中村獅童「歌舞伎とGTIは似ているかも」VWのGTIグレード3兄弟発表
東京ウォーカー(全国版)

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは6月8日、都内にて同社GTIグレードの3モデルを揃えた発表会を行った。日本においてGTIブランドが3車種揃うのは約13年ぶり。
VWのスポーツDNA「GTI」

GTIは、1976年の初代Golf GTI登場以来、同社のスポーツモデルにつくブランド。以降、同社のスポーティーモデルには、このGTIのエンブレムがついてきた。
また、Golf GTIはその後のクルマ作りに大きな影響を与えるとともに、以降各社がスポーツ走行向けにチューニングしたハッチバック「ホットハッチ」の見本となり続けてきた。
今回GTIグレードが投入されるのは、同社最小モデルであるup! 、先日8年ぶりにフルモデルチェンジしたPolo、そして発売当初からラインアップされているGolfだ。
注目のコンパクトホットハッチ「up! GTI」

今回のGTIラインアップで最も注目されているのは、up! GTI。初代ゴルフGTIに対し、ボディサイズ比で80mm短く、95mm高く、22mm幅広いこのモデル。初代Golf GTIを彷彿させる走りが楽しめるのでは、という期待がかかる。

パワートレインは116馬力を発する直列3気筒1リットルターボエンジンと6速マニュアル・トランスミッションの組み合わせ。車重はわずか1トンしかないため、キビキビとした走りが楽しめることは想像に難しくない。足回りもスポーツサスペンションに専用17インチホイールを装備。室内もGTI伝統のタータンチェック柄だ。

価格は219万9000円で600台限定。6月8日発売であるにもかかわらず、すでに300台が予約されているという。
排気量が2倍!200馬力の強心臓を持つ「Polo GTI」

日本の道路事情にピッタリサイズといえるBセグメントハッチのPolo。そのGTIモデルもまた強烈なスペックだ。日本に導入されたばかりのPoloは排気量1リットルの3気筒ターボエンジンであるが、GTIは200馬力を発する2リットル4気筒ターボへと大幅グレードアップ。

6速デュアルクラッチAT(DSG)のほか、電子制御式XDSディファレンシャルロック、スポーツサスペンションなどを備え、ハードな走りでもトラクションを路面へと確実に伝える。
インテリアもタータンチェックのGTI伝統シートを採用。いっぽうでベルベットレッドのダッシュパネルがスポーツモデルであることを強調する。価格は344万8000円で、こちらはカタログモデルとなっている。
注目のMTモデルが追加!「Golf GTI」

Cセグメントのお手本、そしてホットハッチの見本と言われているGolf GTI。こちらはすでに発売されているが、今回は純正インフォテインメントシステムなどを備えた特別仕様車Dynamicがラインアップに加わる。注目は6速MTモデル(435万9000円)が用意されること。ただし限定数は100台なので、気になる人は問い合わせたほうがよいだろう。
どれも楽しく乗れますよ!

発表会でティル・シェアVWJ社長は「1970年代、アウトバーンはパワー至上主義、排気量至上主義でした。そのアウトバーンの階級社会を打ち破ったのが1.6リットル、全長4mを切るゴルフGTIでした。
ですがゴルフGTIは、走りだけでなく、日常性を両立させた、フレンドリーなクルマなのです。VWは最新の安全装備を備えるクルマでもありますが、人々の心を高揚させるクルマを作ることができます。
いかにいいかと説明しても、実際に試乗して頂くのが一番です。できれば3つのモデルを試乗してください。どれでも楽しく乗れますよ」と笑顔で語った。
歌舞伎と似たところがあるのでは

さらにスペシャルゲストとして中村獅童が登壇!ゴルフRに乗ったことがあるという中村氏は「車内で着替えたり台本を読んだりすることが多いです。ゴルフは快適だし取り回しがしやすいクルマ。それに乗っていて楽しいです。その中でGTIは伝統と革新性を備えていますので、僕のやっている歌舞伎と似たところがあるのではないかな」とGTIの印象を語った。
日常生活にちょっとしたスパイスを与えてくれること間違いナシの3モデル。ぜひ注目してみてはいかがだろうか。
栗原祥光
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