海老名市発!美容室経営の“キレイになれる”カフェ2店

横浜ウォーカー

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県央の中心地・海老名。再開発が著しい街という印象があるが、そんな街の中でのブームは「カフェ」だ。そもそも、SCが立ち並ぶ海老名駅には、駅前にカフェがたくさんある。その中でも、「美容室」が経営する形態の珍しいカフェが海老名市には存在する。お茶をするだけではなく、施術ついでにメニューが頼めたり、健康に効果があると言われている素材を取り入れたりと、美容にいいことづくめのカフェを紹介しよう!

美容室併設のカフェ「Pepper」


手前がカフェ「pepper」。美容室「Salt」、アイラッシュ「Suger」は隣の出入り口を使用。中で繋がっている。(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


海老名駅西口の近くにある「Pepper」は、美容室「Salt」アイラッシュ「Sugar」と併設されるカフェだ。再開発で、新たに番地ができた扇町というエリアにある。扇町は新しくできた地域で、特徴のあるショップが立ち並ぶ場所で、「ららぽーと海老名」の裏ということもあり、地元の人にも注目されているエリアである。

ひんやりスムージーのほか、夏はかき氷なども販売する(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


そんな場所に2017年にできたカフェ「pepper」。母体は、相鉄線などを中心に展開している美容室だが、カフェとの併設は初だという。テイクアウトが主だが、腰をおろせるよう席もある。そして最大の特徴は、美容室へ訪れた人が施術中にカフェメニューを楽しめるというところにある。オーダーすると、壁一枚隔てたカフェからドリンクがスタッフにより運ばれてくるという仕組みだ。

【写真を見る】左から、4種のベリースムージー、グリーンスムージー(各500円)。おからマフィン(150円)(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


水素水入りのフレッシュスムージーも


美容室併設だから・・・と侮ってはならない。オーナーがレシピを考えたというスムージー(各500円)は、常時約12種。フレッシュ系のものには水素水使用のものも選べるようになっている。これは、美容室で使っている水素水と同じものだという。ほうれん草や小松菜、アボカドが入ったグリーンスムージーもびっくりするほどの鮮やかな色! 良薬口に苦しと思うが、パイナップルやリンゴがまろやかにしてくれているため、非常に飲みやすくほんのり甘い味わいに。一食分になるほど飲み応えがあり、完飲すると満腹! 腹持ちもいい。4種のベリーのスムージーも人気だ。

また、食事はできないが、おからマフィンや、卵不使用のクッキー、卵・小麦不使用のポンデケージョなどの軽食もあり、ちょっとしたおやつが一緒に味わえる。もちろん手作り。

(左から)ショコラフラペチーノ、フレッシュパイン。デザートのように飲みやすい!(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


ショコラフラペチーノや、フレッシュパインなど、まるでスイーツのような味わいのスムージーもある。特にショコラフラペチーノは、ココアやアイス、生クリームなどが入り、デザートのよう。時季によっては、生のフルーツを使用したりするのも、女子にはうれしい!

なぜ海老名でこのカフェを?


テイクアウトが主だが、少し一息つくにはぴったり。内装もおしゃれ!(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


気になるのは、なぜ海老名だったのかというところ。母体である美容室を経営するオーナーの山口亮子さんは「自分の親も喫茶店をやっていたこともあり、喫茶店やカフェにはなじみがありました。自分でも調べているうちに、海老名は待機児童が多いということがわかって。若い親子連れがたくさんいるエリアなんだなと。そんな忙しい子育て世代の女性たちに、少しでもゆっくりしてもらいたいという気持ちもあり、出店しました」と語る。アイラッシュサロン(まつげエクステ施術)もあり、こちらもヘアのお手入れと同じタイミングで施術できるのも、忙しい女性にはうれしいサービスだ。

美容室の奥に併設されているアイラッシュ。ヘアの後に施術することもできる(要予約)(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


また、「星川の美容室の本店では、うちで働いているスタッフ向けに、専門の保育士を招いて託児所も併設しています。自分も子供がいるので、復職しづらい気持ちはよくわかります。ゆくゆくは、待機児童の多い海老名の店舗でも展開できたらと思います」と今後の展望も語ってくれた。もちろん学生やキャリアウーマン、男性などでも利用しやすい雰囲気は、さまざまな人が行き交う駅前では当然のこと。子供のいない人でも利用しやすいので、ご心配なく!

