観劇前にも非日常を! 帝国劇場の通な楽しみ方
東京ウォーカー

4劇場を有するミュージカルの聖地、日比谷で最も古い演劇劇場といえば帝国劇場。観劇チケットを持っている人だけが入場を許されるその建物内には、実は名作アートが隠れている。開演前の時間には、ぜひ歴史ある帝国劇場も楽しんでほしい。

入館してすぐに気づくのがステンドグラス。ロビーの奥に進めば進むほど、その大きさに圧倒される。こちらの大作は芸術家、猪熊弦一郎の作品『律動』。7枚の異なる絵柄のステンドグラスは長さ20メートルを超えるという。その対面にはステンレス製のすだれがあり、そこにガラスが映りこんでいる様子がまた美しい。大階段を上って、2階から眺める光景が印象的だ。

上の写真中央に見える大きな金色のオブジェも同じく猪熊弦一郎の作品『熨斗』。水引をかたどった電灯装飾で、ステンドグラスと同じく現在の建物の竣工時(1966年)からあるものだ。そのほかステンドグラスの真下の本郷新氏による喜怒哀楽を表した4つの仮面など、まるで美術館のようにあちこちに作品がある。

ほとんどの劇場は開演30分前の入場が多いが、帝国劇場は通常、開演一時間前に入れるのが特徴。2階には皇居のお堀が見える喫茶室もあり、お土産を物色した後ここでひと息入れるのもいい。ちなみに喫茶室でコーヒーを注文すると、帝国劇場の刻印入りオリジナルスプーンがもらえるので、観劇の記念にぜひオーダーを。


上演作品のグッズも見逃せないが、観劇の前には、一度心を落ち着けるべく、アート鑑賞やお茶をいただくのも一つの過ごし方ではないだろうか。非日常の空間と作品を存分に楽しんでほしい。
【東京ウォーカー】
東京ウォーカー編集部
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