九州ウォーカー編集部員がプライベートで通う、ガチで旨い福岡の”非豚骨”系ラーメン5選

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週末ラーメンハンターこと九州ウォーカー編集部のタサーキです。グルメ天国福岡を代表するご当地グルメといえば豚骨ラーメン。しかし、今や福岡で新規オープンするラーメン店の半数は”非豚骨”系と言われるほど、ここ数年の福岡は”非豚骨”系ラーメンブームが席巻している。そのなかでも、編集部員がプライベートでリピートするほどガチで旨い店をご紹介。福岡で“あえて”豚骨ラーメンを食べない理由が分かる至極の一杯が必ず見つかるはず。

らぁめん 蔵持


らぁめん 蔵持の「らぁめん」(730円)


今、福岡の豚骨ラーメンの牙城を崩さんとする筆頭株に挙がるのが、中華そば。なかでも、最も勢いのある一軒が「らぁめん 蔵持(くらもち)」(福岡市中央区白金)。元ホテルマンの店主・泉さんが東京在住時、名店「満来」の味に感銘を受け、一念発起。同店創業者より味を受け継ぎ、16年4月に醤油ラーメン専門店として白金に開業した。

らぁめん 蔵持店主の泉さん。物腰、口調ともに柔らかく上品さが漂う


一般的な博多ラーメンは100~120gの麺の量に対し、蔵持の「らぁめん」は240gとボリュームも申し分ない。脂身の少ない豚肩ロースをスープで煮込み、醤油ダレに漬け込んだ分厚いチャーシューものる。

雑味、えぐ味のない澄んだスープを作るため、材料の鶏は頭、手足を除いた胴ガラのみ。関東醤油で優しい塩気とキレを加えたシンプルな一杯だ。

[らぁめん 蔵持]福岡県福岡市中央区白金1-10-5 / 092-791-4221 / 11:00~15:00、 17:00~22:00(LO) / 水曜休み

麺や 兼虎


【写真を見る】麺や 兼虎の「味玉辛辛つけ麺」(並、1000円)


"魚介系高濃度スープ"を掲げる行列店「麺や 兼虎(かねとら)」(福岡市中央区赤坂)。東京の名店「麺処 井の庄」出身の店主・益成兼太郎さんが、“豪快で荒々しく、漢らしい一杯”をコンセプトに絶品つけ麺を作る。

麺や 兼虎。厚い豚バラチャーシューがのる


豚骨、鶏、野菜と大量の煮干しが味の決め手で、各メニューのベースとなる。食材を長時間煮出した旨味たっぷりの「濃厚つけ麺」、そのスープに魚介ラー油を入れた「辛辛つけ麺」が自慢。存在感のある極太麺は東京「三河屋製麺」特注で、もっちりと弾力がありスープとよく合う。辛さは、辛いのが苦手な人でも安心の“控えめ”から、刺激的な“限界突破”までの4段階が用意。麺量は中盛りまで無料で増量可能。2017年8月から「アブラソバ」(850円※30食限定)がレギュラーメニューに仲間入りした。

[麺や 兼虎]福岡県福岡市中央区赤坂1-1-18 リバティ赤坂1F / 092-726-6700 / 11:00~15:30(LO)、18:00~23:00(LO)、土曜~16:00(LO)、17:30~21:00(LO)、日曜11:00~17:00(LO)※売切れ次第終了 / 月曜休み

地鶏らーめん はや川


地鶏らーめん はや川の「地鶏醤油らーめん」(720円)


福岡の著名なラーメン店主や麺ブロガーも「あの店は旨い!」と絶賛するニューカマー筆頭株が「地鶏らーめん はや川」(福岡市南区玉川町)。清湯醤油ラーメンの東京「やまぐち」で腕を磨いた店主・早川さんが故郷福岡に戻り開店。修業先で培った製法を軸にしながら、「はかた地どり」や糸島醤油を使うなど、九州流に創意工夫を加え甘味と丸みのある地鶏ラーメンを作る。

地鶏らーめん はや川。白壁、木のテーブルというシンプルな造りの店内


キラキラと黄金色に輝くスープは、丸鶏ほか、鶏手羽先を煮立たせないようにして取ったもの。ガラや肉から染み出た鶏の旨味が広がったあと、ホタテ、アサリなど魚介要素が、主張しすぎない絶妙の塩梅で訪れる。おすすめは、「地鶏醤油らーめん」(720円)。醤油ダレは糸島醤油ほか、島根産など3種類をブレンドする。麺は京都の老舗製麺所「麺屋 棣鄂(ていがく)」のもの。鶏チャーシューは、ほんのり柚子胡椒の風味だ。

[地鶏らーめん はや川]福岡県福岡市南区玉川町11-11 / 092-554-7474 / 11:00~15:00、18:00~21:00※売切れ次第終了 / 水曜休み

支那そば やっちゃんち


支那そば やっちゃんちの「支那そば醤油」(650円)


福島出身の店主が、地元喜多方ラーメンの要素を取り入れた「支那そば」を朝7:00より提供する「支那そば やっちゃんち」。スープの素材は豚骨、豚足がメイン。煮込む工程で濁っているが、豚の挽き肉を加えてさらに炊くことで、半透明へと変化し、旨味が増していく。茹でる前に手もみして強いウェーブを出した「製麺屋 慶史」の麺も秀逸だ。

支那そば やっちゃんち。なめらかな舌触り、心地よい歯応えの麺


おすすめは「支那そば醤油」(650円)。醤油ダレはチャーシューの煮汁を継ぎ足しながら作ったもの。具材の麩、仕上にかけるネギ油が旨さのポイント。醤油のほか、塩と味噌もある。

[支那そば やっちゃんち]福岡県福岡市中央区清川3-12-1 / 080-3964-8698 / 7:00~15:30(LO15:00)、木曜11:00~ / 水曜休み

とら食堂 福岡分店


とら食堂 福岡分店の「手打中華そば」(730円)


福島県・白河市で長年親しまれるソウルフード「白河手打中華そば」が堪能できる九州唯一の店「とら食堂 福岡分店」(福岡市中央区六本松)。2016年のオープン以来、滋味豊かな醤油スープを求めて連日満席の人気ぶりだ。

とら食堂 福岡分店。店内で麺を手打ちする様子も見られる


看板メニューは「手打中華そば」(730円)。透き通ったスープは鶏ガラ、豚骨入りで飲み干せるほどあっさりしている。厳選した醤油ダレの芳醇な香りもいい。やや縮れの麺は、高加水で滑らかな食感と強いコシに仕上がるよう、毎朝約5時間かけて打ち、しっかりと熟成させるこだわりよう。炭焼きで香ばしく焼いたチャーシューもウマい!

[とら食堂 福岡分店]福岡県福岡市中央区六本松4-9-10 / 092-707-1015 / 11:30〜15:00、17:30~21:00※売切れ次第終了

九州ウォーカー編集部

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