箱根で楽しむものづくり体験3選!ガラスアート、寄木コースター、ガラス玉アクセサリー作りなど…旅の思い出をお持ち帰りしよう
東京ウォーカー(全国版)
温泉や絶景巡りとともに、箱根旅の思い出を“形”にして持ち帰ってみてはいかがだろう。寄木細工やガラス、とんぼ玉など、箱根には手ぶらで気軽に楽しめるものづくり体験がそろっている。自分でデザインした作品が完成していく時間はもちろん、旅を終えたあとも手元に残るのが魅力。カップルや友人同士、ファミリーでも楽しめる、箱根ならではの体験スポットを紹介する。
美しいガラスの世界を楽しみながら、自分だけのグラス作り――「箱根ガラスの森美術館」
箱根・仙石原にある「箱根ガラスの森美術館」は、ヴェネチアン・グラスを中心とした美しいガラス作品を鑑賞できる美術館。館内には展示室のほか、ガラスのオブジェがきらめく庭園、ショップ、カフェなどもあり、美しいガラスの世界をゆっくり満喫できる。
さらに館内の体験工房では、実際にガラスに触れながら作品づくりを楽しめる。用意されているのは、ガラスに砂を吹きつけて模様を彫る「サンドブラスト」と、色とりどりのガラスを組み合わせて熱で熔かし合わせる「フュージング」の2種類。今回は、好きなグラスとデザインを組み合わせて世界にひとつの作品を作れる「サンドブラスト」を体験した。
グラスと絵柄選びからワクワク!世界にひとつのデザインを考える
サンドブラストとは、ガラスの表面に砂を吹きつけ、すりガラス状の模様を描く技法。まずは受付を済ませ、ずらりと並んだグラスの中から好みのものを選ぶ。グラスの形や凹凸によって作業の難易度も変わるため、作りやすさも考えながら選ぼう。
次は、グラスに刻むデザイン選び。動物や植物、星座、箱根らしい風景など、さまざまな絵柄や文字が用意されている。絵柄によって難易度が異なるので、初めて挑戦するなら星の数も参考にしたい。名前やイニシャル、旅の日付を組み合わせたりとアレンジできるので、完成形を想像しながら選ぶ時間も楽しい。
シールを貼ってマスキング。仕上げは自分で砂を吹きつける!
デザインが決まったら、シールから絵柄部分をピンセットで丁寧にはがし、転写フィルムを使ってグラスへ貼り付けていく。細かな部分が切れてしまわないよう慎重にシールをはがすなど、思いのほか集中力が必要。少々緊張する作業だが、スタッフがコツを教えてくれるので、初めてでもじっくり取り組める。
デザインを貼り終え、削りたくない部分をマスキングテープで隙間なくおおったところで、いよいよブラストマシーンへ。ここでは、自分で機械を操作して砂を吹きつける。細かなシール作業から一転、専用の機械を使う工程に気分も高まる。
砂を吹きつけ終えたら、マスキングテープと青いシールを取り除いていく。すると、透明なガラスの中からすりガラス状の模様がくっきり!おおわれていたデザインが少しずつ姿を現すこの瞬間は、なかなかの感動もの。自分の手で作り上げたからこそ、達成感もひとしおだ。
完成したグラスは、もちろんそのまま持ち帰ることができる。今回は、デザインを決めてから約1時間で完成した。旅の日付や名前を入れれば、箱根を訪れた記念にもぴったり!自宅でグラスを使うたび、デザインに悩んだ時間や細かなシールと格闘したことまで思い出せそう。自分で作った作品だからこそ、旅の余韻を長く楽しめるひと品になるだろう。
■箱根ガラスの森美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
電話:0460-86-3111
時間:10時~17時30分(最終入館17時) ※体験コーナー受付時間は10時~16時30分
定休日:成人の日の翌日から11日間は冬季休館
料金:入館料大人1800円、大高生1300円、小中生600円
サンドブラスト体験(制作時間約40~60分)1600円~ ※選ぶグラスの種類などにより料金が異なる(グラスの種類や絵柄は季節により異なる)。事前予約優先、空きがある場合は当日受付も可能
交通アクセス:箱根湯本駅から箱根登山バスで約25分、「箱根ガラスの森」下車すぐ
箱根の伝統工芸に触れ、自分だけの寄木コースター作り――「本間寄木美術館」
江戸時代から続く伝統工芸・箱根寄木細工の魅力に触れられる「本間寄木美術館」。館内では、伝統的な幾何学文様が美しい寄木細工や木象嵌(もくぞうがん)の作品を鑑賞できるほか、隣接する工房では職人の製作風景を見学することもできる。館内1階には「寄木ショップ」も併設。美術館に入館しなくても利用でき、隣接する工房で製作した寄木細工作品をはじめ、秘密箱や宝石箱、お盆、皿、コースター、ペン立て、箸置きなど、日常使いできる品から贈り物まで幅広くそろう。オリジナル商品や限定商品もあり、箱根ならではの工芸品を探すのにもぴったりだ。
木の色や模様を組み合わせて、自分だけの「寄木コースター」を製作
さらに、寄木細工のコースター作りを体験できる教室も開催している。必要な材料や道具は用意されているため、手ぶらで参加OK。使うのは、天然木ならではの色や木目を活かして作られた寄木のパーツ。まずは約10種類の文様から好みのものを選び、コースターのデザインを考えていく。
選んだ文様を基本にしながら、パーツを自由に組み合わせていく。並べる位置を変えるだけでも全体の印象が変わるため、「こっちのほうがいいかな?」と試行錯誤。組み合わせ次第で印象が変わるのが、この体験のおもしろいところだ。
