ラスト5分で4000発!下町の華「足立の花火」観賞ガイド
東京ウォーカー
打ち上げ数が約1万2000発と、都内屈指の規模を誇る「足立の花火」が7月29日(木)に開催される。この規模としては珍しい平日開催だが、北千住周辺は地元に根ざした名物居酒屋などの店舗も多く、仕事帰りに“下町夕涼み”をするには最高の大会だ。早速、今年の見どころと、立ち寄りたい地元の名店を紹介しよう。
まずはメインの花火大会について。今年は「〜大好きなあなたへ『音と光のプレゼント』〜」をテーマに、全4幕構成で行われる。毎年恒例の音楽花火は第3・4幕。同じく恒例の、約300mにも渡るナイアガラも必見だ。
終盤には5分間に約4000発が打ち上げられる、「大スターマイン」も登場。間近で打ち上がる大迫力の花火が夜空を埋め尽くし、興奮は最高潮に達するはず。
「近場で、ゆったり観賞がしたいならオススメの大会です。メイン会場の北千住はさすがに混んでますが、荒川を挟んだ反対側に行けば、土手に座って見ることもできますよ」とは花火鑑賞士の鈴木侑子さん。「小玉ですが、ラスト5分で4000発を一気に打ち上げるプログラムもあるので、花火も十分楽しめます」(鈴木さん)というように、プロもお墨付きの大会なのだ。
花火の観覧場所は荒川の北と南の河川敷。北側河川敷は観覧エリアも広く、千住新橋〜西新井橋間の河川敷を散歩しながら花火を見るのに適している。南側に比べて打ち上げ場所からやや離れているが、ナイアガラなど全体を見渡すことができるのが魅力。西新井橋方面がよりすいているが、花火の煙も流れやすいので注意して。
もう一つが、花火の打ち上げ場所でもある南側河川敷。千住新橋西側はほぼ真上に花火が上がり、大迫力なのだが、混雑は必至。そこでオススメしたいのが、比較的すいている橋の東側。ナイアガラは見えないが、打ち上げ花火は迫ってくるかのような迫力を感じられる。
さらにこの大会の大きな魅力の一つとして、下町の名物店の存在も欠かせない。行き帰りに立ち寄って、花火用におやつを用意したり、大会後に一杯楽しめる、魅力的な店がそろっているのだ。
大会前にぜひ寄っておきたいのが、「千住といえばココ」という存在である「かどやの槍かけ団子」。名物の槍かけだんごは、売る直前に炭で焼き、ザラメ糖のあんやタレを絡めたもので、モチモチの食感と上品な甘さが特徴だ。当日は、あんとタレの2種類が入った5本入りのセット(450円)での販売。15:00ごろから売切れまでの営業となる。
「ABS卸売センター足立店」もおもしろい。小売価格の2〜5割引きで購入できるディスカウントスーパーで、菓子類やドリンクなど花火のお伴はここで購入しておきたい。
花火後に一杯飲むなら「居酒屋こんちゃん」。地元で人気の居酒屋で、名物のホルモン鍋をはじめ、旬に応じて仕入れを替える魚介など素材の味を生かした料理がそろう。特にホルモン鍋(大、850円)は、細切りのホルモンを特製の味付けで煮込んだ、夏でも人気の商品だ。
もう一店は、60年以上続く老舗「千住の永見」。看板メニューの千寿揚げ(470円)はふんわりした魚のすり身にタマネギがたっぷり。当日は営業時間を延長し、23時(ラストオーダー22時30分)まで楽しめる。
平日に開催される下町の花火大会で、いつもと違う特別な“仕事帰り”を楽しんでみては? 【東京ウォーカー】
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