旭山動物園にいるニワトリたち、自由に鳴いているわけじゃなかった!

2018年7月18日 20:30更新

北海道ウォーカー 出村聖子

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旭山動物園の「こども牧場」で飼育している2種のニワトリ、ハクショクレグホンとボーリッシュ。「ニワトリかぁ。あんまり珍しくないし、見てもなぁ」なんて通り過ぎるのはもったいない! 身近な動物とはいえ、意外と知らないこともあるんですよ。

旭山動物園/「こども牧場」にあるニワトリ(ハクショクレグホン)小屋
(C)旭川市旭山動物園

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ニワトリというと夜明けとともに「コケッコッコー」と鳴くイメージがありますが、これ、自由に鳴いているわけじゃないんです。実は鳴く順番、すでに決まっているんですよ。

旭山動物園/立派なトサカを持つハクショクレグホンのオス(手前)(C)旭川市旭山動物園

一番最初に鳴くのは、集団の中で一番強いオス。通常、オスは互いにつつきあって強さの順番を決めていて、よくケンカをするのだとか。ただ、旭山動物園の場合、すでに順番は決まっているのであまりケンカをする様子は見られないようですよ。ちなみに、メスは「コケッコッコー」とは鳴きませんが、小さく「コッコッコッ」と鳴きます。

旭山動物園/ハクショクレグホン(2羽ともメス)(C)旭川市旭山動物園

そもそも、なぜニワトリは夜明けに鳴くのかというと、目から入った光にホルモンが刺激されるから。ニワトリはもともとセキショクヤケイというキジ科の鳥を家畜化したもので、セキショクヤケイは自分の縄張りを主張したり、メスに対する求愛をライバルより先に行おうとして朝早くから鳴く習性があるのだとか。そういった習性を受け継いでいると考えられているそうです。

旭山動物園/観賞用のボーリッシュ(オス)(C)旭川市旭山動物園

旭山動物園/ボーリッシュ(メス)(C)旭川市旭山動物園

ちなみに、赤いトサカに白い羽根のハクショクレグホンという種類は卵や鶏肉用、頭にもっさりとした羽根が乗っかっているように見えるボーリッシュは観賞用のニワトリ。どちらもオスのほうがトサカが立派で、足にケヅメがあるそう。

旭山動物園/キジ科の鳥に見られるケヅメ(ハクショクレグホン)(C)旭川市旭山動物園

このケヅメ、オス同士が闘うときに使うもの。ほかのキジ科の鳥、クジャクやホロホロチョウなどのオスにも見られる特徴のよう。足だけを見ると、ちょっと恐竜感が漂いますね。

旭山動物園/年間300個ほども卵を産むハクショクレグホンのメス(C)旭川市旭山動物園

そして、ニワトリというと卵をたくさん産むイメージがありますが、ハクショクレグホンはなんと年間300個ほども産むそう。同じニワトリといえど、ボーリッシュとは年間産卵数が違うのだとか。長い時間をかけて、卵をたくさん産めるように改良されているのです。

知っているようで知らない、ニワトリのあれこれ。「こども牧場」に行ったら、どれがオスで、どのオスが一番強そうか、ケヅメがどんなふうになっているのか、ぜひチェックしてみてくださいね!

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)~11月3日(祝)  ■時間:夏期開園9:30~17:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

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