焼肉の締めじゃない!冷麺の真のおいしさを日本に伝授
東京ウォーカー
韓国料理の激戦区として有名な新大久保エリアで、16年に日本初出店した「コサム冷麺専門店」。店名の“コサム”は“肉ではさむ”という意味。看板メニューの「水冷麺セット」(1274円)は、つくば美豚の炭火焼肉で麺をはさみながら食べるのがおすすめだ。

20年の修業を経て、自らの店をオープン
韓国のソウルフードでもあるフライドチキンをメインにした2階の「カンホドンチキン678」と共に、オーナーを務めるのはハン チエさん。韓国出身のハンさんが日本に来たのは1990年。料理好きで20年以上、さまざまな韓国料理店で働いた。自分が本当においしいと思うものを作りたいと、2010年に自らの店を出店した。

韓国では定番の冷麺と肉という組み合わせ。しかし日本でその組み合わせを食べるためには焼肉店に行かなくてはならない。「日本では冷麺というと焼肉の締めに食べるイメージ。でも冷麺そのもののよさも知ってもらいたいと思い、専門店の開業に踏みきりました」(ハンさん)。
国産の素材にこだわって作る、想いをこめた韓国料理

“冷麺専門店”と掲げているが、メニューにはのりまきやビビンパなど韓国の家庭料理も用意。レシピは冷麺のみ韓国から輸入したレシピ、ほかはすべてハンさんが考案し、厨房でスタッフにしっかりと教えこんでいる。素材へのこだわりが強く、調味料以外はすべて国産。茨城県産SPFポークのつくば美豚や、自家製麺にも国産のサツマイモのデンプンを使っている。
「きちんとした素材でこだわって作れば、きっとおいしさは伝わると信じています」と話すハンさん。現在、メニューは40種ほど。オーナー自身で素材をきちんと管理し、本当においしいと思うものだけを提供している名店だ。【東京ウォーカー】

取材・文=酒井明子、撮影=山下陽子
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