名古屋に来たら絶対に食べたい味噌煮込みうどん7選!

東海ウォーカー

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味噌文化の街・名古屋を代表するフードといえば、味噌煮込みうどん。濃厚な赤味噌仕立てのスープと、小麦粉の香りたつ太麺がハーモニーを奏でる、なごやめしのエースとも呼べる存在だ。土鍋にグツグツと煮立つシズル感がたまらない!地元の人々に長く愛される名店を紹介!!

味噌煮込みうどんのみで勝負する老舗「山本屋本店」


1907(明治40)年に下町情緒溢れる大須エリアで創業し、戦後に名古屋市中村区に移転した。味噌煮込みうどんのみで勝負する飲食店は、この山本屋本店が日本初。

山梨の郷土料理であるほうとうにルーツを持ち、この地で独自の進化を遂げてきた。現在はなごやめしの代表格として多くの人々に愛されている。2013年にはなごやめしの進化形態としてカレー煮込うどんを考案し、姉妹店「鯱市」をオープン。味噌煮込みうどんの元祖として100年以上の歴史を語り継ぎながら、進化を続けている。

【写真を見る】味噌煮込うどん(1080円)。濃厚でまろやかな味噌のスープが口の中で広がる/山本屋本店


市内に自社工場を持っており、仕入れたすべての食材を厳しい管理の元で調理している。麺は食感と香りにこだわり数種の小麦粉をブレンドしたもの、出汁はムロアジ節とかつお節ベースにつくられ、味噌に負けない存在感を放つ。そして肝心の味噌は、3年間熟成された愛知県産の赤味噌と白味噌を使用。ザラメを合わせることで渋みが調節され、独自の風味を持つあじ味噌が完成する。

山本屋本店 大門本店 ■住所:愛知県名古屋市中村区太閤通6−5 ■電話:052-482-2428 ■営業時間:11:00〜22:00(LO21:30)、平日11:00〜15:00(ランチタイム) ■休み:なし ■席数:74席(禁煙) ■駐車場:13台 ■アクセス:地下鉄桜通線中村区役所駅、東山線中村公園駅から徒歩7分

長く地元民にも愛される味噌煮込みうどんの「原点」と呼べる「山本屋総本家」


1925(大正14)年に大須で創業した味噌煮込みうどん店。現在は名古屋の代表的ショッピング街である栄に本家を構える。夜遊びスポットも多いプリンセス大通りの入口のとなりにあり、長く地元住民にも愛される味噌煮込みうどんの「原点」と呼べる老舗だ。

味噌煮込みうどんの麺は、一般的なものとは異なり独特の硬さが特徴。山本屋総本家のうどん麺は、国産小麦粉100%と水のみで作られ、塩不使用のため噛み応えある麺に仕上がる。

親子煮込うどん(1678円)。プリプリ食感の名古屋コーチンと卵が入っている/山本屋総本家


うどんとハーモニーを奏でる味噌のスープにもたくさんのこだわりが詰まる。かつおやしいたけ、昆布を合わせたダシに、愛知県岡崎市の老舗・カクキューの八丁味噌と白味噌をブレンド。なお、打粉に使用するそば粉が、スープにとろみをもたらし味噌の苦味を和らげる役割を担う。

山本屋総本家 本家 ■住所:名古屋市中区栄3-12-19 ■電話:052-241-5617 ■営業時間:平日11:00~15:00、17:00~22:00(lLO21:00) 、土曜・日曜・祝日11:00~22:00(LO21:00) ■定休日:水曜 ■席数:72席(平日、土曜、日曜15:00まで禁煙) ■駐車場:なし ■交通:地下鉄名城線矢場町駅、栄駅より徒歩7分

味噌煮込み一筋の名店「まことや」


緑も多くのどかな住宅街として知られる川名エリアで、夏も冬も味噌煮込みだけを提供する専門店。味噌は渋味が少ない愛知県産の豆味噌を使い、みりんや生卵を配合してマイルドに仕上げる。熱伝導性の高い雪平鍋で一気に火を通してから土鍋に移すので、麺がスープに溶けずにおいしく食べられる。

えび玉子みそ煮込み(1120円)。寿司ネタにもできる上質なクルマエビの天ぷらは身がプリップリ!衣のコクが味噌の旨味と相まって食欲をそそる / まことや


大将の明るい声が店内に響く活気がある店。おいしく元気がもらえる一杯があなたを待っている。

■住所:名古屋市昭和区檀溪通4-14 ■電話:052-841-8677 ■営業時間:11:00〜20:30(LO) ■休み:金曜 ■席数:42席(禁煙) ■駐車場:17台(無料) ■アクセス:地下鉄鶴舞線川名駅3番出口より徒歩10分

