新メンバー加入でパワーアップしたコンドルズの福岡公演、迫る!
九州ウォーカー
学ランに身をくるみ、ロックな音楽にあわせて踊るダンスや、体を張ったパフォーマンス、緩さとキレが融合したコントなど、総勢、13人の男衆で魅せるライブが評判のコンドルズ。今年で10年目を迎える福岡公演にむけ、メンバーの勝山康晴氏が、その熱い想いをたっぷりと語ってくれた。
「今公演のチラシは、海外ツアーで行ったジャカルタの劇場の屋上で撮影したんですよ。赤道直下で、日差しが強かったから、みんな眩しそうにしてるでしょ? あれ、演技じゃないんです。もちろん、写真だって合成なんかじゃありません!」と、のっけから、かなりのハイテンション。
「写真の出来上がりをみて、タイトルがパッと浮かんだですよ。それぐらいインパクトのある空でした。だから、空にまつわるパフォーマンスは、なんかやるだろうなぁ。たとえば、空中浮遊とかね(笑)」
コンドルズのツアータイトルは、メンバーでワイワイ酒を飲みながら、あーだ、こーだ言いながら、30分以上盛り上がったら採用されるというが、今回もすんなり決まったようで…。
「普段の生活の中で、空を見上げることって、案外、少ないんですよね。ちょっと落ち込んだり、行き詰ったり、悩んだりした時に、人はふと天を仰ぐじゃないですか。きっと、空の先にある無限と触れ合いたいんだと思うんですよ。そして、自分の置かれている状況の小ささを認識する。だから、今回の作品は、観に来てくれたお客さんが、少しでも元気な気持ちになってくれたうれしいですね」
観客と一緒に成長してきた福岡公演での10年間。常に、初演を迎えるのは、この地だが、とても思い入れがあると話す勝山氏。
「舞台の初日は、とにかく120%ぐらい全部を入れ込むんです。で、お客さんの反応をみながら 2日目はガラっと変えちゃう。そして、最終的に2日目の夜の公演で完成させるわけ。ここで完成したものが全ツアーの基本になるんです。でも、決して未完成の内容を見せているわけじゃありません! 福岡のお客さんを信頼しているからこそできるんです。コンドルズのライブって、まさに、福岡のお客さんと一緒に作っているんです」
これは、これは、ファン冥利につきる、泣いて喜ぶうれしい言葉の数々。確かに、ステージを一度でも観たことのある人なら、会場の一体感ぶりは、語るにあらず。そのファンと一緒に作り続けてきたライブも10年目。節目となる今年、新しく挑戦することは、何か。
「僕がやっているバンドプロジェクトで、近々、新しいアルバムを出すので、その中から何曲か、今回のライブ用に使ってみようかと思っているんです。アルバムのできも、すごくいいしね。ついでに、CDの宣伝もできちゃうし(笑)。それと、子供向けのワークショップや、ヨガのワークショップをやったり、バンドのライブがあったりと、コンドルズのいろいろな面をお見せできるかと思います」
次の10年に向けて、さらに進化を続ける彼ら。「60歳になっても、ずっと一緒に応援してくれるファンがいてくれたら、うれしいな」の言葉通り、温かく見守りながら、ともに成長していきたいと思わせてくれる、ちょっぴりダサくて男気あふれるパフォーマンス集団。この夏、威勢のいいかけ声とともに、エネルギッシュな祭りが始まります。
【福岡ウォーカー/飯尾 賢】
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