モスバーガーが兵庫県加古川市のご当地グルメ「かつめし」をバーガーに。これはもう食べるしかない!
関西ウォーカー
1972年にオープンした日本生まれのハンバーガーチェーン、モスバーガー。味噌と醤油を使ったテリヤキバーガーや米を使ったモスライスバーガーなどユニークな人気商品を送りだしている。
同店で注目度の高いのが各地の名物グルメを取り入れた商品だ。2002年、和歌山県の柚子を使った「ゆずドリンク」を皮切りに、「日本各地に根付いたおいしいものをハンバーガーにして届けたい」との思いのもと、ご当地グルメをバーガーに仕立てるなどさまざまな試みを行っている。
2015年からは店舗スタッフから地元の名物をキーワードにアイデアを募集し、商品化するキャンペーンを展開。4回目の今回は「バンズを使用した商品」を条件に募集、全国から2650件以上のアイデアが寄せられた中から、兵庫県加古川市のご当地グルメ「かつめし」を再現した「兵庫・加古川 デミグラ牛カツバーガー」(410円)が商品化された。

「かつめし」は、洋皿に盛ったご飯に牛カツをのせ、デミグラス系のソースをかけて茹でたキャベツを添えた加古川市の名物。今回の商品はこれをイメージし、バンズに牛カツとキャベツの千切りをのせ、濃厚なデミグラスソースとたっぷりとかけたもの。

ソースはデミグラスソースに中濃ソースやウスターソース、トマトケチャップなど5種類のソースをベースに、フルーツチャツネやリンゴペーストなどをプラスしたものだが、開発時にはこのソースの再現に苦労したそう。隠し味に濃口しょうゆや赤ワインを加えて日本人になじみやすい味にしたのもポイントの一つ。トッピングしたアメリカンマスタードがアクセントになっている。

ビフカツは脂身が少なく、赤身の多い部位を合わせた成形肉。程よい厚みがあり、ボリューム感も十分だ。細かめのパン粉を使った衣はサクサクした歯触りで、食感のよさも魅力の一つ。デミグラスソースは濃厚でかなり主張が強いが、存在感のある牛カツやキャベツの千切りと合わせるとお互いの味わいを引き立て合う。バンズも合わせるとなかなかの食べ応えで、満足度も高い。

本商品を考案した「モスバーガー兵庫支部」からは以下のようなコメントが届いている。「小さなころから当たり前のように食べていた『加古川かつめし』が、全国的にはあまり知られていなかったこともあり、このおいしさを多くの方に広めたいとアイデアを応募しました。牛カツが柔らかく、オリジナルのデミグラスソースと相性抜群。ぜひ全国の方に楽しんでもらえれば」
「兵庫・加古川 デミグラ牛カツバーガー」は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県のモスバーガー168店舗で9月7日(金)から先行販売、9月13日(木)から全国で発売する。

同じく9月13日(木)からはやはり全国からアイデアを募集した「静岡・駿河湾水揚げ 桜えびコロッケバーガー」(430円)も販売。こちらは駿河湾の由比港、大井川港のみで水揚げされるサクラエビを生からボイルし、コロッケに使ったご当地バーガー。

トッピングされたえびクリーミーソースと一緒に食べると、えびの香りが口いっぱいに広がる。コロッケは牛カツバーガーよりもザクザクした食感。ジャガイモに混ぜ込んだサクラエビも食感を感じられるぐらいの存在感。ボリューミーで1個でも十分な満腹感を得られる。
鳴川和代
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