お酒と一緒に味わいたい!福岡・早良区エリアおすすめパン屋さん3軒

九州ウォーカー

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福岡・早良区エリアは大人の雰囲気ただようオシャレなパン屋さんの宝庫。自家製ハムを使ったサンドや、ブルーチーズを効かせたパンなど、ワインと味わいたい品々が並び、ソムリエの有資格者のパン職人のいる店もある。スタイリッシュな内装や建物も訪れる楽しみの一つだ。

ワインと味わう、巨匠の志を受け継ぐパン「紺青」


「紺青」。パンを引き立たせるため無駄なものを排した店内。カンパーニュなどのハード系、甘い系が並ぶ棚、厚切りベーコンを使ったサンドが並ぶケースなどジャンルごとに区分け


「紺青」は紅葉八幡宮そばにあるスタイリッシュなブーランジェ。L字型のカウンターには、焼き込んだカンパーニュや、芸術的な層のデニッシュなどが、まるでオブジェのような美しさで並ぶ。

「紺青」の店名はフランスやベルリンを象徴する色から


「紺青」には、生地そのものを味わうシンプルなパンが豊富にそろう。あんぱん(各216円)は酒粕を生地に加えることで、時間が経ってもしっとり柔らかく風味もよい


シェフを務めるのは大石真哉さんと桃子さん夫妻。夫婦ともに一級のパン職人という組み合わせは珍しい。2人は2016年12月で惜しまれつつ閉店した茶山の「タンドルマン」で修業。パンの世界大会に日本代表として出場した渡辺裕之シェフのもと、世界レベルの製パンの技術を身につけた。

「紺青」の「カンパーニュ」(734円)。ライ麦とサワー種の香りが立ち、しっかりとした酸味も感じられる。ハーフは367円


「紺青」の「フォカッチャ」(302円)。EXオリーブオイルを何度も塗り重ねたリッチな風味と食感。そのままでもワインに合う


桃子さんはソムリエの有資格者でワインバーでの経験もある。イチジクを赤ワインで漬け込んだパンやブルーチーズを効かせたパンなど、ワインや食事に合うものも豊富。店内で自然派ワインとパンを味わえるのも特徴だ。また、店内の奥にはソファを配したイートインコーナーもあり、「あびる珈琲」のオリジナルブレンドコーヒーとともに楽しめる。

[紺青(こんじょう)]福岡県福岡市早良区高取1-26-63 / 092-982-7511 / 7:30~18:00 / 水曜・第2・4火曜休み

白い箱を彩る四季のパンをいただきます「Nishi Pain」


「Nishi Pain」の店内。漆喰の壁が落ち着いた雰囲気を醸し出す。コーヒーサービス、イートインもある


真っ白な外観からオシャレな雰囲気の「Nishi Pain(ニシパン)」。ドアを開けるとアンティーク調の照明やラフに仕上げた漆喰の壁などフランスのワイン蔵を思わせるステキな空間が広がる。

「Nishi Pain」の「サバサンド」(260円)。ハード系にサバのソテーをサンド。程よい塩気のバジルソースがかかる


「Nishi Pain」の「クレームパティシエール」(140円)。しっとりとした口溶けのよい生地で、濃厚な自家製カスタードを包む


店を開いたのは2013年6月。10種類の小麦粉を使い分ける他、食材の組み合わせなどでパンに個性を出し、日に約80種類を焼き上げる。ハード系など定番を除き、その日手に入った野菜や果物によりパンの種類が少しずつ違うので、日々新たな発見があるかも。パスタランチも楽しめる。

[Nishi Pain]福岡県福岡市早良区荒江2-10-12 / 092-407-4516 / 月曜〜金曜8:30〜、土日祝日8:00~売り切れ次第終了、ランチ10:00~15:00(LO) / 水曜休み

有名シェフの哲学から生まれた素材も製法も真面目なベーカリー「BLUE JAM」


「BLUE JAM」。店内の中央にハード系や食事パンが並ぶテーブルがある。パン愛好家が激賞する室見川食パン(320円)などの食パンは写真の右側にある数種類


日本のパン業界でもっとも話題の一人、杉窪章匡シェフが監修するベーカリー「BLUE JAM(ブルージャム)」。国産小麦100%、そして完全無添加など、安心安全な素材選びは同店の根幹だ。ビストロさながらに、国産豚を仕入れ、具に使うハムやベーコン作りまでスタート。また、優しい甘さで人気のあんぱんは、煮豆にきび砂糖を加え炊くなど、安心+αのおいしさを実現している。

「BLUE JAM」。パン屋とは思えないダークトーンのスタイリッシュな外観


【写真を見る】「BLUE JAM」の「クロックムッシュ」(238円・左)と「ジャンボンフロマージュ」(350円)。無添加のハムを使うため、派手すぎない自然な味の総菜パンとなる


「ちゃんとした素材を使い、ちゃんとした方法で提供するのがこれからのパン屋の形じゃないかと思います」。そう語るのは、杉窪氏の東京の店出身で、ブルージャム・シェフの桜井広基さん。地元の農家から届く無農薬果実を使いジャムを作るなど、田舎の店ならではの繋がりにも、“ちゃんとしたパン屋“の可能性を感じるという。

「BLUE JAM」の「クロワッサン」(172円)。バターの香りが芳醇でサクサク。ベルギーチョコや明太子入りなどの派生パンも


「BLUE JAM」の「じゃがいもとチーズのもちもちぱん」(185円)。パンの半分以上の重量のチーズとジャガイモを練り込む。つまみとしてもいい


バゲットや田舎パンなどは、国産小麦の味の濃さ、甘味を出すために生地を少ししか混ぜないという杉窪流の独創的な製法を採用する。一方で、子供でも食べやすい、柔らかく口どけがいいパンも充実。発酵バターと牛乳をたっぷり使った食パンは、スペシャリテ(顔となるパン)。きめが細かく口の中でシュッと溶けるような理想の生地だ。定番、だけど素材選びと製法にこの店だけのこだわりを忍ばせる。そんな“質を極めた普通のパン“がここにはそろっている。

[BLUE JAM]福岡県福岡市早良区田村3-1-41 / 092-861-5888 / 8:00~18:00 / 無休

九州ウォーカー編集部

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