舞台「NINJA ZONE」出演！巴奎依さん(A応P)にインタビュー

初めて殺陣に挑戦するのでワクワクしています

　9/5㊌から東京・六行会ホールで上演される舞台「NINJA ZONE」。未来でも過去でもない時代での架空都市を舞台にした作品で、アクションシーンも満載。A応Pのメンバーとして活躍中の巴奎依さんは、この作品の中でも、5人の美女によるグループ「BLASTING GIRLS」(以下、BG)のメンバー、純役で登場する。

「舞台に出演するのは久しぶりです。今回の作品では殺陣があるというのを最初に聞いていたのですが、殺陣は初挑戦なのでワクワクしています。新しいことに挑戦するのって楽しいですよね。新しいことといえば、くノ一役も初めてです。BGの一人だということは知らされていましたが、最初はどのキャラクターを自分が演じるのか決まっていませんでした。キャラクターリストを見てみると、『青色担当のお姉さんキャラ』とか『緑担当の女性らしいキャラ』とか『オレンジ担当はかっこよくて戦闘能力が高い』とか、そういう説明が書かれていました。『私が演じることができそうなキャラが全然いない』と不安になりましたが、『このグループの末っ子で甘えん坊。癒し担当でおじさんキラー』みたいなことが書かれていたキャラを見つけて、『この中のキャラだったら、多分これかな』って。実際に、その純という役に決まりました。同じBGのメンバーを演じる小林れいちゃんは以前に何度かお会いしたことがありますが、ほかの方は初めての方ばかりです。でも、年齢が近い共演者が多いというのはうれしいですね。私は15歳くらいからこのお仕事をしているので、これまでは現場で最年少ということも多かったのですが、今22歳で、BGの中でも真ん中くらいです。最年少じゃない現場というのも新鮮な気持ちがします」

　巴さんから見た「純」の人物像は？

「最初のキャラクターリストに書かれていたとおり、甘えん坊の妹キャラだと思いました。(取材をした時には)まだ台本を半分くらいまでしかいただいていないので、おじさんキラーという部分がどこで発揮されるのか私も楽しみにしています(笑)。衣装はゴスロリっぽい雰囲気でかわいいなと思いました」

　セリフの覚え方を聞いてみると。

「何度も繰り返し台本を読んで、ある程度内容が頭に入ったら、言葉のニュアンスが違っていてもいいので声に出してみるというやり方で覚えています。昔の言葉遣いなど、使い慣れない言葉も多くて、結構覚えるのが大変です」

　久しぶりの舞台にどんな心境で臨むのかを聞いてみると。

「舞台はアドリブがあるのがおもしろいなと思います。私自身は経験値がないので、アドリブを入れられる技量はありませんが、共演者の皆さんは経験値が高いので、周りの方の演技を見ながら、本番では私自身も挑戦していきたいなって。そういう挑戦が純と私自身の成長につながればいいなと思っています」

　読者に向けて、本作の見どころも教えてもらった。

「すごく私自身に近いキャラクターなので、ファンの方も見やすいと思います。でもやっぱり、お芝居ですから、純と巴奎依と、どこかで差別化できればいいなと考えています。作品の中では、巴奎依ではなく、できるだけ純のかわいらしさを出していきたいですね」

舞台「NINJA ZONE」9/5㊌～9㊐上演

どこか遠くでも近くでもない、未来でも過去でもない架空の街「華舞綺TOWN(カブキタウン)」が物語の舞台。そこは治安という概念が崩壊した街で、さまざまな犯罪者たちが集まり、潜んでいる。巨大な悪組織・徳川組が街を仕切っているが、竜宮館(DRAGON INN)の中で、BG(ビージー)と呼ばれる5人の美女たちによるグループ「BLASTING GIRLS」のパフォーマンスが人々に夢と勇気を与えていた。9/5㊌〜9㊐の期間、東京・六行会ホールで上演される。

STAFF＆CAST　監督＝坂本浩一　脚本・演出＝石山英憲(シアトル劇団子)　出演＝宮原華音、原嶋元久、磯野大、佐藤友咲、坂本康太、朝日奈寛、春川芽生、巴奎依(A応P)、小林れい(夢みるアドレセンス)、竹内舞(グルービー)、勝也、青木一馬、桝田幸希、斉藤範子、高橋明日香、大島翠、大山将司、キャッチャー中澤、高草木淳一、榎本遥菜、師富永奈、坪井ミサト、俊藤光利、八神蓮

撮影＝石塚雅人　取材・文＝田中隆信　編集協力＝千葉由知(ribelo visualworks)

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一