和歌山へ漁師町の歴史とグルメを探しに!和歌山県加太のおすすめ日帰り電車旅

2018年8月22日 12:00更新

関西ウォーカー 関西ウォーカー編集部

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和歌山市の北西端、大阪との県境に位置し、古くから漁師町として発展してきた加太。そんな加太の周囲には、この時期ならではのにぎわいを見せる遠浅の加太海水浴場をはじめ、約2万体もの人形が奉納される淡嶋神社、高台からの絶景が広がる役行者堂、そしてリアルな軍事要塞跡が生々しく残る友ヶ島など、聞けば行ってみたくなるスポットが点在。暑さの厳しいこの季節、優しい波音を聞きながら、涼しげな海辺散歩を楽しんで。<※情報は関西ウォーカー(2018年8月10日発売号)より>

静かな波が漂う加太の海。沖へ向かって少し歩けば、小さな魚たちを見付けることも/加太海水浴場

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加太はこんな海街

【写真を見る】商業港として栄えた漁村/和歌山県加太

加太は、水陸交通の要所として知られ、古事記や日本書紀に神話の舞台として登場するほど長い歴史を持つ。また万葉集には、藻刈舟 沖こぎ来らし妹が島(友ヶ島)潟見の浦(加太の浦)に鶴駆ける見ゆと、海と共に暮らす加太の風景が詠まれ、千年以上も前から美しい景勝地であったことがうかがい知れる。さらに修験道の開祖、役行者が訪れた場所としても有名で、数年前に修験道の行者による祈りの炎、採燈大護摩供が復活。毎年4月初旬には、山伏行列が奏でるホラ貝の音色が加太のまちに響き渡る。平坦な地形に民家が密集する人口約3000人の港町。

昔は淡路島や四国への渡海港として栄えたが、現在は友ヶ島への定期船のみ。加太名物の鯛をはじめ、スズキやキス、アオリイカなど魚種が豊富で、釣り人からの支持も厚い。また明治や大正からの古い家屋に細い路地がそこかしこに残り、ノスタルジックな雰囲気も感じることができる。

<9時30分>小嶋一商店

店主のこだわりから生まれた名物よもぎ餅(5個入600円)/小嶋一商店

小嶋一商店では、天然のヨモギともち米で作ったお餅と、甘さ控えめのあんが相性抜群のよもぎ餅が食べられる。もっちもちの柔らか食感とヨモギの香りに、つい手が伸びる。前日から仕込んだもち米を、翌朝蒸して店頭に並べるため、作り置きはなし。よって食べ歩きなどで、すぐに味わうのが正解!

「加太といえばよもぎ餅」と言われる日を目指す小嶋さん夫婦/小嶋一商店

イベント時には1日で数百個販売したことも。休暇村紀州加太など周辺の店での販売もあり。

■小嶋一商店<住所:和歌山県和歌山市加太425 電話:073-459-0336 時間:7:00~18:00 ※売切れ次第終了、配送不可 休み:不定休 アクセス:南海加太駅より徒歩15分>

<10時>淡嶋神社(あわしまじんじゃ)

地元では、あわしまさんとして親しまれている/淡嶋神社

淡嶋神社は、あまたの人形が並ぶ女性必訪の社。ご祭神は医療の神、少彦名命(すくなびこなのみこと)。縁結びや子授けなど“女性のための神様”として知られる。また市松人形に雛人形、招き猫などとてつもない数の人形が供養のため奉納される。加太巡りでは外せない名物スポット。

袋守り(800円、左)、ハート絵馬(500円、右)/淡嶋神社

立ち雛がデザインされた女性の健康を願う袋守り。ハート絵馬には願い事と名前を書いて、恋愛成就を祈ろう。

整然と並べられた約2万体もの人形たち/淡嶋神社

全国にある淡嶋神社の総本社。地元では、あわしまさんとして親しまれている。

■淡嶋神社<住所:和歌山県和歌山市加太 電話:073-459-0043 時間:9:00~17:00 休み:なし 料金:境内無料、宝物殿300円、子供200円(要予約) アクセス:南海加太駅より徒歩18分>

<11時>役行者堂(えんのぎょうじゃどう)

絶景の加太を一望/役行者堂

遠くは友ヶ島を望むことも。117段の階段を上った先にある、役行者堂の古いお堂には、飛鳥から奈良時代にかけて葛城修験道を開いたとされる開祖、役行者が祀られる。この高台から眺める加太の景観が素晴らしいため、絶景見たさにカメラ片手に上る人も多いそう。

修行の季節になれば、参拝に立ち寄る山伏の姿が見られる/役行者堂

長い階段が続くので、暑い日はちょっと休憩を入れながら。

■役行者堂<住所:和歌山県和歌山市加太242 電話:073-459-0003(加太観光協会) 時間:拝観自由 料金:無料 アクセス:南海加太駅より徒歩20分>

<12時>満幸商店Ⅱ

加太の名店、満幸商店の2号店が今年の6月に海沿いにオープン。女将、山下牧子さんによる新鮮魚介の和洋折衷メニューが海沿いで楽しめるとあって、週末ランチは行列不可避。11時のオープンなので、早めに訪れて。