デザインが決まったら接着。やすりをかけて丁寧に仕上げよう
配置が決まったら、パーツ同士の側面に木工用ボンドをつけて接着していく。ここで驚いたのが、想像していたよりもたっぷりボンドを使うこと。はみ出すくらいにつけて全体に行き渡らせ、パーツを中央へ寄せて六角形に整えていく。
形を整えたら、指で押さえながら輪ゴムをかけて側面をしっかり固定。まだボンドが固まっていないため、せっかく作った形を崩さないように慎重に作業を進める。濡れふきんではみ出したボンドを拭き取ったら、いよいよ仕上げの工程へ。
表と裏を手のひらでこすって乾燥させたら、紙やすりを使って滑らかになるまで磨いていく。輪ゴムを外したら側面にもやすりをかけ、手触りを確認しながら納得のいくまで丁寧に。磨いていくにつれて表面が整い、だんだんコースターらしくなっていくのがうれしい。
最後はミツロウワックスを塗って仕上げれば完成!木の色や木目がより鮮やかになり、自分で考えた模様がひとつの作品になるとうれしさも格別。パーツをひとつずつ選び、並べ、磨いて仕上げたコースターには、既製品とはまた違った愛着が湧く。約1時間かけて作ったコースターは、その場で持ち帰ることができる。
完成したコースターは自宅で実際に使えるのもうれしいところ。木の色や木目の違い、組み合わせによって印象が変わる寄木細工の奥深さは、自分の手を動かしたからこそ実感できるもの。使うたびに、箱根で黙々とパーツを並べ、磨いた時間まで思い出せそうだ。
■本間寄木美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本84
電話:0460-85-5646
時間:10時~16時(入館受付は営業終了30分前まで)
定休日:年末年始休業あり、臨時休館日あり
料金:入館料大人(中学生以上)500円、小学生300円
寄木細工体験教室 1作品1650円 ※電話による2名以上の事前予約制、開催日時は公式サイト参照
交通アクセス:箱根湯本駅から箱根登山バスで約5分、「山崎」下車、徒歩約2分
多彩なメニューから好きなものづくりに挑戦――「箱根クラフトハウス」
箱根強羅公園内にある「箱根クラフトハウス」は、さまざまなものづくりを楽しめる体験工房。ガラスや陶芸など多彩なメニューがそろい、旅のスタイルや興味のあるジャンルに合わせて選べるのが魅力だ。今回はその中から、ガラスを使った「とんぼ玉」と、色とりどりのビーズを組み合わせる「ヴィンテージビーズ」の2つに注目したい。
好きな色を組み合わせて、カラフルなガラス玉を手作り「とんぼ玉体験」
とんぼ玉体験では、好きな色のガラス棒を選び、バーナーの炎で熔かしながら鉄の棒に巻き取って、好みのデザインのガラス玉を作る。まずは豊富にそろう色ガラスの中から、希望の色をセレクト。単色でシンプルに仕上げるのも、複数の色を組み合わせて模様をつけるのも自由。色の組み合わせや模様のつけ方によって表情が変わるため、完成をイメージしながら選んでみよう。
選んだガラスをバーナーで熔かし、スタッフのサポートを受けながら少しずつ形を整えていく。ガラスが炎の中でやわらかくなり、丸い形へと変化していく様子を間近で見られるのも、この体験ならでは。完成したとんぼ玉は冷却後、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーに仕上げることもできる。
約100種類からお気に入りを選ぶ「ヴィンテージビーズ体験」
ヴィンテージビーズ体験では、約100種類のガラスビーズやチャームの中から好きなパーツを選び、オリジナルのアクセサリーを制作。備えつけの手引きを参考にラッキーカラーのビーズを選んだり、運気を上げるラッキーチャームを取り入れたりと、遊び心のあるパーツ選びも楽しめる。ブレスレットやネックレスなど、趣味に合わせて組み合わせてみよう。
たくさんのパーツを前に、どれを組み合わせようか迷うのも楽しい時間。実際に並べてみながら全体のバランスを考え、自分好みのデザインに仕上げていく。完成したアクセサリーはそのまま持ち帰ることができるので、自分用はもちろん、大切な人へのプレゼントやお土産にするのもよさそうだ。
切子や電動ろくろなど、選べる体験はほかにも!
とんぼ玉やヴィンテージビーズ以外にも、多彩なものづくりに挑戦できるのが「箱根クラフトハウス」の魅力。ガラスの表面を専用の機械で削り、模様を施す「切子体験」では、繊細なデザインのグラス作りを楽しめる。
陶芸に興味があるなら、「電動ろくろ体験」もおすすめ。回転する粘土に両手を添えながら、思い描いた器へと形を整えていく。旅のメンバーそれぞれが好きな体験を選べるのも、メニュー豊富な「箱根クラフトハウス」ならでは。箱根観光のひとときに、気になるものづくりに挑戦してみては?
■箱根クラフトハウス
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300番地(箱根強羅公園内)
電話:0460-82-9210
定休日:箱根強羅公園に準ずる
料金:施設への入館は無料。箱根強羅公園内にあるため、公園入園料(大人650円、小学生以下無料)が必要
交通アクセス:箱根登山ケーブルカー「公園下」駅から徒歩約1分、箱根登山鉄道「強羅」駅から徒歩約10分
取材・撮影・文=近藤鈴佳、水島彩恵
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