ライダーの聖地・北海道で走ってみたい場所はここだ

北海道ウォーカー

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地平線まで続くまっすぐな道!青い空!心地よい風!ライダーの聖地・北海道に夏がやって来ます。愛車で走りたいならば、フェリーが経済的で手軽です。首都圏から行くならば、茨城県・大洗から苫小牧の航路がメジャーでしょう。

まずは大洗からフェリーに乗り込もう


大洗から苫小牧へは1日2便。深夜1:45発と夕方19:45発があり、約18時間で北海道へ上陸できます。船内には、大浴場などもありゆったり過ごせますし、プロムナードからはキレイに景色を見えて、北海道への気分が盛り上がりますね。

船内には大浴場も


船内のプロムナード。景色の良い場所だ


また、夏の期間、北海道のパンフレットなども設置される予定。旅先の情報を入手できます。お得なクーポンの情報などもスマホからとれますよ。さらに、さんふらわあ特典パスポートとして、下船後、北海道の各所で乗船券を見せるだけで、割引などが受けられる特典も。苫小牧港から一番近い道の駅・ウトナイ湖内の海鮮パークでかに玉丼が割引になるなど、全道20か所以上のスポットで使えます。こちらは9/30分までの乗船券が有効。有効期限は乗船日から15日間です。

北海道に上陸!まずは襟裳岬を目指す


夕方19:45発の大洗発の便に乗ると、翌日の13:30頃に苫小牧港へ着きます。北海道の大地がだんだん近づく様子を船上から見ていると、気持ちも盛り上がります!さて、船から降りたら、まず、ガソリンとお腹を満たしましょう!フェリーターミナル付近のオススメは、マルトマ食堂のホッキカレー。名産のホッキ貝がふんだんに入った一品です。

苫小牧はホッキ貝の水揚げ日本一。名物をがっつり味わおう


サラブレッド銀座通りと呼ばれる道道209号線。馬の姿が見られる


さて、走りたい場所の最初のおすすめは、日高・サラブレッド銀座。苫小牧からは1時間半ほどの距離です。日高エリアは、日本一の競走馬の産地。新冠町のサラブレッド銀座通りと呼ばれる道道209号線には、競走馬の牧場がたくさんあります。バイクを止めて馬の様子を見ていると、馬が近寄ってくるほど人懐っこくて、馬とツーショットも撮れるかも。ただし、敷地内に無断で入ったり、大きな音を立てたり、食べ物を与えたりは厳禁です。カメラのフラッシュなども注意を。

ここから、海沿いの国道を一気に襟裳岬まで走り抜けましょう。襟裳岬といえば北海道3大岬のひとつともいわれる名所。襟裳岬に着くころには日が傾いているはずです。海に沈むキレイな夕日を見ましょう。ちなみに岬からは朝日も拝めるので、1日目はこのあたりで泊まるのがオススメ。

襟裳岬へ続く道道34号線。期待感が高まります。


襟裳岬。太平洋を一望できます。


黄金道路ってなんだ!?


黄金道路こと国道336号線。海沿いの気持ちの良い道


2日目に突入! 十勝エリアに向かいましょう。襟裳岬からだと、まず「黄金道路」と呼ばれる国道336号線を走ることになります。……なぜ、黄金? じつは、この海沿いの道、大変な交通の難所だったそうです。太平洋の荒波にもまれる断崖絶壁が多く、開通に大変な費用がかかったのだとか。いまでも荒天時には通行止めになることが多い道です。

有名な幸福駅。旧・駅舎には訪れた人のメッセージが貼られています。


ここからは、しばらく帯広に向かって走ります。途中、有名な「幸福駅」などに立ち寄ると良いですね。

北海道らしい道 ナイタイ高原牧場


グリーンの中を進む気持ちのいいワインディング


帯広の北側、上士幌町にあるナイタイ高原牧場は日本最大級の公共牧場です。緑の丘がどこまでも連なり、これぞ北海道という景色が楽しめます。北海道を走ったぁ!という気持ちにさせてくれる道です。ここマストです!

十勝から聖地へ!


摩周ブルーが美しい水面


さて、ナイタイ高原を走った後は、阿寒湖、摩周湖へ。阿寒湖畔にはアイヌコタンがあり、アイヌの民芸品を買ったり、伝統的な踊りなども見学できます。その後は摩周湖へ。摩周ブルーといわれるその神秘的な青さは必見! 摩周湖のレストハウスには青いソフトクリームなんかもありますよ。さて、摩周をあとにして、いよいよライダーの聖地へ向かいましょう。

ライダーの聖地 開陽台


開陽台展望台からの眺め。周囲330度を見渡せる


中標津町にある標高270mの小高い丘です。ここの展望台から見える景色は、まさに見渡す限り北海道!といった感じで、地平線が丸く見えるほど。かつては、この展望台にライダーが集まり、聖地とされていたことをご存知の方も多いのでは。

北海道らしいまっすぐな道、ミルクロード


そばにある北19号線は、別名「ミルクロード」と称されるどこまでも続く直線道路で、ここも走っておきたい道です。ここまでで、おそらく350km超えるくらい走っているはず。2日目は、この辺りで泊まるのが良いのでは。

いざ、知床へ!


3日目はいよいよ知床です。開陽台からなら、まず知床半島の南側・羅臼を目指しましょう。

トドワラの風景。知床に行く前に寄り道する?


日程に余裕があるなら、途中、野付半島に寄るのもおすすめ。トドワラと呼ばれる立ち枯れたトドマツなどの幻想的な風景が見られます。

知床横断道路


ぜひ、走っておきたい知床横断道路


走りたい道ナンバー1はここではないでしょうか? 知床半島を名のとおり横断する道で、バイク雑誌などにもたびたび取り上げられる名道です。羅臼側はつづら折れのワインディング、知床峠を越えウトロ側は丘の間を縫って走るような道で、思わずと声を上げてしまいそうな気持ち良さ。天気がよければ、途中の知床峠の駐車場からは、北方領土の国後島を見ることができます。

横断道路を越えウトロに着いたら腹ごしらえを。知床といえばなんといっても魚介。特に夏はウニがオススメです。本州ではめったに味わえない生ウニを味わいましょう!なかには、ウニが折ごと出てくるなんてお店もあります。

ウニ丼をはじめ、海鮮料理がうまい!


ここも走っておきたい! 例のあの道


知床まで走ったなら、絶対おさえておきたい道がもうひとつ。それは「天に続く道」と呼ばれる斜里町の国道334・244号線。特に知床から西に向かって進むルートは、まるで道が空に吸い込まれていくような景色が楽しめます。

知床から国道334号を斜里町市街地方面へ。峰浜で左折する


本州では走れないような景色のなかを走りながら、世界遺産・知床へ。北海道がライダーの聖地といわれていることを体感できると思います。それから、ライダー同士がすれ違うときに交わすピースサイン。最近はめっきり少なくなってしまいましたが、北海道だと自然に出るんですよね。そんなところも北海道を走る魅力ですよ。

昨年就航した新造船「NEWさんふらわあ ふらの」


■商船三井フェリー

時間:大洗発→苫小牧…19:45発 翌13:30着(さんふらわあ さっぽろ・ふらの) 1:45発 19:45着(さんふらわあ しれとこ・だいせつ)

固定電話からはフリーコール0120・489850 スマートフォン・携帯電話・PHS・IP電話からは大洗船客予約センター 029・267・4133、苫小牧船客予約センター 0144・34・3121

【北海道ウォーカー編集部/PR】

井上裕信

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