暮らしに寄りそう作家物の器をチェック!
東京ウォーカー
東京メトロ神楽坂の駅から徒歩2分。マンションのエントランスに置かれた小さな立て看板を目当てに、1階にある店内へ入ると、アンティークの棚に作家物の器や工芸の品々が品良く並ぶ。

2018年3月までは「神楽坂 暮らす。」という名でオープンしていた「コハルアン 」。旧名に馴染みのある方も多いかもしれないが、店主のはるやまさんが “小ぢんまりと営むはるやまの庵”という意味を込めて「コハルアン」に変更したという。軽やかなカタカナの表記と、小春日和のようなやわらかい響きが、お店の雰囲気にぴったり馴染む。
店主・はるやまさんがおすすめする作家物の器

越前焼のある福井県で、ご夫婦で作陶している土本訓寛(みちひろ)さんと久美子さん。このそば猪口は、三島手と呼ばれる象嵌(ぞうがん)の手法でつくられている。象嵌とは、成型した生地に柄となるモチーフを削り、削ってできた溝に白い化粧土を埋めて絵柄を作り出す技法。緻密な手仕事でのびやかな動物を描いた、ほどよい抜け感が魅力的。

モールド技法によってゆるやかな“うねり”を施した、大内学さんのガラス作品。「和菓子ドーム」と名付けられた小さなガラスドームは、その名の通り、ねりきりなどの生菓子や少しだけ残ったクッキーの一時保存にだけでなく、ガラスの皿と合わせて料理やデザートのアクセントにも。かわいらしいフォルムは、テーブルに置いてあるだけでも大人の遊び心をくすぐる。

のびやかな“しのぎ”が味わい深い、福井の作り手タナカマナブさんのミニ花器。コハルアンでの企画展用につくってもらったという作品はすべて一点物で、小さくても細部にまで丁寧につくられている。特別な日の花束ではなく、毎日のテーブルを彩る一輪の花を飾るのに最適。
コハルアンの器は、普段使いはもちろん、気のおけない友人やお世話になっている目上の方へのちょっとしたギフトにもおすすめ。センスが光る贈り物を選べるお店として、覚えておいて損はない。
東京ウォーカー編集部
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