新館にE5系新幹線が!「鉄道博物館」の新たな見どころを総ざらい
東京ウォーカー(全国版)
鉄道博物館の新館が7月5日にオープン!3つのゾーンに分かれた新館は、体験展示も豊富で、より鉄道への理解が深まる仕掛けがいっぱい。本館の展示も音や映像の演出が加わってパワーアップした。子供も大人も夢中になること間違いナシ!鉄道に関する幅広い資料を展示するだけでなく、実物車両やシミュレータなどを通して、鉄道の歴史や奥深さを体験的に学習できる「鉄道博物館」を紹介しよう。
7月5日オープンの新館1階では、E5系新幹線(モックアップ)を展示。鉄道の仕事を体験できる1・2階の「仕事ステーション」、鉄道の未来をみんなで考える2階の「未来ステーション」、鉄道の歴史を豊富な資料で振り返る3階の「歴史ステーション」がオープンし、全3つのゾーンを楽しめる。さらに、4月には大迫力のパノラマシアターやAR装置など、本館の車両ステーションもリニューアル。新たな演出で進化した展示もお見逃しなく!

鉄道にまつわる仕事ってこんなに!「仕事ステーション」(新館1F/2F)
鉄道システムを支える鉄道の運行や車両整備などの仕事について、現場で使われている実際の道具や映像を交えて紹介。また運転士や車掌、設備のメンテナンスといったプロフェッショナルの技術についてスタッフが解説。列車への指令や点検作業などを、疑似体験できる。
“実物”が展示されていてプロの仕事ぶりがよくわかる!


「列車の運行」「鉄道車両」「設備」「駅・線路の建設」「駅のサービス」といった、鉄道にまつわる仕事を紹介するエリア。普段あまり間近で見ることの少ない、信号設備担当が使うこだわりの道具などが並ぶ。
模型と映像で一日の仕事をわかりやすく紹介

24時間途切れない鉄道システムの全容をコンパクトに表現。プロの働く様子が鉄道模型に合わせてマルチ映像で流され、わかりやすく紹介されている。
実際に動かしてみよう!運転士&車掌になれる!!


新館2階には、列車を運転できるシミュレータを設置。E5シミュレータ(有料)では、スクリーンに実際に東北新幹線を走行する映像が流れる。
【DATA】E5シミュレータ/料金500円。小学生以上。現地にて10:00から整理券配布(所要時間は約15分)。利用時間10:30〜17:30


在来線シミュレータは、1987年当時の山手線を走る「205シミュレータ」、制限速度を超えそうになると自動的にブレーキが作動する「ATS-P」を再現した「211シミュレータ」、最新のE233系電車の運転台を再現した「E233シミュレータ」など、時代や路線の異なる3種類から選べる。


車掌シミュレータでは、スクリーンに映るプラットホームの映像を見て安全の確認。発車ベルや、ドア開閉スイッチの操作にもチャレンジ!駅での乗降時に行う安全確認やドアの開閉操作、お客さまへのアナウンスといった基本的な車掌の仕事を、スタッフの指導のもとで体験できる。
【DATA】車掌シミュレータ/料金500円。小学生以上。現地にて10:00から整理券配布(所要時間は約15分)。利用時間10:30〜17:30
未来の鉄道ってこんなにすごい!「未来ステーション」(新館2F)
自分のアバター(分身)で未来の社会や鉄道に潜入して、未来がどうなっているのかショートストーリーで疑似体験。さらに実現してほしいアイデアを投稿したり、投稿されたアイデアの中から好きなものを選んだりして、みんなで一緒に未来の鉄道について考えよう!

アバターを作って展示を体験しよう!



入口でQRコード付きの未来チケットを手に取り、アバター製造機へ。端末にQRコードをかざして写真撮影しパーツを選んだら、自分のアバターが完成!アバターがスクリーンに流れるショートストーリーに登場だ。


未来の鉄道に期待するアイデアを絵や文章にして投稿する「アイデア投稿機」。投稿機のスクリーンにタッチペンで自分のアイデアをお絵描き。タイトルや文字も入力できる素晴らしいアイデアは「あなたならどっち?」に反映。実現してほしいアイデアを選んでいいねボタンを押そう!
昔の鉄道にタイムスリップしたみたい!「歴史ステーション」(新館3F)
日本の鉄道の歴史を、鉄道開業時から現代までの6つに区分し、それぞれの時代の社会背景や当時の鉄道技術、また鉄道が果たしていた役割を、社会展示・技術展示の2エリアで解説。豊富な実物資料や記録映像と共に振り返ることができる。
鉄道の歴史を6期に分けて紹介

導入では、鉄道開業以前の旅行や移動インフラの事情を展示。I期は、日本初の鉄道が開通した明治初期の制服や、 開通に貢献した外国人技師などを紹介。II期は、明治中ごろ以降に発展していった日本の鉄道を、旅行パンフレットや製図器具などから知ることができる。
III期は、昭和初期に陸上輸送の主役となった鉄道の、 トンネル技術や信号機などの展示が中心。IV期は、昭和中期に鉄道が生活に根付いていった様子を、当時の運賃表やATSなどの新技術と共に紹介。東海道新幹線が見どころ。V期は、昭和後期に起こった技術革新を、電子連動装置や東北・上越新幹線の開業といった側面から見ていく。VI期は、国鉄民営化以降の平成の姿を、JR発足時のポスターやSuicaなどから振り返る。



腕木式出発信号機や単灯形出発信号機、昭和中ごろから平成にかけて駅で使われていた金属製の乗車券箱、昭和40年代から本格的に登場し始めた、マスコンとブレーキレバーが一体となったワンハンドルマスコンなど、貴重な実物資料が展示されている。
ビューレストランとトレインテラスでひと休み(新館4F)


走る新幹線の姿を眺めながら食事を楽しめるビューレストランでは、鉄道にちなんだハチクマライス(880円)といったメニューを味わえる。また、晴れた日は、展望スペース・トレインテラスもおすすめだ。
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