映画「ロストクライム -閃光-」主演・渡辺大、奥田瑛二インタビュー これが三億円事件の真相!?

北海道ウォーカー

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7/3(土)より全国ロードショーの「ロストクライム -閃光-」。戦後最大のミステリーともいわれる、あの「三億円強奪事件」の真相に迫る物語だ。主演を務めるのは、「クローズZERO」(’07)、「彼岸島」(’10)などで活躍中の若手注目株、渡辺大。渡辺演じる若手刑事とコンビを組むベテラン刑事を務めるのは、奥田瑛二。公開に合わせ札幌でキャンペーンを行った2人に、映画について聞いてみた。

−映画の核となるのは、これまでドラマや映画で何度となく取り上げられてきた三億円強奪事件。真相に迫る刑事と彼らを取り巻く組織、事件に翻弄される人々を描き出した人間ドラマとなっている。脚本をもらって、まず何を感じたのか?

奥田「事件の真相について読み進んでいくうち、なるほど、これは真実かもしれない、と思いましたね。エンターテインメントの部分はもちろんあるけれど、映画の何割が真実に近いものなのか。観客の中には、まるで真実を目の前で見たかのような感覚になる人もいると思うし、それも面白い部分ですけどね」

−渡辺さんは、自分の父親(渡辺謙)も三億円事件に絡んだ役を演じていたこともあり、不思議な縁を感じたそうだが…

渡辺「父が出ていた作品を見た2〜3ヵ月後にこのお話を頂戴したので、巡りあわせというのはあるんだなって。ただ、クランクアップして今皆さんに見てもらうとなると、ちょっと怖くなってきたなというのが正直なところです(笑)。本当に凄まじい事件だったんだ、と世間の反応を見て思いましたね。これが真実なんじゃないかと思えるくらいの映画に仕上がっています」

−最初は奥田演じるベテラン刑事・滝口に翻弄されながらも、徐々に刑事として成長していく若手刑事・片桐。演じてみての感想は?

渡辺「自分が演じた片桐という男も自分自身も、これから先どこへ向かうのか、スタートしたばかりでまだゴールが分からないという感じです。ただ、一刻も早く、今回共演した皆さんと同じフィールドでやれればいいな、と思いますね。昭和を代表する名監督、伊藤俊也監督のもと、経験豊富なキャストとスタッフに囲まれて仕事をすることができた映画でしたから。滝口が三億円事件を通して片桐に継承したこと、それと同じように奥田さんと監督、ほかのキャスト、スタッフの方からもいろんなものを継承させていただいたなぁと感じています。最近の映画にはない、昭和ならではの質感が伝わる作品になっていると思いますね」

【PROFILE】

わたなべだい●1984年、東京都生まれ。「ぷりてぃ・ウーマン」(’03)で映画デビュー。おもな映画出演作に「男たちの大和/YAMATO」(’05)、「風が強く吹いている」(’09)、「彼岸島」(’10)などがある。

おくだえいじ●1950年、愛知県生まれ。「海と毒薬」(’86)で毎日映画コンクール男優主演賞受賞。俳優として数多くの映画、ドラマに出演するほか、監督としても活躍している。

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