扉を開けるとそこは台湾!東京で味わう台湾の味
東京ウォーカー
扉を開けるとどこか懐かしさが漂う佇まいの「東京台湾」。その名の通り、東京にいながらも台湾にいる気分になれるお店だ。一歩進めばそこは別世界。お店の至る所に、目を引くレトロな台湾の家具や雑貨などが所狭しと並んでいる。
これは、オーナーたち自らが何度も台湾に足を運び、自分たちの考える"台湾らしさ"を追求し、表現した世界観だという。
戦時中、日本の文化が台湾に多く入っていたこともあり、現在台湾で手にすることができる古道具には当時の日本のものも多く含まれる。それゆえ台湾の古道具は、日本人にとってもどこか懐かしさを感じさせるのだろう。どの部分を切り取ってもフォトジェニックな店内は、女性客から「可愛い」の歓声が日々絶えないという。




ジュワっとした肉汁がたまらない!名物水餃子の決め手は皮とタレ
そんな雰囲気の中楽しめる餃子は2種類。一番人気の「名物水餃子」は今までの水餃子のイメージを覆す一品だ。少し甘味のあるモチモチの皮の中には、豚肉やニラなどベーシックな素材でできた餡がつまっていて、一口食べればじゅわっと肉汁が溢れ出す。まるで小龍包を食べているかのようなジューシーさは、一度食べたら忘れられない味だ。
そこに合わせるのが、特製の餃子タレ。台湾の少し辛みがある醤油に、台湾の発酵するフルーツや豆などを一緒に漬け込むこと1週間。発酵した果物が醤油の味をまろやかに整え、弾力ある水餃子の皮のインパクトにも負けない、コクのある絶品タレが完成する。

まるでパンケーキ!? 衝撃の羽根つき餃子
水餃子に続く人気の「焼餃子」は、出てきた瞬間その見た目にあっけにとられる。それもそのはず、まるでパンケーキのように、餃子の周りを丸く見事な羽根が覆っているからだ。
見た目だけではなく、カリカリの羽根はスナック感覚で楽しめるのも嬉しい。
羽根に隠れた餃子の特徴は、何と言っても餡だ。台湾へ旅して出会った10種類ほどの食材を試行錯誤して特製の餡へと変身させた。しっかりと味付けされているので、たれ無しでも楽しめる。多くの具材が入っているので食べごたえ抜群だが、ほのかな甘さのある優しい味わいなので女性でもペロリと食べることができる。

どの料理も、店主たちが旅で出会った台湾の料理に、日本らしさを加えて創作したもの。台湾と東京の架け橋になるようなこのお店で味わう新感覚の餃子は、食べる者を虜にしてしまう魅力に満ちている。
取材・文=大金歩美、撮影=岡本卓大
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