旭山動物園にいるエゾヒグマのとんこ、想像以上に登ります

2018年8月1日 15:00更新

北海道ウォーカー 出村聖子

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

日本にいる陸上哺乳類のなかでもっとも大きなエゾヒグマ。札幌の市街地にも出没することがある身近な動物ですが、旭山動物園ではそんなエゾヒグマのメス「とんこ」を飼育しています。

旭山動物園/もうじゅう館で展示されているエゾヒグマの「とんこ」
(C)旭川市旭山動物園

全ての画像を見る(9件)

エゾヒグマというと「とにかく巨大で恐い」なんてイメージがあるかと思いますが、実は木登りが得意。「とんこ」も、目の前で柵をぐんぐん登るさまを見せてくれます!

旭山動物園/柵を登るエゾヒグマのとんこ(C)旭川市旭山動物園

このようすが見られるのは、飼育スタッフが動物の特徴を解説してくれる「なるほどガイド」。高い場所にエサを置くことで、柵をタテやヨコに移動できることや、爪の鋭さや頑丈さ、キバなども間近に見ることができるんです。

旭山動物園/柵にエサを置く飼育スタッフ(C)旭川市旭山動物園

旭山動物園/牛乳を飲んでいる「とんこ」。太いキバが間近で見られる(C)旭川市旭山動物園

人間のいる観察ゾーンからだと、3メートルほどの高さまで登るという「とんこ」。あの巨体で木登りまで出来るなら、遭遇したとき一体どうやって逃げればいいんだ……と呆然としますが、ヒグマも体重が重くなると木には登りづらくなるようで、以前いた「くまぞう」というオスのクマは250kgほどもあり、足腰も弱かったそうで柵には登らなかったとのこと。ちなみに、現在「とんこ」の体重は150kgほどのようですよ。このくらいの体重なら木には登れるんですね。

旭山動物園/エゾヒグマの長く鋭い頑丈な爪(C)旭川市旭山動物園

また、エゾヒグマは特に嗅覚が発達していて、数キロ先の風上の臭いを判別することもできるのだとか。また、「片手で物を握る」ということはできませんが、腕で抱えたり、手のひらを使って引っ掛けたりするほか、長くて頑丈な爪で穴を掘ったり、樹皮をはいだりするそう。

旭山動物園/人間でいう親指の下の膨らみで物を押さえている様子(C)旭川市旭山動物園

柵を登るようすを見られるガイドには結構人だかりができるので、柵のすぐ前ではなく、少し離れた小高いスペースから観察するのもオススメですよ。「エゾヒグマ観察エリア」という看板の矢印に沿ってガイドを待ちましょう。

旭山動物園/エゾヒグマ観察エリアの看板

旭山動物園/エゾヒグマの放飼場、向かい側の少し小高い場所にある

ヒグマの木登り、迫力あるキバ&爪など、森のなかでは遭遇したくないそのすごさをぜひ間近で観察してみくださいね!

旭山動物園/放飼場のプールにいる「とんこ」(C)旭川市旭山動物園

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)~11月3日(祝)  ■時間:夏期開園9:30~17:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

この記事の画像一覧(全9枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事

ページ上部へ戻る