「ジョジョ」30年の歴史がここに!「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の見どころ紹介

東京ウォーカー(全国版)

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「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」が8月24日(金)から東京・六本木の国立新美術館でいよいよ開催。荒木飛呂彦の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』の貴重な原画や資料が集結する本展の見どころを、内覧会に足を運んだ編集部がリポート!

12枚の“等身大”巨大原画「裏切り者は常にいる」


本展のために描き下ろされた大型原画「裏切り者は常にいる」(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


全8部の展示エリアで構成されている本展。とりわけ注目なのが、荒木飛呂彦が本展のために描き下ろした完全新作の大型原画「裏切り者は常にいる」だ。全12枚からなる高さ2mのこの原画には、「ジョジョ」各部のキャラクターが等身大で描かれ、キャラクターと来場者とが同じ世界にいるかのような存在感を演出している。

撮影可能!「JOJO Road」


「JOJO Road」の大型グラフィックは来場者の撮影が可能(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


各エリアを繋ぐ通路の壁面に展示される大型グラフィック「JOJO Road」では、来場者による撮影が可能(自撮り棒・三脚等の使用や、フラッシュを使用しての撮影はNG)。2012年のジョジョ展に登場した「日本八景」や2017年の仙台ジョジョ展の描きおろしキービジュアル、そして今回の東京会場公式ビジュアルなどが連続展示されている。

ファン必見の原画は約280枚


スタンドやスタンド使いがひかれ合うことをテーマにしたカラー原画を展示(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


約200点の展示物と約280枚の原画が一堂に会する本展。名シーンのモノクロ原画や美麗なカラー原画を間近で見られるのはもちろん、各展示エリアごとに異なる展示テーマに注目だ。「スタンド使いはひかれ合う」エリアでは第8部『ジョジョリオン』18巻までに登場する150体以上のスタンドとスタンド使いにフィーチャー。スペースの奥にはスタンドやスタンド使いがひかれ合うことをテーマにしたカラー原画を展示している。また「ハイ・ヴォルテージ」エリアでは対決シーンに焦点を置き、第1部から第7部までのクライマックスシーンの原画を連続展示しているなど、多面的な魅力を持つ「ジョジョ」ならではの構成を楽しめる。

ジョジョの世界観を引き立てる空間デザイン


『ジョジョ』の世界観を取り込んだ空間演出(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


展示物だけではなく、展示空間そのものの演出もポイント。「宿命の星 因縁の血」エリアでは、各部の主人公とライバルの原画が向き合うような構成となっており、天井から垂れ下がる白と黒のバナーには作品の象徴的な名言が記されている。「色使い」「ポージング」「構図」「グラフィック」「ファッション」といった観点から原画を選出した「JOJO's Design」では、壁面や床面の鮮やかなカラーリングが原画の魅力をより一層引き立たせている。

気鋭の“JOJO派”アーティストとのコラボレーション


「ジョジョ」の表現方法と自身の彫刻観を結び付けたコラボアート「Morph(モルフ)」(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 (C)Motohiko Odani,Courtesy of YAMAMOTO GENDAI


本展では、彫刻、ファッション、映像の第一線で活躍するアーティストが「JOJO」をテーマにしたコラボレーション作品を展示。「ジョジョ」ならではの切る、溶かす、歪む、穴があくといった表現方法を取り込んだ彫刻、「ジョジョ」に描かれている身体性や色彩感覚を三次元の服に落とし込んだインスタレーション展示、作品のキーである“スタンド”と“波紋”を再解釈したフルCGの映像展示、3組のアーティストが手がけた各作品から「ジョジョ」のエッセンスを感じることができる。

荒木飛呂彦の創作術「ジョジョリロン」


【写真を見る】ラフスケッチやネーム原稿を出力紙と比較した展示(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


展示エリアを締めくくるのは、現在連載中の第8部「ジョジョリオン」ならぬ「ジョジョリロン」。このエリアでは、荒木飛呂彦の創作ノウハウをまとめた壁面展示をはじめ、キャラクターの「身上調査書」や、ラフスケッチやネーム原稿を出力紙と比較した展示などが登場。また、大型原画の作業工程を荒木飛呂彦のインタビューとともに振り返るメイキング映像も公開される。完成された原画と合わせてチェックしたい。

展覧会特設ショップではオリジナルグッズが多数販売される(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


このほか、荒木飛呂彦本人が各展示を解説する音声ガイド(550円)の貸し出しや、展覧会特設ショップで販売されるオリジナルグッズなど、ファンにはたまらない要素が目白押し。『ジョジョの奇妙な冒険』30年の歩みを体感できる集大成のイベントだ!

国分洋平

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