ミュージカル『ゴースト』開幕! 浦井健治「客席も猛暑になるくらい熱くしていきたい」
東京ウォーカー(全国版)

ミュージカル『ゴースト』が8月5日、日比谷シアタークリエで開幕。これに先駆け、初日前会見&公開ゲネプロが行われ、会見にはメインキャストの浦井健治さん、咲妃みゆさん、秋元才加さん、平間壮一さん、森久美子さんが出席。
大ヒット映画『ゴースト/ニューヨークの幻』のミュージカル版となる本作。『ミス・サイゴン』などを手掛けた演出家、ダレン・ヤップがブロードウェイ版、ウエスト・エンド版とは一線を画した、日本オリジナル演出で愛の物語を描き出す。

会見では、まず浦井さんが「演出のダレンさんを筆頭に和気あいあいと日本版『ゴースト』をみんなで一から作っていったので大変でした。たくさんの方が愛してくれるようなミュージカルを目指して頑張ります」と初日を目前にした今の思いを。
「セットがかなり豪華で!ハートウォーミングで温かな人間愛が見どころ」と日本オリジナル演出という点でも自信を覗かせた。

そして、本作が宝塚を退団後初のミュージカルとなる咲妃さんは「初めてのことが詰まっていたので緊張も不安も大きかったけど、皆さんフランクな方で男性キャストにも身構えることなく、充実したお稽古期間でした」と初日までを振り返った。

また、咲妃さんとWキャストでヒロイン・モリーを演じる秋元さんも「歌にのせて感情を表現するというのは、不慣れな部分もあって苦労した点もあった」と稽古期間を振り返りコメント。「でも、もっと楽しくお客様にお届けできるようになるかもという楽しみもあります」とも語り、咲妃さんと笑顔を交わす一幕も。

「僕以外のキャラクターは愛せるキャラクター」と苦笑いをしていたのは平間さん。「台本にはカールの私生活や想いというのは、あまり描かれていないんですけど、やるしか無かったという状況を作って、そんなに悪い人じゃないという感じで作り上げました」と、演じる役どころについて。「何でカールはあんなことやったんだろうねって思ってもらったら、また別の観方が出来るかも」と、別の視点での楽しみ方も語っていた。
映画ではウーピー・ゴールドバーグが演じたインパクト大なオダ・メイを演じる森さんは、「この役を頂いたときは、やった!うれしかったです」と満面の笑み。また、本作にちなみ「ゴースト的なことを感じたことは?」という質問には、「怖くて話せない話があって」と前置きしながら車を運転しているときに左折をしたら、ロックしていたドアが全部開いたというエピソードを。「話せないって言ったのに、今喋っちゃった(笑)」と思わず浦井さんがツッコミを入れる姿もあり、揃って大笑い。

また、本作が初共演という4人。稽古場での印象的な出来事という話題には、浦井さんが「まず、Wモリーが誰よりも早く稽古場に入り、誰よりも遅くまで歌っていたというのが印象的でした。どこまでもまっすぐなふたりです。あとは、壮ちゃん(平間さん)とすごく仲良くなったというのが僕のなかで大きくて。すごくシンパシーを感じている」と語ると、平間さんも「そうそう!」と同意の声。

「一回カールで悩んでいたときがあって、本当に捨てられた小鹿みたいに座り込んでいたんです。そのときに隣で『イエイ!』って言いあったりして。そういうのがあるから、舞台上でもすんなり出来るねって」と続ける浦井さんでしたが、森さんから「小鹿って捨てられないよね。子犬じゃないのか!って思ったよね(笑)」というツッコミが。「あはは!そうでした。ありがとうございます!」と返す浦井さんには、再び笑いが起こっていた。

和やかなカンパニーの様子が垣間見られるなか、最後は浦井さんが「世界中で愛されている『ゴースト』という作品が日本版のミュージカルとして花開くことになりました。最後のシーンは稽古でも涙があふれてきてしまって。暑い、熱い夏にしていけたらと思います。客席も猛暑になるくらい熱くしていけたら!」と改めて意気込んで、会見を締めくくった。

ミュージカル『ゴースト』東京公演は日比谷シアタークリエにて8/31(金)まで上演。その後、大阪、福岡、愛知にて公演。
週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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