パン一切れでもこの変化! 仕事がはかどる“朝ごはん術”
東京ウォーカー(全国版)
平成18年度の国民健康・栄養調査によると、朝ごはんを食べない20代男性は約30%。つまり3人に1人は朝食を摂らず働き始めるのだとか。午前中の仕事の出来・不出来に大きく関わってくると言われている朝ごはんなだけにしっかり摂りたいところだが、なんとパン一切れやヨーグルト1個食べるだけで“仕事のデキ”が大きく違ってくるという。
そもそも人の脳は朝起きたときは“飢餓状態”。体重70kgの男性の場合、1時間の睡眠で76kcalも消費するほど、睡眠中はカロリーを使っているのだとか。
「朝食を食べずに仕事するということは、“ガス欠状態”で走り出すということ。脳は糖しかエネルギーにならないので、仕事の集中力が欠けるのは当然ですね。『できるビジネスマンの第一歩は、朝食にあり』ですよ」とは、高橋尚子さん率いる「チームQ」にて食事担当していた新生暁子(しんじょうときこ)先生。「アスリートはご飯を食べることも仕事の一つなんです。頭を動かすことが仕事のビジネスマンなら、朝ごはんは必要不可欠だと思いますよ」
言われてみれば、確かに通勤中に空腹を感じ始め、デスクに着いた頃にはヘトヘトになっているかも。でも、日々忙しいビジネスマン。朝はギリギリまで寝ていたいときは、どうすればいいの?
「実は、おにぎり1個、パン一切れでも随分違ってくるんですよ」と教えてくれたのは、杏林大学精神神経科の古賀良彦先生(NPOプレインヘルス協会理事長他)。「ご飯を食べると血糖値が上がりますよね。パン一切れ食べるだけでも、脳が“飢餓状態”の時と比べて、左右の脳の働きのバランスがよくなり、脳の動きが全然違うんですよ」
なるほど。チョコレート一口食べるだけで集中力がUPしたような気になるのはそのせいだったんですね。ちなみに、“脳エネルギー”になるブドウ糖を多く含むお手軽フードとしては、おにぎりやサンドイッチ、菓子パンやカステラなど。どれもコンビニで買えるアイテムばかりではないか!
加えて、「ヨーグルトとバナナは最強コンビなんです」と、前出の新生先生。「栄養素の高いヨーグルトと、ヨーグルトでは不足しがちな食物繊維やビタミンCをバナナで補強できるので、2つを一緒に摂るのはいいですね。バナナから糖が補給できる上、カロリーも低めなのでダイエットを気にされている方にもオススメですよ」とのこと。
朝に何気な〜く食べていたフルーツとヨーグルトの組み合わせは、実は理にかなった立派な朝ごはんメニューだったのだ。1時間の睡眠で76kcal、10分急ぎ足で歩いただけでも約57.5kcal(体重70kg・男性の場合)も消費してしまう私たちの体。効率よく“糖エネルギー”を摂って、今日から“できるビジネスマン”を目指してみては? 【東京ウォーカー】
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