主演の中山美穂が出席!映画「蝶の眠り」舞台挨拶
東京ウォーカー(全国版)

日韓合作の映画「蝶の眠り」の舞台挨拶が角川シネマ新宿にて行われ、主演の中山美穂さん、キム・ジェウクさん、音楽監督を務めた新垣隆さん、チョン・ジェウン監督が登壇。
本作は、遺伝性アルツハイマー病を宣告され、自らの余命を知りながら最後の小説を執筆する女性小説家・涼子(中山美穂さん)と、作家を目指すひとりの韓国人留学生・チャネ(キム・ジェウクさん)の年の差を超えた究極の愛がテーマのラブストーリー。
上映終了後の舞台挨拶ということで、大きな拍手で迎えられた中山さんは「撮影は2年ほど前で、皆さんにご覧頂ける日を楽しみにしていました。今、ホッとしています。温かい拍手に安心しました」と、公開初日に感慨深い表情。
続くキムさんも「日本は小さい頃に暮らしていた特別な国。そこで自分の映画が公開されるというのは何ともいえない感情です」と語り、場内から初日を祝うように再び大きな拍手が起こる一幕も。
中山さんは、5年ぶりの主演作となる本作について「内容が病気を扱っていたり、お別れがあったり。すれ違いがあったりと悲しみも含んでいるんですけど、静かに詩的な感じで演出してくださったので、出来上がったものを観てこの作品に出会えてよかったなと思いました」と語った。

本作が初共演のふたり。「韓国では映画『Love Letter』が本当に有名で、出演されていた中山さんと映画を撮るということが実感できなくて、最初に会ったときの印象は多分死ぬまで忘れないと思います。共演できて光栄でした」と憧れの存在だった中山さんのことをキムさんが語った。
一方、中山さんからは幼少期まで日本で過ごしていたキムさんの日本語について「本当にお上手なので。喋り方も心地よいですし。でも、“庭師”っていうのが言えなかったよね」と語り、キムさんも「そうです、思い出しました。“庭師”という言葉を初めて聞いたので、毎回聞いてましたね」と、撮影時を振り返っていた。
また、本作は9月に韓国で公開されることが決定。「20年前になりますけど『Love Letter』という作品があって。監督からオファーを頂いたときに『Love Letter』がすごく好きだとおっしゃっていて。その流れでこの作品が生まれたので、また韓国でもたくさんの方に観て頂けたら嬉しい」と、中山さんは喜びを語り、キムさんからは「僕がここにいるように、中山さんにも韓国に舞台挨拶に来てほしい」という声があがっていた。
舞台挨拶では、音楽監督を務めた新垣さんが本編でも流れていた「再会」という楽曲をピアノ演奏で披露する場面も。「生で聞けるの嬉しいです。頑張ってださい」とエールを贈った中山さん。演奏後には「上映が終わってから、これを聞いたら感動しますよね」と感激で声を震わせていた。

さらに、初日祝いとして中山さん演じる涼子の愛犬、トンボが登場。「久しぶりですね!」と中山さんは再会を笑顔で喜んでいた。

週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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