非日常空間で、座禅や写経を体験!自分を見つめる一人旅
九州ウォーカー
じっくり自身と向き合いたい時に、「宿坊」という選択がある。寺院や神社に泊まり、朝のお勤めや写経、座禅などの非日常が体験できる宿坊は、心と体をリセットするのにぴったり。今回は、大分県国東半島で体験できる宿坊を紹介する。
非日常の空間で自分と向き合う心の旅

大分県国東半島の一帯に広がる寺院群を総称して「六郷満山(ろくごうまんざん)」と呼ぶ。このエリアは、古来、山岳信仰の場であり、神と仏が複雑に絡み合う「神仏習合」の地として知られる。

六郷満山随一の古刹として648年に開基されたといわれる「天台宗 峨眉山 文殊仙寺(がびさん もんじゅせんじ)」は、半島のほぼ中央、文珠山の山腹にある。文殊仙寺では“参拝する気持ちを大切にしてほしい”という願いから、宿坊体験のことを「宿坊特別参拝」と呼んでいる。早朝、まだ誰も訪れていない静謐な寺院での座禅や護摩行は、参加者ならではの特別な時間。都会の喧騒を離れ、自分を見つめ直す心の旅を叶えてくれる。
1日目15:00写経

お手本の上からなぞるように丁寧に写し、最後に願文(祈願したいこと)と日付、名前を書き入れる。290文字程度、ゆっくり1時間程度かけて集中すれば、次第に心身がリラックス。心を落ち着かせ、仏様の教えである般若心経を書写する。翌朝の護摩行で護摩木と一緒に奉納し、成就を祈願する。
1日目18:30夕食

夕食は精進料理(内容は季節によって異なる)。音を立てずに食べるなど、お寺の作法にのっとっていただく。朝食は粥と味噌汁とシンプル。
2日目6:00座禅

起床してすぐに30分間の座禅。姿勢を正し、精神を統一する。静かな自然の中で、聞こえてくるのは鳥の声のみ。15分が経ったころ、希望すれば身をかがめて禅杖を受けられる。
2日目6:45朝護摩

結界を張った壇上の釜に護摩木を積み、火が上がるさまは迫力満点。香油を注ぎ供養することによって、煩悩を焼き尽くす。毎年11月の秋季大祭では、8000本もの護摩木を焚いて祈願するという。
[天台宗 峨眉山 文殊仙寺]大分県国東市国東町大恩寺2432 / 0978-74-0820 / 9:00~16:30(拝観時間) / 受け入れ不可の日もあり、要問い合わせ
九州ウォーカー編集部
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