これがパン!?シャリの代わりにトーストを使った創作寿司が登場

東京ウォーカー

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注目の新店が続々とオープンするなど、今東京では空前のパンブームが巻き起こっている。そんな中、人気ベーカリーが手がけるレストランの斬新なパン料理が話題に。SNS映えもする、その驚愕のメニューとは!?

オーナーがハワイで出会った創作料理がヒントに


姉妹店「365日」のすぐ近くの路地裏にある。人気店なので予約がベター


カリスマパン職人・杉窪章匡氏がオーナーシェフを務める「365日」(渋谷区富ヶ谷)。その姉妹店であるベーカリーカフェ「15℃」が、2017年12月から夜営業をリニューアル。「ヨル15℃」という屋号のアメリカン料理の店に生まれ変わった。

【写真を見る】「子羊と蕪のナヴァラン」(2376円、手前)、「苺とハーブのカプレーゼ」(1404円、奥)。「ヨル15℃特製パン」(394円)は九州産の小麦を使用


厨房を任されているのが、フレンチ・イタリアンで腕を磨いた加藤龍一シェフ。オーガニック野菜など、日本の安心・安全な食材を生かした創作料理で楽しませてくれる。

国内外の有名店で腕を磨いてきた加藤龍一シェフ。オーナーの杉窪章匡氏からの信頼も厚い


パンに合う料理が各種そろう中、話題を独占しているのが、シャリの代わりにパンを使った「15℃SUSHI」。「オーナーの杉窪がハワイで出会った創作料理をヒントに考案しました」と加藤シェフ。

ほとんどの客がオーダーするという人気の前菜で、まずその見た目の美しさにうっとりさせられる。2貫セットで1貫はイワシ、そしてもう1貫は毎月ネタが変更される。

「15℃SUSHI」(2貫 972円)は左がメジマグロで中にウニが隠れている。右はイワシとアボカド。日本酒は奈良の「花巴」グラス(972円)


定番のイワシは北陸産。通常の寿司と同じようにひと口で頬張ると、表面はサクサク、中はしっとりとしたトースト、クリーミーなアボカド、そして肉厚のイワシが三位一体となった、絶妙な食感に驚かされる。ほんのりと感じるライムの果汁が魚特有の生臭さを消し去り、クセがまったくない。

この日のもう一貫は九州産のメジマグロ。こちらは中に北海道産のムラサキウニが挟まっていて、こってりと濃厚。ほどよく脂がのったメジマグロの旨味をイギリス・マルドンの塩が引き締め、赤身ならではのプリプリとした食感が心地よい。

にぎり寿司にはやっぱり日本酒が合う!


ワインを中心にお酒も豊富にそろうが、「15℃SUSHI」とぜひ合わせたいのが日本酒。「米を発酵させて作る日本酒は、乳酸のフルーティな香りを帯びていて、実はパンにも合うんですよ」と語るマダムの渡邉紀子さんが、全国各地から選りすぐりのものをセレクトしている。現在は「花巴」(奈良)など4種類で、今後も随時増やしていくそう。

パンの常識を覆す斬新な「15℃SUSHI」。そのなんとも不思議な味わいを、日本酒との“マリアージュ”で楽しんでみてはいかがだろう。

夜は各テーブルにキャンドルが灯り、ムーディーな雰囲気でデートにもおすすめ


取材・文=河合哲治郎 撮影=三佐和隆士

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