唯一無二の味、我が道をひた走る! 白楽の横浜サリサリカレー
横浜ウォーカー
その独創性とおいしさから、リピーターが7割という日もあるという、横浜・白楽の「サリサリカレー」。その”ハマる”味の秘密とは?
最高の味はスッと口から消える”消え味”

オープンして10年、今の場所に移転してきて2年。そのおいしさから、クセになる、時間があくと、また無性に食べたくなる。という、いい意味で”中毒性”のある味わいが、リピーターを多く生んでいる「横浜サリサリカレー」。
先代の店主が、パキスタンのおもてなし料理として教わったレシピは、なんと3,000年前からのもの! 「いつの時代、誰が作ったってもんじゃないよ」。と話す先代の店主。古美術商の仕事をしていたキッカケで、パキスタンの地域に住む、上流階級の人たちの“おもてなし料理”を教わったことがキッカケでこのカレーが生まれた。
たくさんの野菜と鶏肉を煮込んだカレーは、スパイシーな鶏のしぐれ煮といった雰囲気。カレーの調味料は塩のみ、という。
「どこかで食べたことがあるような、なつかしいニュアンスを感じるでしょ。本能が、スパイスの力を感知するんですよ。スパイスは味ではなく、体のためにいいもの。だから、口に残らず、スッと消えていくんです。最高の味は”消え味”ですよ」(先代店主)。

セットのチャイは上品な味わい

スパイス入りのミルクティー「チャイ」。カレーを堪能したあとに飲むと、まろやかなおいしさを感じられる。
別売・デザートのヨーグルトもオススメ

デザートメニュー「ハニートラップ」(500円)。高品質のハチミツは屋久島にいる店主の知人から取り寄せているもの。ヨーグルトの酸味と絶妙のバランス。


ほかには真似できない、オリジナリティあふれるカレーを、この機会に体験しに行こう!
取材・文=石澤理香子、撮影=小嶋 裕