ワニ、ダチョウ、ナマズなど各地の珍味が味わえる天王寺の名物立ち飲みといえばココ!
関西ウォーカー
JR天王寺駅北側にある天王寺駅前阪和商店街。終戦後の闇市のような雰囲気が今も残る界隈には、手ごろな価格で楽しめる居酒屋などが多数並んでいるが、そんな商店街にあってひと際目をひくにぎわいを見せている立ち飲み店が「種よし」だ。<※情報は関西フラリーマン専用Walker(2018年3月9日発売号)より>

混雑時には肩が触れ合いながら飲むような状況に。そこまでしてでも行く価値アリなほど、逸品がいっぱい。

厳選した新鮮な食材がズラリと並んでいる。
日本各地の珍味が約230種そろう
まず驚くのはその品ぞろえ。茨城県の「なまずハム」(550円)や佐賀県の「むつごろうの甘露煮」(300円)など、旅行好きの店主・田島英治さんが日本全国を飲み歩いて出合った、見たことも聞いたこともないような珍味をはじめ、アテはなんと約230種!
難波にも店を持つ英治さんに代わり、店を守る女将さんがオススメするのは、5段階から辛さを選べる「地獄とうふ」や、「近鉄さん公認なんです」と言う「ハルカス」など、思わず「それ、どんなん?」と突っ込みたくなるネーミングの創作料理。しかも、そのどれもがボリューム満点&出血大サービスの激安価格なのもうれしい。

赤唐辛子、自家製の甘味のある味噌を加えた韓国産の青唐辛子が豆腐にたっぷり。

あべのハルカスをモチーフにしたカレー風味の春巻き。高さは約30cmもあります!

8種のスパイスを効かせ、1時間かけてじっくり焼き上げるのでおいしい。

A=アサリ、K=貝柱、B=バナメイエビをガーリックバターで香ばしく炒めた創作メニュー。

皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとした高級魚のノドグロも、赤字覚悟の価格で!

高知でスタミナ料理として親しまれています。身が締まり、プルプルした食感。

「脱皮した直後のカニを丸ごと唐揚げに。カニの旨味と甘味を堪能できる。

関西や東北のものなど500円からで、常時約8種。
店内のはり紙には「お1人様の飲食料金は1300円まででお願い致します。お客様の健康とお金を大切に」と書かれているとおり、儲けよりもお客さん優先の、地元が誇る名店だ。
編集部員のちょい飲みレポート

「こちらの名物といえば壁一面にはられたメニューを書いた短冊。オープン日が7月7日だったことから、七夕をイメージして始めたそうですが、まさに店内はお祭りかと思うほどつねに大勢の人であふれ返り、熱気に包まれています。店にお客さんが入りきらない時は、外のビール箱をテーブル代わりにして飲む人もいるというからスゴイですね。定番の居酒屋メニューや、日本各地の珍しい郷土料理のほかに、ワニ(280円)やダチョウ(180円)の串カツなど世界の珍味を使ったものもあって、立ち飲み店とは思えない充実ぶりに驚かされます。AKBやNMB(ニンニクの芽、餅、ベーコンを炒めたものだそうです)など、メニュー名だけではどんなものなのかわからないユニークな創作料理も多く、隣の人と『これ、いったいどんな内容なんでしょうね?』なんて会話が弾むことも。一度訪れたら、とりこになること間違いなしの楽しいお店ですよ」
■種よし<住所:大阪市天王寺区堀越町15-13 電話:06-6779-2370 時間:15:00ごろ~24:30(LO) 休み:なし 席数:スタンディング約20人 タバコ:喫煙可 交通:地下鉄天王寺駅あべちかより天王寺駅前阪和商店街を東へすぐ>【関西ウォーカー編集部】
編集部
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