スカイツリー効果でホテルの“花火プラン”が人気
東京ウォーカー
2012年春の開業に向けて着々と工事が進む東京・墨田区の東京スカイツリー(R)。近郊の店にツリーを模したメニューが続々登場するなど、開業前から人気が白熱しているが、その効果がなんと花火大会にも波及。東京でも屈指の規模を誇る「隅田川花火大会」との初の競演が見られるとあって、周辺のホテルに数多くの問い合わせがきているという。
「昨年までは花火プランの予約を7月1日から受付けていましたが、今年はスカイツリー効果を見込んで5月15日に開始しました」というのは、錦糸町にある「東武ホテルレバント東京」だ。
同ホテルでは、24階にある日本料理店とバーラウンジの2つのプランを用意しているが、2万5000円〜3万5000円と高額ながらすでに半分ほどが予約で埋まっているという。「例年は7月から受付を始めて、常連の方を中心に予約が徐々に埋まっていくのですが、今年は『スカイツリー見学バスツアー』等で初めて来館されたお客様から『花火も』と予約やお問い合わせを頂戴しております」(同ホテル)。当日は照明を落とし、スピーカーを使って迫力ある花火の音が再現される。
日本料理店では特別会席料理とともに花火が楽しめるプランとなっており、バーラウンジでは豪華な料理とフリードリンクの後にスカイツリー側の席に移動して、花火が鑑賞できる。いずれも贅沢な内容が好評のようだ。
スカイツリーと花火が一緒に見られる¨花火宿泊プラン¨を用意しているのが「浅草ビューホテル」だ。「花火大会当日だけ、特別にお部屋の小窓を開放しますので、花火のドーンという音がお部屋に響くというお楽しみがございます」(同ホテル広報部)。宿泊予約は抽選で、現状では例年通り4〜5倍の倍率というが、「客室からスカイツリーと隅田川花火大会が一緒に見られるということが広まれば、今後大きな反響が期待できると思います」(同広報部)。ちなみに花火宿泊バイキングプランは、1泊2食・部屋での飲み物付きで2名1室4万6000円〜という。
錦糸町に今年4月に誕生した「ロッテシティホテル錦糸町」では、5月29日(土)ごろに客室から見る花火プランを発表する予定だという。「客室の30%以上がスカイツリー側で、そのすべてがツインルームですので、隅田川花火大会と東京の新名所を存分に楽しんでいただけると思います。通常でも、スカイツリー側のお部屋に、というご要望が多いので、反響を期待しています」(同ホテル)。
さらにスカイツリーならではの、こんな問い合わせも。「『スカイツリーと隅田川の花火はどっちが高いのか?』という問い合わせも入ってきています。過去のデータから、距離約1.5km・高さ24階の当ホテルからは、花火は第一展望台350mに届かない辺りに見えるはずですが、なにしろ初めての事で、実際に見るまではわかりませんので楽しみですね(笑)」 (東武ホテルレバント東京マーケティング部)
今年の隅田川花火大会は7/31(土)。(※雨天の場合は翌日8/1(日)に順延)。隅田川の花火と東京スカイツリーを比べながら鑑賞する、今年初となる贅沢な楽しみ方を過ごすためには、早めの予約が必須となりそうだ。【東京ウォーカー編集部】
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