葉山生まれのシンガーソングライター・miwaが自身初ベストアルバムと今を語る!【後編】
横浜ウォーカー

——転機になった曲をあげるとすると、どの曲でしょうか。
miwa 「ヒカリへ」は月9の主題歌でしたし、ここから知ってくれた人も多くて、転機となった曲としてあげるなら、この曲ですね。
——サウンドも打ち込みで攻めていますよね。
miwa 「ヒカリへ」以前にもアルバム曲では打ち込みのサウンドもやっていたんですけど、そういう曲をシングル曲としてチャレンジするっていうことになったのは、ドラマのストーリーがIT企業の若い社長でという、今時のお話で、スタイリッシュな曲を求められたこともきっかけでした。イメージとしては見せていなかったところですが、もともと、そういう楽曲を聴くのはすごく好きで、挑戦ができたのは、すごく楽しかったです。
——そういう、きっかけやテーマがあって、楽曲が生まれるんですね。
miwa そうですね。ひとつひとつの出会いやきっかけがあって、自分の音楽性やアーティストとしての道がひとつひとつ刻まれているなって、改めて感じますね。
——新曲「Unchained Love」も新たなmiwaさんだなと。とても深みのある、せつないバラードですね。
miwa この曲はすごく大人っぽいんですよね。歌い方も今までと違う感じで、一回聴いただけでは、「これ、miwa?」ってなるくらいにしたいと思っていたくらいで。
——実際、驚きました。
miwa これもドラマの挿入歌なんですが、ドラマの雰囲気に合わせて大人っぽいシチュエーションを意識して、理不尽な別れ、理由がわからないのに別れを経験するような。最近は、例えば受験をテーマにした曲だったら、自分の経験を振り返ってオネエさん的な目線から書くことも増えているんですけど……この曲は、私もちょっと背伸びをして書きました。

——では、地元のお話も聞きたいのですが。miwaさんは、葉山のご出身なんですよね。
miwa はい。海もあって山もあって、とても自然が豊かで。通っていた幼稚園も動物がいたり、泥遊びをしたり、山にどんぐりを採りに行ったりだとか。すごく、野生のような環境で育ちました。
——葉山を思い起こしたりしたような曲もありますか。
miwa 海が好きで、海が出てくる曲は多いですね。それは、やはり葉山で育ったからで、小学生のころとか、毎週のように海に行っていたので、真っ黒に日焼けしていました。海に行くと癒されるし、たまに、泳ぐわけでもなく海に行きたくなる。だから、港の海でもよくて。みなとみらいとかでもいいなって思っちゃいますね。江ノ島なんかの海岸だとよりいいですけど、海沿いは全部好きですね。気持ちいいなーって。
——具体的なスポットなどってありますか。
miwa 「OTODAMA」に毎年出させてもらっているんですけど、由比ヶ浜や逗子(今年は三浦海岸で開催)。あのあたりは、オシャレなカフェも増えましたよね。
——「OTODAMA」のステージはおもしろいですよね。
miwa 本当に。砂浜の中にステージがあって、最初すごくびっくりしたんですけど、お客さんが水着で観ていたり、海からあがってそのまま来たのかな? みたいな感じとか、すっごいなーって。だから、私も「OTODAMA」は、ビーチサンダルで行くし、「海に行った」に1回換算されるんです(笑)。しらす丼を食べるんですけど、ケータリングでない時は、近くの店まで食べに行ったりして、毎回すごく楽しみなんですよ。
——9月22日東京・オリンパスホール八王子を皮切りに、ツアー「miwa concert tour 2018-2019 “miwa THE BEST”」がスタートします。
miwa 今回は、いつものmiwaバンドで、デビューから一緒にやってきたメンバーもそうですし、それぞれの楽曲にそれぞれ思い入れがあるメンバーで、ステージに立ちます。やっぱりステージの上で、直接、お客さんとやりとりできるライブは、ずっと大切にしていきたいなって思います。今回は30公演ありますので、ぜひ、近くの公演に来てほしいなって思います!
取材・文=古城久美子、撮影=山本佳代子
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