「クールジャパンパーク大阪(仮)」が19年2月オープン! 大阪を変える新劇場の野望とは?
関西ウォーカー
「JO‐TERRACE OSAKA」「MIRAIZA OSAKA‐JO」など新たな施設が誕生している大阪城公園(大阪市)に19年2月、さらに新たな施設が誕生する。それが、3月下旬に発表された「クールジャパンパーク大阪(仮)」だ。<※情報は「関西ウォーカー」18年4/17発売号より>
3つの劇場が誕生! 最新技術を使った演目も

訪日外国人観光客を対象としたツアーの形成や、ナイトエンタテインメントの提供など多角的な視点を持って劇場運営を行う。施設は、最新鋭の設備を備えた大・中・小のキャパシティの異なる3つの劇場で構成される。
1,138席の劇場Aは、プロジェクションマッピングやサーカス、宙乗りなどの演出ができ、さまざまなエンタテインメントの上演に対応。702席の劇場Bは、出演者と観客の距離が近く、細かな表情や動きなどが伝えられる広さに。300席の劇場Cは、落語や古典芸能、スタンディングライブなどに広く対応できる構造だ。

この新劇場に深くかかわるのが、準備会社の戸田義人代表取締役。コンテンツは現在構想中だが、「年々増えるインバウンドに向けて、言語を介さず表情やしぐさなどで表現する“ノンバーバル”の演目などが登場しそう」と言う。オリジナルのほか、招聘作品や伝統文化などの上演もあるが「日本でここでしか見られない、ここでしかできない仕かけを考え、付加価値を付けて上演したい」と意気込みを語る。
気軽に芸と触れ合い 将来のエンタテイナーを育成
「クールジャパンパーク大阪(仮)」は年間300日くらい稼働する予定で、50万人の来館者を目指している。「この数はあくまで劇場に来館する方の数字。その10倍の方には休憩利用などで劇場に触れていただき、公園の散策途中などにも愛される空間づくりもしていきたい」。インスタ映えするような場づくりもこれから考えたいという。
さらに、劇場に出演する演者も、休憩時間などにはエントランスや多目的スペースなどのオープンスペースに出て、公園利用者たちと積極的に触れ合ってもらいたいという。「例えば演者と会話ができたり、あるいは演者が少しパフォーマンスを見せて子供たちに楽しんでもらう。その経験がエンタテインメントへの興味のきっかけとなり、将来のエンタテインメント産業を担う人材が生まれる」
もともと、道頓堀は5つあった“座”でにぎわっていた場所。大阪の文化の一つであった座、劇場を現代に甦らせ「大阪が芸の最先端であることを披露し、全国また海外の方と触れ合える場にしていきたい」と夢が広がる。
数字で見るクールジャパンパーク大阪(仮)
【3劇場】施設が有する劇場数。収容人数が違う劇場をそろえることで、それぞれに即した演目を可能にする。また"劇場街"という雰囲気づくりにも。
【50万人】初年度の来館者は50万人を目指す。「入場する人は50万人だとしても、そのほかにも劇場に触れる人はその何倍もにしたい」と語る。
【255万7,000人】17年度の大阪城天守閣の来館者数は、過去最高記録を更新。新施設もどんどん誕生し、さらに大阪城公園は盛り上がる場所に。
■「クールジャパンパーク大阪(仮)」※19年2月オープン 住所:大阪市中央区大阪城2 電話:未定 時間:未定 休み:未定 駐車場:未定 アクセス:JR森ノ宮駅より徒歩5分【関西ウォーカー】
重藤歩美
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