ツウなジモト民が集う久留米の隠れた路上遺産“日吉村”
九州ウォーカー
西鉄久留米駅から歩いて7分ほどのところにある日吉市場(通称・日吉村)は、戦後の闇市が前身の木造アーケード。中心部にありながら、地元民でも知る人ぞ知る路上遺産的な一角だ。

現在“村”内では、飲食店を中心に約10店が営業中。夜は薄暗いアーケードに提灯や看板がボワリと浮かび、なんともシュールな雰囲気。勇気を出して足を踏み入れれば絶品料理と刺激体験が待っている!
つる屋
馬肉料理ひと筋約25年の大将が迎える馬肉料理専門店。馬刺しはもちろん、刺身で食べられるほど新鮮な生馬肉をサクラ鍋や馬焼き、洋風創作料理などすべての馬料理に使用。

ヘルシーで柔らかい馬の赤身を分厚くカットした「馬刺し(赤身)」(842円)は、噛むごとに旨味が口に広がる。

馬のバラの一部である「馬刺し(ふたえご)」(950円)は、ねっとりととろけるような脂の甘さがクセになる。生姜醤油でいただこう。

夜の居酒屋使いだけでなくランチも人気だ。エントランスは小さいが、店の中は1、2階があり、入り組んだ造りなのもユニーク。

[つる屋]久留米市日吉町26-23 / 0942-39-6768 / 11:00~14:00、17:30~23:00(LO22:00) / 月曜
ちゃこーる旨小屋
地鶏「久留米さざなみどり」や宮崎牛、骨付きカルビをウリにした肉酒場。肉汁を閉じ込め、程よくレアに仕上げた炭(チャコール)焼きの肉を多彩なワインと一緒に楽しめる。骨付きカルビはテイクアウトも可能。

醤油、ニンニク、ゴマ油、砂糖などで作るタレで骨付き豚肉を味付けした「骨付きカルビ」(972円)は、ハーフサイズ(580円)もある。

地元でもあまり出回っていない久留米産銘柄鶏のたたき「さざなみどりのたたき」(864円)は、ササミ肉を柚子胡椒でさっぱりいただこう。


「極上肉の旨味を引き出すベストの焼き加減で出します」と語る店主の東田勝実さんは、肉料理ひと筋30年。貴重な久留米産地鶏や、骨付きカルビをワインと共に楽しもう。
[ちゃこーる旨小屋(うまごや)]久留米市日吉町26-20 / 0942-30-4595 / 18:00~22:00ごろ / 不定休
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コバコのバルで、隣には屋根を開けオープンエアになるデッキスペースも完備。ピンチョスや生ハムなどワインに合うつまみをそろえ、水槽にいるオマールエビも調理してくれる(2700円~)。0次会利用の若者も多い。


平日はスタッフにジャンケンで勝つと生ハムが増量になる「生ハム盛り合わせ」(1080円)。「カブ飲みワイン」(270円)、「ボトル」(2700円~)と、ワインもリーズナブル。日替りのスペイン風オムレツ「トルティージャ」(270円)などもある。自家製サングリアは、女性に人気だ。


オブジェやしつらえもオシャレで、日吉村のなかでは客層が若い。1、2階があり、隣にはデッキスペース、店前のテラスも利用できる。

[pic(ピック)]久留米市日吉町26-28 / 0942-48-6226 / 17:00~24:00(LO23:30)、金土~翌1:00(LO24:30) / 日曜
五右衛門
日吉村で最も古く、大将の吉田隆さん(77歳)は、日本バーテンダー協会の重鎮でもある。カウンター越しに見る匠の“焼き”や“塩打ち”。見事に整頓され、彩りよく並ぶネタケースからも大将のこだわりと丁寧な仕事が感じられる。



ハツや砂ズリ、キビナゴ、豚ナンコツなど串焼きは1本150円~。大将が熟練のバーテンダーであるため、“まずはハイボール(400円)”という常連も多い。刺身用の砂ズリを使うなどネタはすべて素材を厳選し、丁寧に串打ちし、炭火焼きの絶品焼きとりを作る。


[五右衛門]久留米市日吉町26-43 / 0942-35-7070 / 17:30~翌1:00(LO) / なし
九州ウォーカー編集部
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