甲冑パンツも!男性下着の頂点「包帯パンツ」の実力
東京ウォーカー
デザイン性にこだわった“魅せるパンツ”ブームや男性用ブラの登場など、ことしは例年にないにぎわいを見せているメンズアンダーウェア業界。一時的なブームとの見方もあったが、各メーカーから新商品が発売されるなど、男子下着の人気はとまらない。そんななか、多くの男性を虜にし圧倒的な人気を博している下着がある。その名も「志道」(しどう)、“包帯パンツ”だ。
アパレル会社のログイン(東京都品川区)は、通常の包帯生地をベースに独自のソフト加工を施し、通気性と伸縮性に優れた新素材「BLESS BANDAGE」を開発。昨年、世界初の新素材男性下着として「志道」(3465円〜)を発売した。フィット感があるにもかかわらず、通気性が高くムレにくいのが特徴だ。JIS規格の検査では、従来のログイン製「綿・ポリウレタン混紡生地」と比べ、約7倍もの通気性が証明されたという。
昨年11月にユナイテッドアローズで、さらに今年1月には伊勢丹でも販売開始。一見順調に見えるが、意外にも船出は苦戦したらしい。しかし、閑古鳥が鳴いた冬から半年後の7月、伊勢丹のマンスリーベストセラー賞に輝く。「最初はウィークリーベストセラー賞を受賞して大喜びしてたんですが、気がつくと月間賞を受賞していました。口コミやネットの書き込みで広がったようです。芸能人の愛用者が増え、TVなどで発言してくれたのかもしれませんね」(代表取締役社長 野木志郎氏)。通気性がよくムレない機能性が夏の時期に重宝されたのだろう。発売開始から1週間は5、6枚しか売れなかった商品が、7月には伊勢丹だけで約2000枚売れたというから驚く。いまでは、下着は“「志道」しかはけない”という人も少なくないそうだ。
02年の日韓ワールドカップで稲本選手がゴールした瞬間を会場で観て、世界を舞台に活躍するアスリートにはいてもらえる下着を作ろうと決意した日から5年。いまでは、世界的アスリートや大御所芸能人がまとめて購入するという。「ひとつ目標を達成しましたが、まだまだです。一般男性はもちろん、12年のロンドン五輪、16年の五輪までには全アスリートにはいてもらうのが夢です」(同)。12/13(土)からは、09年春物として戦国武将の家紋やよろいかぶとをモチーフにした「甲冑パンツ」(9240円)を発売するなど、“包帯パンツ”の快進撃を緩めるつもりはない。
女性はクリスマスやバレンタインの男性へのギフトに贈ってみては? 病み付きになるフィット感とあなたが忘れられなくなる…かも。【東京ウォーカー/荒木紳輔】
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