DJみそしるとMCごはん「おひとりさま」を“あの人”と語り合う<後編>
東京ウォーカー
前編で「おひとりさまって楽しいよね」と意気投合したDJみそしるとMCごはんと中村編集長。後編では「ひとりの時間の楽しみ方」を披露し合い、さらに、おひとりさまを楽しめることは自立の第一歩、という話題に。「真のおひとりさま」を名乗れる(?)、誰でもすぐにトライできそうな楽しい企画を“おみそはん”が熱烈プレゼン!
「誰かのため」も大切だけど、「自分のため」もすごく大切

中村:おみそはんは、クリスマス、バレンタイン、ハロウィンのような行事に参加しますか。私は『東京ウォーカー』を作っているのになんですが、参加しません(笑)。
おみそはん:私も基本的には参加しませんが、バレンタインの「友チョコ」は渡すことがあります。でも、自分用のチョコを買うほうが多いかな。
中村:ああ、それは私もそうです。その時期、お店に並ぶチョコの種類も増えているから、自分用に買いたくなりますよね。
おみそはん:日本にふだんは入っていないチョコがあったりして、見逃せません。デパートのおしゃれなお洋服屋さんは緊張して入れないですが、デパ地下はすごく居心地が良くて、デパートのハシゴをして、試食しながら、欲しいチョコを探すのが、とても楽しいです。
中村:料理される時はひとりのほうがいいんですか?料理って、誰かと一緒に作ったり、出来上がった料理をみんなで囲んだり、という楽しみ方もあると思うんですが、あえておひとりでやっていらっしゃるから、こだわりをお持ちなのかな、と思ったんですが。
おみそはん:『ジャスタジスイ』というアルバムがあるんですが、これは自分ひとりで暮らし、自分ひとりのための自炊をする、自立をテーマにした作品です。誰かのために作る料理はもちろん素敵。だけど、それ以前に、自分のためにおいしい料理を作ることが大事だと思うんです。自分ひとりだと適当になりがちで、食べることをおざなりにしてしまうことがあります。でも、食べたものが自分の身体になるのだし、自分だけを喜ばせる料理も大切です。
中村:なるほど、自炊は自立の第一歩。
おひとりさまレシピとおひとりさま外食

おみそはん:『おひとりさま専用Walker』にインスタントやレトルト食品に一工夫して見違えさせるレシピが載っていましたよね。すごく実用的で良かったです。
中村:ありがとうございます。普通のインスタントラーメンにいろんな具材を加えることでいろんな味になる。ひとり暮らしだと、インスタントやレトルトに頼る機会も多いと思いますが、そこにバリエーションを持たせられたら、一週間、飽きずにひとりで食事できるでしょうから。
おみそはん:メニューがマンネリになりがちですしね。無理に手の込んだ料理を作らなくても良いんですよ。レトルト食品にちょっと工夫すれば見違えるようにおいしくなるし、ランチョンマットをひき、好きな器に盛りつければ、さらにおいしく感じられるし、そんな自分ひとりのために料理するってかっこいいと思う。だから、おひとりさまの自炊を推奨したいです(笑)。あと、おひとりさまだと「材料余らせちゃう問題」があるのと、レシピはたいてい二人分以上で紹介されているので、ひとりで使い切る、ひとりのためのレシピがもっと増えたらいいですね。そういうのも、やりたいなあ。
中村:おみそはんは、ひとり外食はしますか?
おみそはん:します、します!
中村:ひとり外食したくなるお店の条件などありますか。たとえば、カウンターがあるかないか、とか。
おみそはん:カウンターも作っている方と近すぎることが緊張する場合もあります。だから、私はあえてカウンターよりも壁際の席に陣取ることも多いですね。カウンターに座る時は、気合を入れて座り、料理人さんにいろいろ質問します(笑)。
中村:おひとりさまが居心地の良い店かどうか、ドアをあけるまでわからないケースが多いですよね。そういう場合は、引き戸のお店だとちょこっと中の様子を見られるから良いですよ。
スマホを持たずに知らない街をひとりで探検したい

おみそはん:なるほど~、ためになりました。入ってみて「あ、違った」と思うこと、ありますもんね。なるべく、入る前に判断したいですが、うっかり入って「あ、違った」と感じた時は、申し訳ないですけれど、私は出ます(笑)。それで、そのお話に関連するんですが、私が『おひとりさま専用Walker』でやってみたいのは、「スマホを持たずにひとりで知らない街を楽しむ」という企画なんです!
中村:おお、なんだか面白そう。
おみそはん:それができたら、真のおひとりさまを名乗れると思いませんか?この前、東京の根津でやってみたんですよ。根津は雰囲気の良い街だから、自分の嗅覚でおいしい店を探り当てられそうだぞ、と。でも、なかなか難しい。失敗したくない、後悔したくない、とビビってしまい、結局、スマホで調べたお蕎麦屋さんに行きました。「かっこわるいなあ」と思って、自分に負けた気がした(笑)。だから、スマホの電源を切るか、そもそも持って行かずに、自分の嗅覚だけを頼りに街を楽しんでみたいんです。
中村:ひとり旅の延長として「最上級者はひとり旅をこうして楽しむ」という感じで紹介できそうです。知らない街なら、近場でもできる企画ですよね。行ってみたい街はありますか。
おみそはん:東十条、赤羽……池袋の先にある東京を私はあまり知らないので、歩いてみたいです。結局、スマホを持っているとSNSで知り合いとつながっているから、ひとり旅の意味が薄れるんじゃないかなあ、と思うので、スマホを持たずに街歩きするのが重要な気がします。学生時代は電車に乗っている間、本を読んで有意義な時間を過ごしていたのに、今はスマホでInstagramなどを見て、誰かとつながり続けていますよね。
中村:SNSはその先の誰かとつながってこそのものですが、読書はひとり静かにストーリーの世界観に浸れるから、時間が濃密に感じられるのかもしれませんね。
ひとりで過ごす時間を大切にできる人は、他人と過ごす時間も大切にできる
おみそはん:それから、「おひとりさまで行くバスツアー」も興味があります!
中村:バスツアーは今、盛り上がっていますので、『おひとりさま専用Walker』でもとりあげていますが、ただ行くだけではないプラスアルファがあるとうれしいです。
おみそはん:たとえばフルーツ狩りに行って、自分で収獲したフルーツを使ってお菓子を作る、というのはどうですか?
中村:それなら、おみそはんらしくて、とても面白そうです!
おみそはん:おひとりさまって最初は孤独に感じることもあるけれど、それを乗り越えるとフィーバーしませんか?
中村:視野と世界が広がりますよね。
おみそはん:ひとりでここまでできる、こんなこともできる、という自信につながる。
中村:ひとりで過ごす時間を大切にするからこそ、他人と過ごす時間も大切にするようにもなりますよね。
おみそはん:それも確かにそうですね!
中村:おみそはんはイメージ通りの方でした。ひとりで何かする、ということに対して芯があって、『おひとりさま専用Walker』と同じマインドを持っていらっしゃる印象があります。
おみそはん:うれしいです。中村さんはお仕事柄もあるでしょうが、とてもしっかりしている方、と感じました!まずはお近づきの印に、連絡先を交換させてもらえますか?
中村:もちろんです。これからぜひ、一緒におひとりさまの面白い企画をやりましょうね!

撮影/山本佳代子 取材・文/中沢明子
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