あの“チームラボ”が手がける世界初のデジタルアートミュージアムが6月21日お台場にオープン!!
東京ウォーカー
「芸術」や「アート」というものは、壁面に飾られ、「作品には触れないでください」的なアナウンスがある中での鑑賞が当たり前。ところが、そんな時代はもう古い!?今年の6月、まったく新しい形のミュージアムが世界で初めて誕生する。それが、森ビルとチームラボによる世界初のデジタルアートミュージアム「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」だ。6月21日(木)に開業が決定した。

では、一体何が新しいというのか…?それはすべてが“ボーダレス”ということ。本来、アートというものは、個々の作品に付けられたタイトルのもと、それぞれが存在感を主張してくるものだ。が、このデジタルアートミュージアムでは、作品と作品の間に“境界線”というものがない!!!

1つの作品が同じ場所にとどまっていることはなく、隣の作品へお邪魔したり、時には占拠したり…!?ほかの作品とコミュニケーションし、融合したりもする。そして、作品と人(=鑑賞者)の境界もないため、見ている自分が作品の世界観に入り込んで楽しめるのだ。では、マスコミに公開された現在整備中の内部を一部紹介しよう。
アートが動き、混ざり合う「ボーダレスワールド」
「花の森」や「Black Waves」など、デジタルアートの作品はそれぞれの“部屋”に展示されているのだが、部屋から出て通路を移動しはじめ、ほかの作品と影響を受け合ったり、混ざり合ったりするのが、この館の最もおもしろいポイントだ!まるで人間のように”命”を吹き込まれたかのようだ。

さらにユニークなのは、見ている人々とも干渉し合うこと。例えば手をかざすと花が散ったり、触れると色が変化したり、手を振れば振り返してくれたり…。自らの身体を使って探索しながら、共創を楽しむ新感覚体験をすることができるだろう。

空間認識能力を鍛える「チームラボアスレチック 運動の森」
ここは、“身体で世界を捉え、世界を立体的に考える”をコンセプトに、脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える創造的運動空間だ。「光の立体ボルダリング」「高く飛び跳ねたり沈んだりする空間」「空中の揺れる吊り棒渡り」など、複雑で立体的な空間の中で、体ごとインタラクティブなデジタルアート空間に没入する。空間を認識する能力を鍛えることによって、言語能力や数学力にも匹敵する、立体的に物事を考えることができる能力も育てようというもので、子供には特におすすめだ。

人を認識して光が変化する「ランプの森」
無数のランプが吊り下げられた空間。人がランプの前で立ち止まり、しばらくじっとしていると、そのランプは強く輝き音色を響かせる。そしてその光は、最も近い二つのランプに伝播し、その光はまたそれぞれ同じように連続して伝播していく。伝播していく光は、必ず、すべてのランプを一度だけ強く輝かせ、必ずはじめのランプに戻ってくるという。ミラーに囲まれた部屋の中で、無限に続くオレンジや水色などさまざまなランプの光に癒されることだろう。

今回紹介したのはほんの一部にすぎない。施設面積10,000㎡という圧倒的な広さの中に、世界初公開作品を含む約40作品が展示されるこのデジタルアートミュージアムは、映像を制御するコンピューターが約500台、プロジェクター約470台によって作らている。館内には鑑賞ルートも存在しないので、訪れる人によって、または訪れる時間によって見るもの感じるものが異なり、2度3度来館しても楽しめる空間となっている。今年の夏は暑いとの予報。世界で唯一無二のデジタルアートミュージアムで、暑さを回避しながら、新感覚アートのボーダレスワールドは体感する価値ありだ。
水島彩恵
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