下町の趣きを感じて食べるなら「一八本店」


アパレルショップから老舗まで、老若男女が集う大須エリアで、1892(明治23)年から営業するうどん店。味噌煮込みは麺の打ち粉が少なめで食べやすい。味噌は愛知産の赤味噌など4種類を調合した深みのある味わいで、濃厚ながら少し甘めに仕上げている。長時間かけて取るダシの旨味があと口をひく。

みそ煮込(玉子入・820円 ※金額の変更あり)。 3種類の小麦粉をブレンドした麺は、中太の平打ち風でツルッと柔らかい / 一八本店


大須の中心部から少し離れた静かな下町にあるアットホームな店。下町の優しい味わいを感じられる味噌煮込みもホッとするマイルドさで、旅疲れの体を癒やしてくれそうだ。

■住所:名古屋市中区橘1-5-14 ■電話:052-321-0475 ■営業時間:11:00〜15:00(LO)、 17:00〜20:30(LO) 月曜11:00〜14:30(LO14:30) ■休み:月曜夜、火曜 ■席数:48席(禁煙) ■駐車場:5台(無料) コインパーキング900円以上で100円、2500円以上で200円の割引 ■アクセス:地下鉄鶴舞線大須観音駅2番出口より徒歩10分

絶妙な味噌のブレンドが味の決め手 「角丸」


1926年(大正15)年創業、名古屋のシンボル・テレビ塔の近くにある老舗うどん店。味噌煮込みには赤味噌と白味噌をブレンドし、ムロアジの厚削りや宗田鰹の生削りなどから取ったダシを合わせ、深みのある味わいに仕上げている。味噌が苦手な人でも食べられる上品な味わいだ。

みそ煮込 梅(玉子・かしわ入、1050円)。朝びきの鶏モモ肉か7切れも入り、上品なダシが味噌の味わいをより引き立てる。細打ち熟成麺のなめらかな食感も味のポイント / 角丸


決して手を抜かない3代目主人のこだわりが詰まった一杯が楽しめる。気持ちがこもった細打ち麺はエッジのきいた歯応えで、味噌がしみたモチモチ感もクセになる!

■住所:名古屋市東区泉1-18-33 ■電話:052-971-2068 ■営業時間:11:00〜19:30、 土曜11:00〜14:00 ■休み:日曜・祝日 ■席数:70席 ■駐車場:なし ■アクセス:地下鉄桜通線・名城線久屋大通駅1B出口より徒歩3分

あっさり風味を楽しみたいなら「手打ちうどん 五城」


名古屋のビジネス街・伏見エリアに店を構えるのが「手打ちうどん 五城」。七宝味噌の2種類の赤味噌をブレンドしたあっさり風味のスープが特徴だ。麺はコシのある手打ち麺で、一度湯通しするのでツルツルとした食感が楽しめる。味噌煮込み定食(¥900)も人気で、最後はご飯に残り汁を投入して雑炊風にして食べる人も。

味噌煮込(玉子入・ 850円)。油揚げ、鶏肉など具材たっぷりな鍋風の味噌煮込み。味噌のコクと麺の歯応え、白菜のシャキシャキ感が食欲をそそる / 手打ちうどん 五城


味噌煮込みうどんながら、野菜中心の具材たっぷりでまるで鍋料理のような仕上がり。ヘルシー志向なあなたにもぴったりだ。

■住所:名古屋市中区栄1-10-10 ■電話:052-204-1995 ■営業時間:11:00〜15:30 (15:00LO) ■休み:土曜夜、日曜、祝日 ■席数:48席(喫煙可) ■駐車場:なし ■アクセス:地下鉄東山線伏見駅6番出口より徒歩3分

とろみのあるスープがおいしい「にこみのたから」


1964(昭和39)年の創業以来、変わらぬ味を守り続ける店。麺の打ち粉にそば粉を使っており、独特の風味が味わえると好評だ。スープのほのかなとろみが細めの生麺によく絡む。シャキシャキした生食用のネギも味のアクセントに。

玉子にこみ(900円)。 八丁味噌をベースに白味噌を合わせ、伝統のダシが利いたシンプルな味わい。油揚げや鶏肉などのエキスも効果的 / にこみのたから


庶民的でにぎやかな大須のイメージそのままの店。ふたを取り皿にするスタイルはありそうで少ない。これぞ味噌煮込みの作法とも言える。

■住所:名古屋市中区大須2-16-176 ■電話:052-231-5523 ■営業時間:11:30〜15:00(LO)、17:30〜19:30(LO)、日曜・祝日11:30〜19:30(LO) ■休み:祝日、18日、28日の場合は前日休み ■席数:32席 ※土曜・日曜〜15:00はランチ禁煙 ■駐車場:なし ■アクセス:地下鉄鶴舞線大須観音駅2番出口より徒歩5分

桑山 栞

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