洋菓子店の果実系も! 奥深き京都“かき氷”の世界
関西ウォーカー
夏はとにかくアツ〜イ京都。散策中に「氷始めました」の暖簾を見つけたら、思わずひと休みしちゃう人も多いのでは? 暑さにバテた体にとっての救世主・かき氷だが、京都には、老舗和菓子店や洋菓子店が手掛ける、ひと手間もふた手間もかけられた贅沢な一品がそろっている。
■まるで果実のマウンテン!「ル・ペール」(中京区河原町)
クラシック音楽が響く洋菓子店「ル・ペール」から登場する「ブルーベリーミルク」(750円)は、シロップに旬の生のブルーベリーがふんだんに使われ、とってもリッチ。程よい酸味とミルクの甘味と共に、果肉の触感が楽しめるかき氷だ。ほかにも、高級抹茶をふんだんに使用した「宇治金時」や、カシスソースにクリームをプラスした、まるでケーキのような「カシス&ミルク」もあり、いずれも味わい深いかき氷ばかりだ。
■やみつきになる香ばしさ!「中村藤吉本店」(宇治市)
創業150年の茶商による逸品は、お茶の香り豊かな「宇治きん氷『ほうじ茶』」(780円)。すっきりとした甘味のほうじ茶は、抹茶のようにコクが深すぎず、かと言って果実のソースのようには甘くない、幅色い年齢の人に人気がある味。不純物を取り除き、48時間かけて氷結させた氷屋さんの氷に、別添えのほうじ茶のミツをゆっくりと回しかければ、ほうじ茶の香りが口中に! このさっぱり感は、暑い夏に何度も食べたくなる一品だ。
■染付に盛られた名物!「茶ろんたわらや」(上京区寺之内)
創業1755年の和菓子店「俵屋吉富」の名物かき氷・「白玉黒糖金時」(945円)は、染付の器に盛られ風格すら漂う。沖縄産のあっさりとした黒糖を使ったミツと、淡い甘さの金時、白玉のきれいな発色が美しく、本格派の味わいと共に奥深い風味を生み出している。ほかにも「あん蜜」や「釜上げもち」など、年間を通じて人気のものや季節ものなどが多数揃うので、一休みしたいひとにはもってこいの名店だ。
ほかにも、清水寺参道にある「梅園 清水店」の「宇治金時白玉」(800円)や、河原町の「弥次喜多」の「白玉クリームミルク宇治金時」(1100円)、西陣の「いっぷく処 古の花」の「いちごミルク氷」(550円)など、人気の定番メニューで勝負する店は枚挙に暇がない。京都のかき氷は実に奥深いのだ。
うだるよう暑さの中でも、風情ある「夏の京都」には出かけたくなるもの。熱射病など暑さ対策としても、ひと味違う“京のかき氷”で一休みしてはいかが!? 【関西ウォーカー】
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