休み時間はいつも1人、帰り道もつらい…“ADHD疑惑”の娘からのSOSに母の決断
東京ウォーカー(全国版)
「学校に行きたくない」——。娘のサユミからそう打ち明けられた母は、まずいじめを心配し、学校へ連絡して担任に相談することに。しかし返ってきたのは、「毎日友達と楽しく過ごしていますよ」という言葉だった。自宅では「でもすぐサユミの側から離れるんだよ」と話す娘。学校で見せる姿と、本音の間にある違和感とは…。ブログで自身の子育て経験をもとに『娘のADHD疑惑・検査診断していない理由』を描く早乃あかり(
@akari__essaycomic
)さんに、娘へ「検査受けようか」と伝えたときの思いを聞いた。
「友達と楽しく過ごしている」先生の言葉と娘の本音
「学校に行きたくない」と言われ、早乃さんの頭をよぎったのはいじめだった。すぐに学校へ電話し、担任の先生へ相談する。しかし先生は「毎日友達と楽しく過ごしていますよ」と話し、学校生活に特に問題があるようには見えないという。ところが、家に帰って娘と話をすると、仲良しグループの中で自分だけが余ってしまうことや、先生がいなくなると友達が自分の側から離れていくことを明かした。
休み時間を1人で過ごすこともあり、1人で帰るのもつらい。そんな娘の話を聞き、早乃さんは以前の姿を思い出す。昔はいつも友達がそばにいて、どんな友達とも仲よくしていた娘。学校で楽しそうに見えていても、それは本当に心から笑っている姿なのだろうかという疑問が浮かんだ。
早乃さんは当時を振り返り、「表向きには楽しそうにしているけれど、実際は無理をしているのではないかなと思いました。あまり楽しそうでない態度を出すと、周りの雰囲気が悪くなると感じて、気をつかっていたのではないかとも思いました」と話す。
「自分で気づいていないだけなのかな」引っ掛かった娘の言葉
娘の話を聞くなかで、早乃さんの心に残ったのは「自分で気づいていないだけなのかな」という言葉だった。以前、ネットで見かけた「発達障害の人は、その特性によって人間関係がうまくいかないことがある」という内容も思い出したという。
もちろん、それだけで原因がわかるわけではない。しかし、娘が学校で抱えているつらさを少しでも知りたいという思いから、早乃さんはある決断をする。「検査受けようか」。以前、弟のリクが発達障害に関する検査を受けた際にお世話になった病院へ、相談することにした。
「どうして?」と聞かれたら…娘に検査を勧める不安
娘に検査の話をすることは、早乃さんにとって簡単なことではなかった。「サユミがどう受け取るかな、『どうして?』と思われるかな、と少し不安でした」と振り返る。さらに、「もしマイナスな意味に受け取られてしまったらどうしよう」という心配もあったという。
娘の困りごとを知りたい、これからの生活を少しでも過ごしやすくしたい。そんな思いがある一方で、「検査」という言葉をどう受け止めるのかは娘自身に委ねられる。母としての心配と迷いを抱えながらも、早乃さんは娘と向き合うことを選んだ。
■取材協力:早乃あかり(@akari238ffm)
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