百貨店内にオープン！銀座｢フォーエバー21｣は高級志向!?

4月29(木・祝)に、｢フォーエバー21｣の旗艦店｢XXI at GINZA by FOREVER21｣がオープンする。総面積930坪、1階〜5階までの広大なフロアで商品をフルライン展開することはもちろん、松坂屋銀座店という百貨店内にファストファッションの店舗が入ることでも注目を集めている。

同店は、松坂屋銀座店の一角にオープン。ファストファッションである“XXI FOREVER”の文字と、松坂屋銀座店の“MATSUZAKAYA”の赤い看板が一緒に見える景色は、かなり不思議だ。中央通りから松坂屋の店内に入ると、行列ができるバウムクーヘンで知られる｢洋菓子 ねんりん屋｣や、シャネルや資生堂などのコスメカウンターなどの、百貨店らしい造りの中に、｢XXI at GINZA by FOREVER21｣があり、ここでも多少の違和感を感じる。

商品ラインナップは、銀座というエリアを考慮し、原宿店に比べ、若干上の年齢層へ向けた商品をそろえた。インテリアも原宿店の印象とは異なり、シャンデリアを多く配置したエリアや重厚なテーブル、オシャレなラックなど高級感のある造り。花柄のファブリックを使用した壁やストライプの壁紙など、壁の配色も楽しく、同店らしいカラフルさが際立っていた。

店内構成は、1階はかなり狭めながら、花柄やボーダーなどのトレンドアイテムが並ぶ。2階はなんと350円(！)のカラフルなロングタンクトップから、銀座と意識した華やかなアイテムまで幅広いラインナップ。3階は甘いデザインのワンピースやスカート、トップスがそろう。4階はメンズアイテムと日本初登場となるキッズライン、レディスもあり、家族で買い物を楽しめる雰囲気。5階は流行のリボンカチューシャやロングネックレス、バングルなどアクセサリーが多数ある。そのほか、カラフルなランジェリーや2000円前後で購入できるシューズなど、アイテム数がとにかく豊富！ 価格帯も、トップスなら1000円以下のものがあるほか、ワンピースも平均2000円台と同店ならではの安さだ。

今月、タカシマヤタイムズスクエアにオープンした｢ユニクロ新宿高島屋店｣が好発進するなど、強さを見せるファストファッション。全国の百貨店売上高が25か月連続でマイナス(※)となっている今、ファストファッションが百貨店の救世主になれるか、今後に注目だ。【東京ウォーカー】

※日本百貨店協会調べ

※商品の回転が早いため、完売してしまうことがあります。