【たかつきDAYS】新緑と水辺を感じに。
関西ウォーカー
みずみずしい緑と涼やかな水辺は、初夏の大阪・高槻市の代名詞。ひと足延ばせば行ける身近な自然の中をカメラや本を片手に、散策してみませんか?

渓谷と清流が織りなす 北摂随一の景勝地を散策「摂津峡公園」
JR高槻駅から北へと市営バスに揺られること約20分。にぎやかな市街地や穏やかな住宅街を抜けた先に、渓谷と清流が待つ摂津峡がある。約3000本もの桜が咲き誇る春、新緑まぶしい夏、紅葉に包まれる錦秋など、四季折々に表情を変える北摂随一の景勝地が広がっている。

淀川水系の一級河川である芥川が流れ、下の口と上の口の間の川沿い約3㎞は絶好のウォーキングコース。滑り台などの遊具がある桜広場は、休日ともなると小さな子どもを連れた家族連れなどでにぎわう。「流蛍の 自力で水を 離れ飛ぶ」と、道中にひっそりと立てられた俳人・山口誓子の句碑も風流だ。途中、渓谷沿いを少し北へ外れると高さ15m、幅5mの白滝があり、小規模ながらも周辺の木々と調和した落ち着いた佇まいで訪れた人々を癒している。

山林を楽しむハイキングルートもあり、さまざまな種類の木々と出合うのも楽しい。澄み渡った空気、清々しい木々の匂い、鳥のさえずりや虫の声、せせらぎなど、五感をフルに使って森林浴を楽しんだ後は、渓谷沿いに立つ温泉旅館に立ち寄って疲れを癒すのもおすすめ。渓谷美を望む露天風呂に浸かってゆっくりと景色を眺めれば、自然の美しさに改めて感動する。市街地の近くでこれほどの大自然を堪能できるのも、高槻の魅力と言えるだろう。

こいのぼりと桜の名所 河川敷で時を忘れて「芥川桜堤公園」
JR 高槻駅より、情緒ある町家が残る西国街道を西へと歩くと、芥川に出合う。そこから、橋を渡り北上すると河川敷に広がるのが芥川桜堤公園だ。その名の通り、花見スポットとして名高い桜の名所で、春は堤防沿いが華やかなピンク色に彩られる。

桜の季節が終わりしばらくすると、河川敷一帯にはたくさんのこいのぼりが掲げられ、新緑の季節の風物詩となっている「こいのぼりフェスタ1000」が開催される。市民から寄贈されたものや、市内の園児たちの手作りによるものなど、1匹ずつ色や形、表情が異なり、個性豊かなこいのぼりが風にたなびく光景が、訪れた人々の心を和ませている。

穏やかな川の流れに加えて涼しい木陰も多いため、夏は川遊びではしゃぐ子どもたちの姿も。水深が浅いため安心して遊べるのが魅力だ。また、滑り台やスプリング遊具もあるため、1年を通してレジャーやピクニックを楽しめる。春や秋は、吹く風が心地よい川沿いのサイクリングもおすすめ。JR高槻駅からは歩いて15分ほど。天気のいい日にはお弁当片手に、のんびりと歩いて訪れてみるのもいいだろう。

ジョギングやスポーツ 河川敷で楽しむ休日「淀川河川公園」
京都府から大阪府まで、約75 ㎞にわたる淀川沿いには40地区もの園地が点在しており、高槻市にもジョギングや散歩を楽しめる河川公園が整備されている。

淀川河川公園大塚地区はテニスコートや、1周約1.6㎞のウォーキング・ジョギングコースがある。無料駐車場もあり、休日は幅広い年齢層でにぎわっている。

三島江地区では河川敷を約2㎞にわたって黄色く染めるセイヨウカラシナの花が名物。空と川の青、木々の緑とのコントラトが美しく春の風物詩となっている。

魚が泳ぐ清流沿いをのんびりと散策して「芥川緑地」
摂津峡公園のすぐ南、緑豊かな川沿いには遊歩道が設けられ、芥川緑地として整備されている。敷地内には「あくあぴあ芥川」の愛称で親しまれる自然博物館やテニスコートなども。

この芥川を舞台に、高槻市では市民団体と協働した川づくりを実施。市民団体と府、市、専門家からなる「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク」が主体となった魚道の設置などを行ってきた。地道な活動の甲斐もあって、かつて大阪湾、淀川を遡上して来たアユが、近年再び芥川にやってくるように。高槻の宝物のひとつでもあるそんな川べりをのんびりと散策して。

【関西ウォーカー編集部/PR】
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