「今俺を見て笑わなかったか?」好意には超鈍感なくせに悪意には超敏感な男の思考回路が謎すぎる
東京ウォーカー(全国版)
勇気を出して告白してくれた女子の言葉は聞き取れないのに、通りすがりの女子高生が笑っているのは見逃せない。そんな不思議な感度を持つ男性を描いた、ギャグ漫画家・伊東
(@ito_44_3)
さんの『敏感系主人公』が話題だ。2025年6月30日時点で2.4万件のいいねを集めた本作について、制作のきっかけや読者の反響を伊東さんに聞いた。
告白の言葉は聞こえないのに、笑い声には即反応!?
顔を赤らめながら「だって私…アンタのこと好き…だし…」と告白する女子。ところが、肝心の「好き」という言葉は男性の耳に届いていないようで、「え?何?」と聞き返してしまう。青春漫画なら胸が高鳴る場面のはずが、ここから雲行きが怪しくなる。
「今俺を見て笑わなかったか?」疑い始めたら止まらない
告白の途中、背後を通り過ぎた女子高生2人が楽しそうに笑っているのを見た男性。すると突然、「今後ろを通った2人組…俺を見て笑わなかったか?」と彼女に確認し始める。彼の脳内では、すでに「ブサイクとか臭いとか悪口言って盛り上がってた」という物語が完成しているらしい。目の前の女子から向けられた好意には鈍感なのに、根拠のない悪意には驚くほど敏感なのだ。
この設定を思いついた理由について、伊東さんは「『肝心な言葉に限って聞き逃す』のは主人公あるあるですが、実際はどんな言葉も聞き逃せずに追い詰められてしまう人の方が多そうだな、と思って描きました」と説明する。恋愛漫画のお約束をひっくり返し、聞こえなくていいものばかり拾ってしまう主人公を生み出した。
照れ隠しのひと言まで悪口認定!?
気を取り直して、女子はもう一度告白に挑戦する。しかし、今度は男性が「このバカ!なに言わせんのよ…」と照れ隠しに口にした言葉に反応。告白の内容は聞き取れないままなのに、悪口らしき言葉にはしっかり耳を傾けるという、なんとも困った仕様である。読者からは「告白だけ聞き取れなかったはもはや病気なんよ」「なんでこんな奴好きになったんだ」といった声が寄せられた。せっかくの恋愛シーンが、いつの間にか被害妄想の検証会になってしまう展開に、ツッコミが止まらない。
作品への感想を尋ねると、伊東さんは「なんでも悪口に聞こえてしまうという」のも、これはこれで「あるある」なのかなと思いました」と振り返る。笑いを誘う極端な描写ながら、身に覚えがある人もいるのかもしれない。
本作に描き下ろしを加えた5コマ漫画は、Kindleで無料公開中。伊東さんは「Xの反応がモチベに直結するので、いいね・リツイート・リプライなどいただけると励みになります!」と読者にメッセージを送る。次はどんなクセの強い主人公が登場するのか、期待したいところだ。
■取材協力:伊東(@ito_44_3)
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