美容室は、施術にアシスタントを付けず、一人のスタイリストが担当する制度。奥にはキッズスペースもある(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


体にいい素材を使ったメニューが特徴の「Re Cafe」


海老名市の美容室が経営するカフェ、もう一店は海老名駅から一駅の厚木駅目の前にある「Re Cafe(リ カフェ)」だ。

木目調の手作り感溢れる店内。簡単な肩コリのメンテナンスも受けられる日もあるなど、カフェの使い方も色々(C)KADOKAWA 撮影=相川 明


アットホームな店内は、ランチ時になると近隣の住民が集まってくる。母体の美容室はすぐ隣にあり、そこで働く美容師も社食のように利用するというほど、このカフェは食事メニューが充実! このメニューには、さらに大きな特徴が…。

「陳皮」をスパイスに使った、鉄板ナポリタン(手前・1,200円)。熱々でボリューム満点! 薬膳チャイ(奥・640円)などドリンクも一緒に(C)KADOKAWA 撮影=相川 明


このカフェの看板メニューでもある、鉄板ナポリタン(1,200円)。ランチにはドリンクと小鉢が付く。特製トマトソースにソーセージ2本が入り、ボリュームも満点だ。胃もたれ防止や、整腸作用が期待できる「陳皮」入り! ローストビーフ丼(1,000円〜)の特製ダレも、陳皮入りだという。チャイにも薬膳を使うなど、ドリンクでも体にいいと言われているメニューが並ぶ。

ぷ・Re・ん380円〜。期間限定品や、大吟醸 酒粕ぷ・Re・ん430円なども(C)KADOKAWA 撮影=相川 明


体にいいとされる漢方や、食材にはスイーツにも使用。オリジナルぷ・Re・ん(380円)、大吟醸 酒粕ぷ・Re・ん(430円)。大吟醸の酒粕は、海老名の酒蔵「泉橋酒造」から仕入れているという。ポストハーベストフリー(農薬散布していない餌を与えるニワトリ)の綾瀬市「澁谷養鶏」の卵をつかったプリンだ。砂糖は北海道のてんさい糖のグラニュー糖と、きび糖を使用。なめらかでトロッとした生地は、気づいたら食べ終わってた!となるほど。またカラメルを垂らすと味わいも変化。仙台の専門店で修業し、レシピを習得してきたという本格派だ。季節ごとに不定期で限定品も出るため、ファンも多いとか。ちなみに、使用している卵は、〜11時までのドリンクを頼むとモーニングサービスでトーストと共に付いてくるゆで卵で味わえる。

母体はお隣の美容室


隣の美容室「REGARD(リガード)」。施述後に立ち寄るにも良さそう(C)KADOKAWA 撮影=相川 明


隣の美容室が経営するカフェ、というのは前述の通り。美容室がカフェを経営している理由を店長に尋ねると「美容室のオーナーが活動しているうちに、日本中の体にいい食材と出会い、効果を実感。もっと出会った食材を広めたいと、このカフェを始めたようです」とのこと。

写真は店頭の一角だが、このほかにもたくさんの食材や体にいい素材が陳列・販売されている(C)KADOKAWA 撮影=相川 明


もちろんメニューには、漢方や体にいい食材を使っているが、店内には使っている素材や、それ以外の食材が並んでいる。鉄分がプルーンの80倍以上という「モリンガ」塩(880円)など、スーパーフードも扱い、美容へのサポートも。また、美容室の軟水機をカフェでも取り入れてコーヒーに使用したり、飲み水にはアルカリイオン水を出すというこだわりも、また美容室ならではかもしれない。

ということで、海老名にある美容室経営のカフェには、それぞれ美容に対しての違うアプローチがあった。美容室ならではの美に対する意識は、海老名市の女性の拠り所になるかもしれない。そんなことを感じた2店舗だった。ひと息つくなら、こんなカフェをチョイスしてみては!?

構成・取材・文/濱口真由美、撮影/後藤利江、相川 明

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