名物しらす丼(税抜800円)/満幸商店Ⅱ

シラスの量は“のせられるだけ”だそう。

わさびスープ(税抜800円)/満幸商店Ⅱ

飲んだとたん鯛が口内に広がる絶品のわさびスープ。

うにトースト(税抜、1枚200円)/満幸商店Ⅱ

その日に捕れたウニを贅沢に使用。

明るい店内/満幸商店Ⅱ

2年の構想を経て誕生した2号店。加太港で漁師が捕った鯛中心のメニューがずらりと並ぶ。

テラス席もあり。ギブアップするまで出てくる食べ放題、飲み放題コースも。2日前までに予約を。

■満幸商店Ⅱ<住所:和歌山県和歌山市加太1323 電話:073-459-0328 時間:11:00~19:30(LO19:00) ※季節により変更あり。店のFacebookなどで事前確認を。 休み:不定休 席数:約50席 ※テラス席のみ タバコ:喫煙可 アクセス:南海加太駅より徒歩10分>

本店の陽気な接客にファン多数/満幸商店

淡嶋神社の境内には本店もあり!ここでの食事を目的に加太を訪れる人も。

■満幸商店<住所:和歌山県和歌山市加太118 電話:073-459-0328(2号店と同じ) 時間:9:00~16:00(LO15:00) ※季節により変更あり 休み:不定休 席数:40席 タバコ:喫煙可 アクセス:南海加太駅より徒歩18分>

<13時30分>加太海水浴場

のんびりした海を眺めて休息しよう/加太海水浴場

加太海水浴場は、穏やかな波と遠浅が安全と人気のファミリービーチ。週末ならビーチヨガや宝探しなどのイベントもあり。暑い日であればあるほど、静かな波が心地いいはず。天気がよければ、遠くの淡路島まで望むことができる。週末は宝探しやビーチヨガなどが開催される。HPでチェックを。

■加太海水浴場<住所:和歌山市加太 電話:073-459-0003(加太観光協会) アクセス:南海加太駅より徒歩15分>

<16時>加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯

7月7日にリニューアルオープンした老舗宿、加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯。贅沢な海幸料理や、美肌効果が期待できる絶景露天風呂、そして寄り添う接遇と自然と笑顔がこぼれる時間を演出してくれる。予約不要の日帰り入浴プランもあるのでぜひ利用を。

日が沈むころにはオレンジ色に染まる太平洋を望むことも/加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯

船を模した露天風呂。日中は青くまっすぐな水平線が望める。

リニューアルオープンしたバリアフリーの和洋室/加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯

創業から200余年の歴史を持つ名宿。目の前の漁港からは毎朝、鯛をはじめとする新鮮魚介が届く。

■加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯<住所:和歌山県和歌山市加太海岸通 電話:073-459-1151 時間:日帰り入浴11:00~14:30、15:00~19:00。チェックイン15:00~、チェックアウト~10:00 休み:なし 料金:1200円(フェイスタオル付き) アクセス:南海加太駅より徒歩18分>

時間があれば無人島探検も!

カメラを持って訪れたい場所/友ヶ島

加太港からフェリーで訪れる無人島、友ヶ島には旧日本軍の砲台や防備衛所の跡が生々しく残る。戦争遺跡と大自然があいまって、別世界のような雰囲気に。

■友ヶ島汽船<料金:2000円(往復)、子供1000円 休み:水曜 ※祝日の場合は運航、8月31日(金)まではなし アクセス:加太港より友ヶ島行9:00、10:00、11:00、13:00、15:00、16:00の計6便 ※10:00、15:00は8月31日(金)まで運航>

加太を巡るならコチラに注目!

地元ならではの情報を収集するなら、旅の始めに立ち寄りを/和歌山市加太観光協会

和歌山市加太観光協会は、加太について知り尽くした気さくなスタッフが常駐する案内所。観光や歴史はもちろん、食に宿、釣り情報などもこちらにおまかせ。

■和歌山市加太観光協会<住所:和歌山県和歌山市加太1067 電話:073-459-0003 時間:9:00〜17:00 休み:木曜、第2・4日曜 アクセス:南海加太駅より徒歩1分>

奇数月は、さち(写真左)、偶数月は、かい(写真右)/めでたいでんしゃ

めでたいでんしゃは、おめでたいと、愛でたいの意味を持つ南海電鉄、加太さかな線の鯛の観光列車。ピンクと水色の2タイプがあり、外観&内装がかわいいといっきに人気に。9月2日(日)まではSNSのキャンペーンも実施中。

■めでたいでんしゃ<休み:なし ※土日祝は固定ダイヤで運行、奇数月は、さち(写真左)、偶数月は、かい(写真右)。その他はランダム運行。南海紀ノ川駅~加太駅間、片道約25分>

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