高尾山の魅力が早わかり!全9ルートを解説
東京ウォーカー(全国版)
登山ブームの火付け役であり、誰でも登れる優しい山として人気を集めている高尾山。世界一の登山者数を誇り、ミシュランガイドでも最高ランクの三つ星に輝いた。東京都心から電車で約1時間。最寄りの京王線高尾山口駅のすぐ前が登山口という、アクセスのよさも大きな魅力だ。
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山頂へ向かう登山ルートは、多彩なコースから選べ、登山道も整備されているので、山歩きもラクラク。また、153科約1600種の植物が自生し、大自然がそのままに残る環境も素晴らしい。

今回は、高尾山へ出かける前におさらいしておきたい、9つのルートをご紹介。体力や好みに応じて、組み合わせたり寄り道したりすれば、高尾登山の楽しみ方も無限に広がるはずだ。
1号路(表参道コース)

9つあるルートの中で、最も初心者向きなのが1号路。高尾山薬王院に参拝するための表参道は、眺望のよい金比羅台や茶屋、さる園など途中に見どころの多い、一番人気の王道ルートだ。中腹までは急な傾斜もあるが、舗装されているので歩きやすい。【距離:約3.8km、タイム:上り約100分】
2号路(霞台ループコース)

さる園を中心に中腹の南北面を一周するルート。平坦な細い道には木々が生い茂り、珍しい植物に出合うことができるのも魅力。3号路や4号路など、ほかの登山道との受け渡しコースでもある。1号路と比べるとやや難易度は上がるものの、初心者にもおすすめ。【距離:約900m、タイム:1周約30分】
3号路(かつら林コース)

中腹から山頂付近までを結び、上りの場合は浄心門手前の左側からスタート。すれ違う人も少ない静かなコースで、崖に沿った細い道はスリルあり。途中3か所に短い木橋がかかっている。難易度は中級者向け。【距離:約2.4km、タイム:上り約60分】
4号路(吊り橋コース)

3号路とは反対に浄心門を右へ入り、山頂付近へ。モミの木などが多く、木漏れ日の気持ちいいなだらかな山道だ。途中には高尾山唯一のつり橋があり、撮影スポットとして人気。難易度はやや高め。【距離:約1.5km、タイム:上り約50分】
5号路(山頂ループコース)

山頂のビジターセンターを中心に周回でき、5つのコースに通じている。江戸時代の代官・江川太郎左右衛門が植えた江川杉が林立。秋にはアザミやアキノキリンソウなど草花を愛でることも。初心者でも比較的歩きやすい。【距離:約900m、タイム:1周約30分】
6号路(琵琶滝コース)

山麓から山頂まで、沢沿いに延びる谷間のコース。川のせせらぎを聞きながら清涼感満点の山歩きを楽しめる。滝行の場である琵琶滝と、弘法大師の伝説もある岩屋大師の洞穴も見どころだ。難易度は中級レベル。【距離:約3.3km、タイム:上り約90分】
稲荷山コース(見晴らし尾根コース)
高尾山の主尾根とは別の尾根から山頂へ続く登山道。傾斜のキツイ場所も多く難易度は高いが、見晴らしのよさはピカイチ。コースを半分ほど進むと展望台があり、その絶景に疲れも吹き飛ぶ。【距離:約3.1km、タイム:上り約90分】
いろはの森コース

裏高尾町から山頂付近へと通じる、やや上級者向けの穴場ルート。高尾駅からバスで登山口近くまで行ける。「ひ」の木など、いろは48文字を頭に持つ樹木に名札が付いているので、探しながら歩くのも楽しい。【距離:約1.7km、タイム:上り約70分】
高尾山・陣馬山コース

登山に慣れたら挑戦したい縦走コース。高尾山山頂-城山(通称・小仏城山)-景かげのぶやま信山-標高857mの陣馬山を結ぶ。交通の便のよい高尾山をゴールに、高尾駅からバスで陣馬高原下出発がおすすめ。【距離:約18.5km、タイム:片道約5時間30分】
水梨かおる
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