本当は優等生なのに“悪さ”ばかりする少年の真意に涙!「声をあげて泣いた」「作品の凄さに胸を打たれる」読者も号泣

東京ウォーカー(全国版)

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この少年はなぜ、自分の家の庭でだけ、悪戯をするのか…?送達ねこ(@jinjanosandou)

配達に行くたび、いたずらを仕掛けてくる少年がいた。木の上からバケツの水を浴びせられ、追いかければ今度は別の罠へ。郵便配達員は少年に振り回される日々を送っていたが、以前の少年は、そんな悪さをするような子ではなかった。一体、少年に何が起きたのか――。現役郵便局員の送達ねこさんが、同僚の実体験をもとに描いた「郵便屋が集めた奇談」から、「悪童の庭」を紹介する。

「コラ坊主!」配達先のいたずら少年

「死が近い人の匂い」というものがあるという送達ねこ(@jinjanosandou)

悪童の庭_P02送達ねこ(@jinjanosandou)

悪童の庭_P03送達ねこ(@jinjanosandou)

ある一軒家へ配達に行くたび、郵便配達員を困らせる少年。その日も木の上に仕掛けられていたバケツの水を頭から浴びせられ、「コラ坊主!」と追いかけることに。しかし少年を追う配達員は、あらかじめ仕掛けられていたと思われる罠へと誘導されてしまう。びしょ濡れになり、散々な目に遭わされた配達員だったが、どうしても腑に落ちない。自分の記憶にある少年は、こんないたずらをするような子どもではなかったからだ。

少年が変わった理由

そこへ少年の祖母が慌てて現れ、配達員にタオルを渡す。そして「母親が長くないと知って荒れてるのです」と打ち明けた。母親の死が近いと知ってから、少年は母親が寝ている部屋にも近づかなくなったという。祖母は、迫りくる母の死を受け止めきれず、荒れてしまったのだと考えていた。しかし話を聞いた配達員には、別の心当たりがあった。「まさか…でも、まさか…!?」心の中でそうつぶやいた配達員が気づいたこととは――。

「目の前が霞む」読者の心を揺さぶった物語

少年が突然、いたずらばかりするようになった背景が明らかになるにつれ、物語は切なさを増していく。大切な人の死は、どれだけ覚悟していても簡単に受け止められるものではない。それが小さな子どもにとって、母親の死となればなおさらだ。

読者からも「やばい…目の前が霞む…」「声を上げて泣いてしまった」といった声が寄せられ、「3カ月前に母が逝きました。この作品の凄さに胸を打たれます」というコメントも届いた。

実在の配達員が体験した「不思議な話」

本作は、送達ねこさんの同僚で、長く配達員を務めていた村井さんの体験談をもとに描かれている。送達ねこさん自身にも、亡くなった人の存在を感じたという不思議な経験があるという。

かつて故人の部屋に数人でいた際、誰も触れていないのに、肩を衣服の上から指で擦られているような感覚があった。そのとき故人の母親から「たまに帰ってくる。裏口が開いたりする」と聞かされたそうだ。もちろん「気のせいだった」と考えることもできる。それでも送達ねこさんは、もし本当に故人が何かをかいくぐって会いに来てくれていたのだとしたら、「気のせいにしてしまうのは、むごい気がする」と語る。

郵便屋だからこそ出会う、町の“奇談”

「郵便屋が集めた奇談」では、送達ねこさんのもとに寄せられた、同僚の配達員たちが体験した不思議な出来事を漫画化している。日々さまざまな家を訪れる郵便配達員だからこそ知る、町のどこかでひっそり起きている出来事。怖さだけではなく、人の思いや記憶が交差する物語も描かれている。「悪童の庭」がたどり着く結末を、ぜひ最後まで見届けてほしい。

取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)

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