山笠の季節到来!博多情緒あふれる祇園町かいわいをぶらぶら
九州ウォーカー
7月1日(日)〜15日(日)に開催される博多の夏の風物詩・博多祇園山笠。今回は山笠でにぎわう祇園町、呉服町周辺をぶらりと歩いてみよう。見どころは、博多駅から伸びる「大博通り」界隈。この通りの中州側に広がる祇園町は中世から商人町として栄え、今でもビジネスビルが並ぶにぎやかなエリア。通りを渡って御供所町方面に向かうと、歴史ある寺社が点在する情緒豊かな景色が現れる。古いものと新しいものが溶け込む町並みは、歩くほどにさまざまな発見に出会えそう。

怖くて優しい閻魔様と金色に輝く観音様がお出迎え!海元寺(かいげんじ)

全国でも珍しい閻魔(えんま)像を祀る浄土宗のお寺。境内の閻魔堂(えんまどう)には、地獄で死者に裁きをくだす赤ら顔の閻魔様の像と三途の川で死者の着物を剥ぐ「奪衣婆(だつえば)」像を安置している。その隣には、33体の観音菩薩を祀る観音堂があり、地獄と極楽を一度にお参りできるというワケ。毎年1、8月の16日には「閻魔祭」が開催され、貴重な地獄絵図が展示される。


[海元寺]福岡県福岡市博多区中呉服町10-5/ 092-291-4520 / 10:00〜17:00 / 無休
その体長はなんと150m!? 人魚伝説が残る龍宮寺(りゅうぐうじ)

鎌倉時代初期の1222年、博多の浦に揚がった人魚の伝説が残る寺。当時の記録によると、人魚の体長は約150mとかなり巨大で、朝廷からわざわざ使者が派遣されるほどの大ニュースになったそう。当時、人魚は大変縁起がよく「国家安泰の兆し」とされ、この地にお堂を築いたのがはじまり。現在は非公開であるが、人魚の骨と掛け軸が伝わっている。
[龍宮寺]福岡県福岡市博多区冷泉町4-21/ 092-291-1003 / 10:00〜17:00 / 無休
お口の中でプルプル♪台湾風豚足にハマる!釘本食堂(くぎもとしょくどう)

台湾の名店「富覇王(フーバーワン)」の豚足に出会った店主の釘本健さんがあまりのおいしさに感動し、現地で修行した後に店屋町でオープン。4時間以上煮込んだ豚足はほろりと柔らかく、余分な脂が抜けてコラーゲンたっぷり!ご飯もビールもグイグイ進む。夜には豚足ぎょうざ(7個480円)などの一品料理が充実しているのも嬉しい。

[釘本食堂]福岡県福岡市博多区店屋町6-29 / 092-291-2022 / 11:30〜22:00(LO21:30) / 日曜、祝日休み
1716年創業の老舗で衝撃の日本茶体験!光安青霞園茶舗 官内本店(みつやすせいかえんちゃほ かんないほんてん)

博多で300年以上続く日本茶専門店。茶葉は独自に火入れを行い、風味を引き出すのが特徴で、豊かな香りと味わいに定評がある。日本茶のプロがこだわりの入れ方で提供してくれる喫茶コーナー「茶愉 青霞(ちゃゆ せいか)」も密かな人気。玉露や抹茶など、濃厚かつ柔らかな甘みを感じる飲み口はお茶のイメージがガラリと変わりそう。セットに付くお茶の生チョコや焼き菓子などの特製スイーツも美味。

[光安青霞園茶舗 官内本店]福岡県福岡市博多区中呉服町8-1/ 092-291-0365 / 9:00〜18:30、土曜〜17:30、喫茶10:00〜17:00(LO)/ 日曜、祝日休み
昔ながらの手作りかまぼこにほっこり!西門蒲鉾本店(さいもんかまぼこほんてん)

1913年(大正2年)創業。高級魚のイトヨリダイと栄養豊富な麦飯水を使い、職人の細かな手作業で仕上げるかまぼこは、噛みしめるたびにじんわりと旨味が広がる。通常のかまぼこ以外にも、一口サイズのつまみ天や鶏ごぼうつみれなど、おやつにぴったりの商品も豊富。特に野菜ソムリエの資格を持つ4代目の野田彩代さんによる無農薬野菜を使った「野菜つみれ」(324円)はママさんや子どもにも人気。


[西門蒲鉾本店]福岡県福岡市博多区上呉服町5-172/ 092-291-2466 / 9:30〜18:30 / 火曜、第二日曜休み
大内理加
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