は、ウエイトハンデもないし、タイヤも1つのメーカーで2種類と、使える物の制限が厳しい。その分、ギュッとタイム差が詰まるので、毎回、常に予選から僅差の戦いになるのが面白いところです。

2018年「SUPER GT」を戦うレーシングスーツ撮影者 : 南 博幸


———レース会場での「SUPER GT」の楽しみ方は何かありますか?

千代:「SUPER GT」の場合は、お昼休みに普段は入れないピットロードにお客さんが自由に入れる“ピットウォーク”があります。そこで選手のサインをもらったり、車の写真が撮影できるなど、ピットとの距離がすごく近いんです。

3月に行われたSUPER GT公式テストの合間、サインを求めるファンに応える千代選手撮影:池田正行


また、土曜日の夕方には“キッズウォーク”という子どもを対象にしたイベントがあって、人数制限は有りますが、お子様連れの方は無料で入れます。予選が終わって、一段落した選手からサインをもらえますし、チームが子ども限定でもらえるグッズなどを配っています。他にも団扇(うちわ)とか、いろんなものがもらえますよ。やっぱり選手や車とすごく近い距離で触れ合えるのが「SUPER GT」の魅力だと思います。そこで好きな選手を見つけたり、かっこいいと思った車を応援したりする楽しみができると思います。“ピットウォーク”と“キッズウォーク”、この2つはオススメです。

あとはレースによってはサーキット内に泊まれる場合も結構あるので、サーキットに土曜日に入って駐車場での車中泊などもオススメです。家族の夏休みの思い出作りにサーキットを利用してみてもいいんじゃないでしょうか?SUPER GTは朝からたくさんのイベントをやっているので、1日楽しめると思いますよ。

2018年シーズン、「SUPER GT」と「スーパーフォーミュラ」での飛躍を期待して応援しよう撮影者 : 南 博幸


———最後に読者へのメッセージをお願いします。

千代:今年は「SUPER GT」500クラスと「スーパーフォーミュラ」にW参戦します。まずはサーキットに一度来ていただいて、千代勝正を知っていただけたらうれしいです。これまでも最後の最後まで目が離せない、ハラハラドキドキした展開でレースに勝ってきたので、見せ場は作れる方だと思います(笑)。どんな走りをするのか、ぜひ一度、観に来てください。ご家族で楽しめるイベントやサーキット名物のB級グルメ店なども有りますし、選手とのふれあいなど、本当にいろいろと楽しめるので、お出かけついでにサーキットに足を運んでくれたら嬉しいです。

安藤康之

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