矢島舞美「精神も体力もすり減るくらい、熱い魂のぶつかり合いが展開します」

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矢島舞美さんの初主演舞台「LADY OUT LAW!」が9月14日(金)からスタート!


舞台「LADY OUT LAW!」で主演を務める矢島舞美さん


 昨年6月に解散したアイドルグループ「°C-ute」のメンバーで、現在は女優として活躍する矢島舞美さん。9月14日(金)から始まる舞台「LADY OUT LAW!」では主演に抜擢され、ハードなアクションにも挑戦する。初日まであとわずか。この作品への思いや現在の心境、見どころなどを語ってもらった。

【写真を見る】「映画化もされた『あずみ』のような戦う女性が好きで、そういう役を演じてみたいと以前から思っていました」


―舞台「LADY OUT LAW!」で主演を務められますが、この作品への出演が決まった時の気持ちから聞かせてください。

「映画化もされた『あずみ』のような戦う女性が好きで、そういう役を演じてみたいと以前から思っていました。この『LADY OUT LAW!』で演じる主人公も、いろんなものを背負って一人で戦ってきた女性なので、私が演じることが決まった時、すごくうれしかったです」

「台本を読みながら『もし自分がこういう世界に入り込んだら』というふうにイメージを膨らませていきました」


―どういうふうに役作りをされているのか教えてください。

「生き抜くために戦うという状況は、普通に生きていたらなかなか遭遇することがないと思うんです。私が生きている現実の世界とは全然違う世界なので、台本を読みながら『もし自分がこういう世界に入り込んだら』というふうにイメージを膨らませていきました。この世界に生まれて、どんなふうにこれまで生きてきたのか。体の半分が機械ということもありますし、いろんな想像をしました」

「最初に台本を読んで響いたのは、『本当の自由、本当の正義って何だろう?』ということでした」


―台本を読んで感じた印象や、物語の中に込められたテーマはどういうものだと思いましたか?

「最初に台本を読んで響いたのは、『本当の自由、本当の正義って何だろう?』ということでした。自分の中では正義だと思っていることも、他のだれかにとっては正義ではないかもしれないし、もしかしたら悪かもしれない。たとえ自分に悪気がなくても、受け取り方によってはそう思われるかもしれない。視点を変えると物事が違って見えるんだということを改めて感じましたね。他にも、生きるためには何かを犠牲にしなければいけないとか、そういう大きなテーマがいくつかあって、心にグサグサと刺さりました。どうしても掴みたいものがあるのなら、這い上がってもで勝ち取らなきゃいけないんだなって、見習いたいところもたくさんありました。平凡に生きてちゃいけないなって」

「役から学ぶことは、この作品に限らず、本当にたくさんあります」


―かなり役柄に入り込んでいるようですね。

「はい(笑)。役から学ぶことは、この作品に限らず、本当にたくさんあります」

―“映像宇宙アクション”という舞台になっていますが、この世界観を実際の舞台でどのように表現されるのか、気になります。

「会場の『品川プリンス クラブeX』は円形ステージなんです。普通のステージと違って、どこからも見られている環境は気が抜けないというのはもちろんですが、演じる側も観る側もイメージを広げやすいんじゃないかなと思います。それと、稽古ではまだですが、本番では映像も駆使して会場が宇宙空間になる予定なので、どんなふうになるのか私もすごく楽しみにしています」

「アクションや殺陣をやりたかったので、稽古が楽しいです」


―アクションに関してはどうですか?

「アクションや殺陣をやりたかったので、稽古が楽しいです。でも、これまでやっていたダンスのクセがなかなか抜けなくて、最初はうまくできませんでした。殺陣での回転は重心を低くしなければいけないのですが、どうしてもダンスっぽくピョンピョン跳ねる感じになってしまって。本番までもうすぐなんですが、まだまだ課題がたくさんあります」

「かなり過酷な男子メニューを一緒にやっています」


―殺陣やアクションは相手の動きと合わせる難しさもありますし。

「そうなんです。刀を持っている時、刀に気が行ってしまって、回転したら他の方に鞘がぶつかりそうになったこともありました。細心の注意を払わないとケガをしてしまいますので、集中して稽古に臨んでいます」

―体力も必要ですし。

「はい。女子は私と日比(美思)ちゃんくらいで、他のキャストは男性なので、ストレッチ、筋トレから始まるんですけど、かなり過酷な男子メニューを一緒にやっています。すぐに汗だくですよ(笑)。でも、そういう中でも男性陣はちゃんと笑いを入れてくれるので、気持ち的にはリラックスしてできています」

「女性二人の立ち回りというのも、この作品の見どころになると思っています」


―日比さんの名前が出てきましたが、日比さんは保安官の妹で、矢島さんが演じる主人公と戦うシーンもあるとか。

「はい。男性陣の殺陣やアクションも迫力があって見ごたえがありますが、私と日比ちゃんの女性同士のぶつかり合いも結構あります。女性二人の立ち回りというのも、この作品の見どころになると思っています。日比ちゃんが演じる役には兄(保安官)がいて、私が演じる主人公も生き別れの兄を探しているので、対立していても似ている部分があって重ねて見てしまうところがあるので、いろんな見方で楽しんでもらえると思います」

―舞台は生ものなので、いい意味で緊張感もあると思いますが。

「そうですね。でも、私はテレビのバラエティ番組に出演する時の方が緊張します(笑)。舞台はみんなで作ってきたものを本番で見せるもの。仲間がいるのは心強いですから。今はまだ稽古期間中ですが、これからさらに結束力を高めて、初日を迎えるころには自信をもってステージに立てるように頑張ります!」

舞台「LADY OUT LAW!」は、9月14日(金)〜24日(祝)まで上演


ー9月14日、初日までもうすぐですね。

「はい。精神も体力もすり減るくらい、熱い魂のぶつかり合いが展開します。今はいい初日が迎えられられるように稽古をしていますが、そこがゴールではないので千秋楽まで常に成長していけたらいいなと思っています」

撮影=西山輝彦 取材・文=田中隆信

■舞台「LADY OUT LAW!」

矢島舞美が主演を務める、円形ステージで繰り広げられる映像宇宙アクション。第三次世界大戦により荒地と化した地球を捨てた人類は、皮肉にもその危機から脱するために条約のもと、共同で宇宙開発を行う国連を立ち上げ、広大な宇宙ステーションを築き上げた。しかし、平和な時間は終わりを告げ、国境という名のステーションをいくつも乱立させた各国が、争うように宇宙事業を拡大していく…。

STAFF&CAST 作=池田純矢 演出=岡村俊一 出演=矢島舞美、味方良介、鈴木勝吾、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、日比美思、久保田創、神尾佑

公演期間:18年9月14日(金)〜24日(祝)

会場:品川プリンスホテル クラブeX

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一

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