東京最東端の小岩「BASSE」のパンに宿る独自の魂とは?
東京ウォーカー
東京の最東端といえるディープタウン、小岩。昔ながらのお店が立ち並び、古きよき文化が息づくこの街に、若き職人が営むパン店がある。その名は「Boulangerie BASSE」(バース)。2013年の4月にオープンして以来、すっかり小岩になじんで5年を経た人気店だ。


ぎっしりだけどもったりしない
とはいえ地元だけではなく土日には遠方からも客が押し寄せ、週末は特に大にぎわい。日によって多少異なることもあるが、店には40~50種類のパンが並ぶ。そのなかで、一番人気を誇るのが「くるみこしあんクリームチーズ」だ。

生地は、フランス伝統のカンパーニュにクルミをプラス。これで低糖のこしあんと北海道産のクリームチーズを二層にして包み、約12分間焼き上げる。砂糖を控えているため小豆本来のうまみが引き出され、そこにチーズのコクや塩味が重なる。これらがぎっしりと入っており、ボリューム感は満点。とはいえ重すぎない甘じょっぱさに計算されているため、もったりせずにペロリと食べられるのだ。

小岩名物になりえるスペシャリテ
形はころんとして丸い。そして生地の色はクルミの特性か、ほんのりグレーがかっており、ところどころでクルミがポコっと顔を出す。そんな“小岩”のようなビジュアルから、松永さんはこれを小岩名物にしたいと言う。

ほかにも、「元が取れてません。」と書かれた「カレーパン」(194円)など名作は多数。パンに共通した特徴は、自家製の酵母を生地の風味や酸味に生かすことだ。ところで、松永さんはバンドの両立はどうやっているのだろうか? たずねると、営業終了後や休日などに週1回スタジオ入りし、ライブの日は一日分を仕込んでから会場に向かうという。きっと音楽活動でのインスピレーションも、パン作りに生かされているに違いない。パンも音楽も好きという人は、ぜひ一度「Boulangerie BASSE」へ!
東京ウォーカー編集部
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