再現された遣唐使船が中国・上海へ向けて大阪を出港!

2010年5月8日 18:26更新

関西ウォーカー

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7〜8世紀にかけて、日本から唐(中国)へと派遣された遣唐使を乗せた船が現代に甦った。5/8(土)の14:30ごろに大阪港・天保山西岸壁から、再現された遣唐使船が、中国で開催されている上海万博のジャパンデー(6/12(土))に向け、出港した。出港前には、出港式が、第一部を海遊館ホール、第二部を天保山岸壁にて開催された。船が停泊する岸壁を数多くの見物客が取り囲み、再現遣唐使船の中国への船出を見送った。

この再現遣唐使船は、主催の(財)角川文化振興財団を中心に、経済産業省・文化庁・読売新聞社・中華人民共和国駐在日本国大使館・佐川印刷など、多数の企業・団体が後援・協賛し、日中友好のシンボルである遣唐使船を再現する「遣唐使船再現プロジェクト」として建造されたもの。最新の学術的な考証も加えて設計され、全長30メートル、総幅9.6メートルで排水量164.7トン(航行時)、エンジン付きで最大速度は時速約15キロメートル。手漕ぎもできる設計になっている。

関係者・招待客が招かれた海遊館ホールで開催された出港式第一部では、同プロジェクトの日本側ゼネラルプロデューサーの角川歴彦氏があいさつ。「今年は平城遷都1300年の年、中国では上海万博が開催されるので、これは遣唐使船を作って中国へ渡ると面白いのではないかと考えました。今日は若い人が多く集まってくれてうれしい。日中友好のためにも、どこか心に残るイベントとなればいいと思います」とあいさつ。

また、同プロジェクトのテーマーソングを声優・歌手として人気が高い坂本真綾さんが歌うことが決定していたが、そのテーマソング「美しい人」を出港式で初披露。作曲した菅野よう子さんとともに登壇して、歌声を披露した。坂本さんは作詞も手がけている。「まだ見ぬ人たちへ、尊敬の念をこめ呼びかけるとしたらと詩を考えていると、“美しい人”というフレーズが浮かびました。この曲のなかでは中国語で“美しい人”と歌っています」と坂本さんはコメントした。

さらに、第二部は再現遣唐使船が停泊する天保山岸壁で開催。住吉大社の清祓式(きよはらいしき)が執り行われ、航海の無事を祈願。その後は、いよいよ出港となり、同プロジェクトホームページ(http://www.kentoushisen.com)などで募集した漕ぎ手らが懸命に船を漕ぎ、中国への航海へと港を出て行った。大阪を出港した後は、広島・呉、福岡の門司・博多、長崎・五島列島に寄港し、中国・上海の上海万博会場を目指す。

【関西ウォーカー編集部 若林毅】

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