記憶に残る一戦。地区優勝を決めた激闘の愛知ダービー!Go!Go!シーホース vol.22
東海ウォーカー

3月28日(水)にB.LEAGUE(以下Bリーグ)第25節、シーホース三河と名古屋ダイヤモンドドルフィンズの一戦が行われ、91—90で三河が勝利。リーグ最速で地区優勝を決めた。
試合は、ホームの三河が奇跡の逆転劇を成し遂げたと言ってもいい。プレッシャーがあったのか、3Qを終えて三河は13点のビハインド。バスケ経験者ならば、半ば諦めたくなるような状況だった。しかし、選手もブースターも今日の勝利を最後まで信じて疑わない。怒涛の反撃で得点を重ね、残り1分で同点に追いつきオーバータイム(延長戦)へ。一進一退の攻防が続く中、大事な場面でフリースローを確実に決め、最後は1点差で勝利。バスケットボールの醍醐味が凝縮された、本当に信じられないようなゲームになった。


逆転できたのは、選手の健闘はもちろん、ブースターの大声援があったからに思う。この日は、平日開催のナイトゲームにも関わらず、2階立ち見席まで前売で完売。入場者数はウィングアリーナ刈谷のゲームでは今シーズン最多となる、3062名を記録した。当日、試合に訪れた大河正明Bリーグチェアマンは「平日開催なのに前売で完売。Bリーグ史上初かもしれません」と話した。
ブースターの“青援”で、アリーナ内は大熱狂。ホームゲームのMCを務める小林拓一郎さんは「4Qは、自分がマイクで煽らなくてもブースターから自然発生的に『レッツゴーシーホース!』がおこりました。応援の形として、まさしく理想の姿でした」と感慨深げ。また、サポーターズクラブ「たつのコネクト」のたつのこ団長は「チームの凄さを改めて実感しています。(今日の会場の雰囲気について)自分が携わってきたシーホースの歴史の中で、一番の盛り上がりと声援を感じましたね」と興奮気味に振り返る。


名古屋Dの素晴らしいプレーにも拍手を送らなければいけない。目の前での優勝を阻止しようとする意地、愛知ダービーの雰囲気、すべてが相まって奇跡的なゲームが生まれた。試合後、「ゴー!シーホース!」と三河にエールを送る名古屋Dブースターも多く、熱狂と温かさに包まれたアリーナだった。語り草となるような名勝負に立ち会えて、イチバスケファンとして本当に幸せに思う。




39勝8敗で中地区優勝を決めたシーホース三河だが、5月11日(金)から行われるBリーグチャンピオンシップに向けてシーズンは続く。観戦する機会はまだまだあるので、バスケの面白さを是非ともアリーナで体験してもらいたい。行けばハマる、それがBリーグ!
シックスマン
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