九州ウォーカー編集部員がハマった!“安くて旨い”人気立ち呑み店4選
九州ウォーカー
福岡では、古くから酒店の軒先で飲む“角打ち”という文化が根付いていたこともあり、昔ながらの店から、若者が集まる新店まで、地元で愛される人気の立ち呑み店が多くある。地酒や丁寧に手作りされた料理が並ぶなど、ハイレベルな質に驚かされる。福岡在住約2年の新参者ながら、どっぷりと立ち飲みカルチャーにハマっている編集部員・はづきが、ここだけは行ってほしい!という4店舗をご紹介。今宵は、地元民も旅行者も、仲良く酔っぱらおう。
お隣さんと仲よくなれるのが醍醐味「立ち上がる酒場 NEO MEGUSTA」

2018年3月にオープンした、警固の立ち呑み店「メグスタ」の2号店。和食をテーマに福岡名物のがめ煮などの小鉢を約40種類そろえる。一皿180円~とリーズナブルで、おひとり様が頼みやすいサイズ感もうれしい。日本酒やワイン、サワー系のアルコールも良心価格。

特にワイワイ盛り上がるのは18:30~20:00、または遅めの22:00以降。スタッフとのおしゃべりも楽しもう。観光客にも喜ばれる博多の郷土料理、「がめ煮」(280円)は、しっかり味が染みて日本酒と相性抜群。他に、「新鮮なごま鯖」(380円)など、「このクオリティでこの値段!?」と驚きのメニュー展開が魅力だ。

[立ち上がる酒場 NEO MEGUSTA]福岡県福岡市中央区赤坂1-10-16 ソピア赤坂ビル1F / 050-5327-5333 / 13:00~24:30(LO24:00)、日曜日~21:00 / 無休
話題の“泊まれる立ち飲み”ゲストハウス「Hostel STAND BY ME」

福岡市中央区大手門に2017年6月にオープンした「Hostel STAND BY ME(ホステル スタンド バイミー)」。ホステルと立ち飲み屋を融合したゲストハウスは、‟泊まれる立ち飲み“という珍しいコンセプトで、一躍福岡の人気スポットになっている。

立ち飲みスペースは1階。1000円で4枚の木札を購入し、料理やお酒は木札と交換してオーダーするシステムになっている。また、コースターにもおもしろい工夫がされている。「KANPAI!!」と書かれた表(紺色)は「1人にしないで」を意味し、「I LOVE SAKE!!」と書かれた裏(白色)は「1人で飲みたい」という気分を表わす。誰かと交流したい時、ゆっくり1人で飲みたい時など、その時の気持ちをさりげなく伝えるのに便利だ。とはいえ、さすが福岡。ここでは大半の人が表(紺色)にしているらしい!

フードは福岡の人気店と共同開発したものや、レシピを預かり再現したものなど約30種を用意する。「博多水炊きとり田の柚子胡椒でポテサラ」(木札1枚)、「ニ〇加屋長介の雲仙ハムカツ」(木札1枚)など、メニューには福岡でおなじみの店の名が並ぶ。地元にゆかりのある人物やスポットをネーミングしたオリジナルメニューもあり、料理を通じてローカルを知ることができる。ほとんどのメニューが1杯または1品に木札1枚(250円)という安さで、1000円あれば十分楽しめる。

ドリンクメニューも「よなよなエール」「キリン一番搾り」の生ビールをはじめ、プレミアム日本酒や焼酎、オーガニックワインや自家製サングリア、ソフトドリンクなど充実した品ぞろえ。日本酒はスタッフが特製の升になみなみと注いでくれる。
[Hostel STAND BY ME]福岡県福岡市中央区大手門1-3-22 / 092-791-1974 / 7:00~10:00、11:30~24:00(ランチ11:30~15:00) / 無休
おひとり様の終着点はココ!「三九酒場 けごむす」

待ち合わせ前の一杯もいいけれど、本領発揮するのは飲み会後のシメ。福岡市・警固にある「三九酒場 けごむす」は、おむすびと日本酒が自慢の立ち呑み店。深夜3:00まで営業なので、呑み足りない、食べ足りない時も気軽に立ち寄れる。

ここで味わうべき一品は、オーナー・高山洋平さんの父が無農薬で育てた「れんげ米」のおむすび。ふっくらとお米が立っていて、「シンプルな塩むすび」(200円)は、遅い時間のシメにちょうどいい。こぢんまり空間だから、周りを気にせずしっぽりと呑める。

「鯖マヨのおむすび」(230円)、「おしんこ盛り合わせ」(420円)、「餅と大葉の自家製からすみ」(540円)、「日本酒3種セット」(860円)もオススメだ。同店では、お客さんのほとんどが、少人数かひとり客。通うごとに顔なじみが増える楽しさも体感できる。
[三九酒場 けごむす]福岡県福岡市中央区警固2-15-11F / 092-406-7855 / 19:00~翌3:00
/ 不定休
全国の旨い酒に美味なアテをリーズナブルに!「小谷酒舗」
若者でにぎわう福岡市中央区大名。その一角に店を構える「小谷酒舗」は、角打ちがリーズナブルに楽しめる酒屋として人気を集めている。店内には、立ち飲み用の丸テーブルが4つと、長いカウンター席を用意。店主が日本全国から集めた日本酒をはじめ、焼酎やビールなど店内にある商品を購入して飲むことができる。

おつまみ用のフードも各種そろえる。おすすめの日本酒・大賀酒造の純米吟醸「Type F」(400円)には、「いぶりがっこ&クリームチーズ」(350円)の組み合わせがぴったり。この他にも缶詰や乾きもの系など、酒のアテにちょうどいいおつまみがズラリと並ぶ。

また、若い女性も多く足を運ぶそうで、「グラスワイン」(290円)や梅酒、カクテルなど女性好みのドリンクも充実。塩味が効いた「ムール貝と野菜」(480円)は白ワインとの相性抜群!複数人の場合、ワインをボトルで購入するとかなりお得だ。

そんな「小谷酒舗」の店主は小谷昌弘さん。オーストラリアへの留学経験を持ち、その地で訪れたパブをヒントに、“誰もが陽気になれる角打ちコーナー”をおよそ10年前に作ったそう。店がオープンする朝10時から角打ちもスタート。夜は23時までと長い時間楽しめるので、0次会や1.5次会の利用が多い。
お隣同士と、肩肘張らずに会話を楽しめるのも立ち呑みの醍醐味。ワイワイ、ガヤガヤとしたにぎやかな雰囲気も味わって。
九州ウォーカー編集部
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